いま読まれている記事

「美少女たちの狂気に歪んだ表情を思い出すと、いまだに身震いする」『ひぐらしのなく頃に』【ホラゲレビュー百物語 】

article-thumbnail-hr-review094
画像はその日暮らしの僕がひぐらしのなく頃にをやる系でいく系part12より
画像はその日暮らしの僕がひぐらしのなく頃にをやる系でいく系part12より

【ゲーム概要】
 ときは昭和58年、とある地方の“雛見沢村”で起こった、不可解な連続怪死事件の謎に挑むサウンドノベルゲーム。『鬼隠し編』『綿流し編』『祟殺し編』『暇潰し編』の4部で構成された連作式のミステリーとなっており、各エピソードがコミックマーケットにて計4回に分け頒布された。ゲーム中に選択肢などはないが、エピソードごとに登場人物がまったく異なった行動をとり、それぞれ異なった展開を見せる。この4部がプレイヤーに謎を提示する「出題編」に当たり、すべての真相は2004年から2006年にかけて頒布された『ひぐらしのなく頃に解』にて明らかとなる。

編集部ひとことレビュー

 セミの鳴き声が聞こえ始めると、ふとプレイしたくなるのが本作。
 さまざまなメディアミックス展開で社会現象を巻き起こし、名前を聞いたことがある方も多いのでは?

 都会から離れた村・雛見沢に引っ越してきた主人公・前原圭一と、個性的で可愛らしいクラスメイト。美少女たちに囲まれて楽しい学園生活を送るかと思いきや、あることをきっかけに村で起こる不可思議な“連続怪死事件”の渦に飲み込まれていくことに……。

 “恐怖”と一口に言ってもさまざまですが、日常生活に近ければ近いほど、イメージが膨らみやすく、より怖さを感じるもの。
 生身の人間、それもとても身近な人間の“触れてはいけない闇”が浮き彫りになり、楽しかった日常が豹変してしまう主人公の状況は、まさに悪夢。
 グロテスクな表現もさることながら、美少女たちの狂気に歪んだ表情を思い出すと、いまだに身震いがします。

 メインシナリオ、スピンオフなども含めるとかなりのボリュームですが、全編を読み終えて、各シナリオの点と点が繋がった時の爽快感は格別。
 じっくり時間をかけて、物語の真実をぜひあなたの目で確かめてみてください。

(動画投稿:たろちん さん)

ひぐらしのなく頃に

発売年月日開発元/発売元プラットフォーム
2002年〜2004年07th ExpansionWindows
特記事項
デジマース・携帯遊戯版(2005年)、S!アプリ版(2006年)、iアプリ版(2006年)、EZアプリ(BREW)版(2007年)、PlayStation 2版(2007年※『ひぐらしのなく頃に祭』)、ニンテンドーDS版(2008〜10年※『ひぐらしのなく頃に絆』)、iOS版(2010年)、Android版(2011年)、PlayStation 3・PlayStation Vita版(2015年※『ひぐらしのなく頃に粋』)

 

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合がございます

新着記事

新着記事

ピックアップ

連載・特集一覧

カテゴリ

その他

若ゲのいたり

カテゴリーピックアップ