
【ゲーム概要】
24年前に消息を絶った豪華客船に閉じ込められた主人公が、脱出を図る一人称視点のアドベンチャー。船内をさまよう死者たちに干渉することで、彼らを未練から解放し、物語を進めていくというホラーベースのテイストながら、さまざまな人間模様やその彼ら(=死者)が醸す物悲しさなどが強く味わえる。続編に、洋館を舞台にした『エコーナイト#2 眠りの支配者』(1999年)や、近未来の宇宙ステーションが舞台の『ネビュラ エコーナイト』(2004年)がある。
編集部ひとことレビュー
フロムソフトウェアから発売されたホラーアドベンチャーゲームですね。『KING’S FIELD』や『ARMORED CORE』などを送り出した玄人受けするメーカーだけあって、本作も全編3Dで作られた力作で、特に謎解きはやりごたえのあるものでした。
ただ、ホラーではあるものの、敵と戦ったり逃げ回ったりするわけではなく、黙々と霊を解放することで進行していくゲームシステムは、わりと地味な印象かも?
それゆえに、“恐怖”より“もの悲しさ”を感じさせる作品でもありました。
ゲーム中は、足音やドアの開閉音、波の音などの効果音が入るほかは、要所をのぞきBGMなし。
これも、せっかく登場人物全員がフルボイスでしゃべるのに、全編を地味に感じさせる要因なのですが、それによって、重要なポイントで入るBGMの効果が高められています。
夜中に部屋を真っ暗にして、独りでプレイすると楽しめるのかも。
クリア条件で変わるマルチエンディングも楽しめるなど、アドベンチャーゲームとしてはなかなかのボリュームですので、機会があればぜひどうぞ。
(動画投稿:おしり さん)
エコーナイト
発売年月日 | 開発元/発売元 | プラットフォーム |
---|---|---|
1998年8月13日 | フロム・ソフトウェア | プレイステーション |
特記事項 | ||
ゲームアーカイブス(PlayStation Portable、PlayStation 3、PlayStation Vita、PlayStation Vita TV)あり |
(C)1998 From Software, Inc.