
【ゲーム概要】
Vシネマや映画として展開されている「呪怨」シリーズの10周年を記念して制作された、主観視点の探索型アドベンチャー。プレイヤーは佐伯邸に引っ越してきた一家の一人ずつをチャプターごとに操作し、懐中電灯に見立てたWiiリモコン片手に、数多くの惨劇の舞台となった佐伯邸などを探検する。原作映画の監督である清水崇氏が、恐怖アドバイザーとして参加している。
編集部ひとことレビュー
この世ならざる存在が住まう建物を探索する、現代が舞台のアドベンチャーゲーム。
周囲は薄暗く、懐中電灯で前方を照らしながら進むことになるが、このシチュエーションが恐怖を盛り上げる最良のスパイスになっている。
本作では基本的に、懐中電灯で照らし出された部分しか視認できない。
また、扉の位置やアイテムの置き場所を探るべく、いろいろな方向に光を当てなければならない。
つまり、いつどこから迫ってくるのかわからない恐怖に怯え、それに伴う視線変更そのものに怯えさせられるのだ。
さらに、この懐中電灯は制限時間の決める役割も兼ねており、電池が切れるとゲームオーバー。
タイムアップとのせめぎ合いも強いられるため、恐怖に対する心の準備を整える余裕がなくなる。
言わば、誰かに背中を押されながらお化け屋敷をひたすらさまよう……そんな状況下で血みどろの幽霊と鉢合わせたりするわけだ。
“不意打ち”型の恐怖が立て続けに味わえる本作。
このタイプのホラーが好物という人は、ぜひ室内を暗くして“難度”を上げてからプレイに興じてほしい。
そして、照明全開の部屋で、盛大な叫び声を上げた筆者の仇を取ってほしい。
(動画投稿:キリンさん)
恐怖体感 呪怨
発売年月日 | 開発元/発売元 | プラットフォーム |
---|---|---|
2009年7月30日 | フィールプラス/AQインタラクティブ | Wii |
特記事項 | ||
なし |
(C)東映ビデオ/「呪怨」制作委員会/「呪怨2」制作委員会 (C)2009 AQ INTERRACTIVE INC.