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完成度で見たら『維新』は『龍が如く0』よりも上? 龍スタ代表が語る「『龍が如く 維新!』は歴代シリーズの中でも突出した出来栄え」

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 発売を2月22日に控える『龍が如く 維新! 極』(以下、『維新 極』)。その体験会が2月4日・5日、ヨドバシカメラ マルチメディアAkibaにて体験会が行われた。

 体験会は感染症対策のため、整理券配布での案内。そのため、会場に人が群がるようなことはなかったのだが、自由に街を探索できる幕末漫遊モード(ナンバリング作品で言うところの、プレミアムアドベンチャーモード)が遊べるということで、見た目は静かだが「熱い」プレイが行われていた。実際、5時間待ちとなる日もあるなど、整理券自体が“プレミアム化”していたようだ。

『龍が如く 維新! 極』体験会場の様子

 また、龍が如くスタジオ代表、横山昌義氏も体験会場を訪れており、ファンとの交流を深めていた。体験会は2月11日に京都のエディオン京都四条河原町店でも行われるので、近場の方は足を運んでみるといいだろう。

ファンと交流する横山昌義氏

 会場にて、電ファミ取材班は横山氏から『維新 極』について話を聞くことができたので、その模様をお届けする。

龍が如くスタジオ代表、横山昌義氏

──多くのファンが集まった体験会でしたが、手応えはいかがですか?

横山氏:
 「体験会が時代に合っているか」と問われると、正直わからないですよね。じつは、『維新 極』は体験版の配信も予定していて……。とはいえ、『龍が如く』シリーズは今回のようなイベントをこれまでずっとやってきましたからね。コロナ禍での自粛期間が長かったこともあり、イベントに来たかったファンの方も多かったのかなと。おかげさまで熱量のある方たちが足を運んでくれて、本当にありがたいですね。

──先日の“『龍が如く』生キャバ嬢オーディション”の二次審査も盛り上がっていましたので、『龍が如く』シリーズ全体の注目度が増しているように感じます

横山氏:
 『龍が如く』シリーズの累計販売本数は、直近の発表で1,980万本(参考:SS通信)。2021年は1,700万本でしたから、この2年で280万本売れているんです。層が広がっている、という手応えはありますね。

──ちなみに、生キャバ嬢オーディションの最終審査に残る方の発表はこれからですよね?

横山氏:
 二次審査の結果は2月中に発表します。最終的な合格者の発表はまだ先になると思いますね。そういえば、二次審査にメディアの方々に取材に来ていただきましたが、メディア取材回のあとに、すごいメンバーが集まった回があったんですよ(笑)。キャラが濃くて、エピソードも強烈で。二次審査合格者の発表後に、また話をさせてください。

──(笑)。話を『維新 極』に戻しますが、発売日の2月22日は、9年前に発売されたオリジナル版と同じ日付となります。

横山氏:
 あまり気づかれていないのですが、通常セガのゲームの発売日は木曜日なんです。でも、『維新 極』は9年間と同じ2月22日に発売したいとウチの営業に相談して、水曜日発売とさせてもらいました。ただ、デジタルデラックスエディションにはアーリーアクセス権が特典にありますので、購入された方は4日前となる2月18日から遊べます。アーリーアクセスは『LOST JUDGMENT:裁かれざる記憶』でやりましたが、『龍が如く』シリーズでは初めてとなるので、どうなるのか楽しみではありますね。

──プレイステーション4版購入者が追加費用なくプレイステーション5版へアップグレードできることも『LOST JUDGMENT:裁かれざる記憶』に引き続きの対応ですが、こちらも『龍が如く』シリーズでは初となりますよね。

横山氏:
 はい、ハードで迷う心配はありませんので安心してください。

『龍が如く 維新! 極』ゲーム画面1

──PS5は最近入荷が増えていますから、PS5版を買われる方が多そうです。

横山氏:
 私のイメージですが、PS5版を買う人って、やっぱりゲームそのものが好きというか、予約をしてくださる方が多いのかなと。一方、PS4版を買う人は「発売日にお金があったら買う」という方も結構いるのではないかと思います。『龍が如く』シリーズで多いのは、発売日に買おうと思っていても、ちょっと飲み会があったり、ほかのものを買っちゃったりして、「けっきょく給料日のあとに買えばいいや」という人たちかなと(笑)。

──(笑)。発売を直前に控えて、手応え・反響はいかがですか?

横山氏:
 いや、すごいんですよ。『維新 極』は当初「欧米向けにリメイクとして出そう」という感覚で、キャスティングもやるつもりはなかったんです。でも途中で「日本で盛り上がってないのに海外で盛り上がるのか?」と考えるようになり……。これまでの『龍が如く』は日本が起点となって話題になり、海外に波及していったわけです。『龍が如く』は海外で独自ブランディングがまだまだできていませんし、オリジナル版の発売から9年が経過しているということを考えると、「日本国内の若い人が買ってくれるんじゃないか」と考えが変わったんですね。当時11歳だった藤井聡太竜王が、いまは20歳なわけですから(笑)。時代が流れるのはつねに早いものです。

『龍が如く 維新! 極』ゲーム画面2

──『龍が如く7』や『極』シリーズ、『LOST JUDGMENT』の評価の高さ、ゲームとしてのおもしろさが口コミで広がり、若い人を振り向かせていますよね。「『龍が如く』っておもしろいらしいよ」と広まっている印象があります。

横山氏:
 そうなんですよ。そこで若い人に向けてもう一度プロモーションをしっかりやろうと。なにか伝えられるツールがないかなと考え、歴代『龍が如く』作品に登場したキャラクターのオールスターキャスティングを行った結果、なんだかんだで日本でも盛り上がっている状況となっていますね。

 おかげさまで日本もアメリカも若いファン層が着実に増えています。時代性ということで言えば「配信で見て知った」という声も多く、配信をしてくれている人たちの力も大きい。もちろん、「配信を観て満足」となり、売れなくなる可能性も秘めていますから、諸刃であるとは思うんですけどね。ただ、さきほど言われたように、ベースがいい、素体がいいタイトルは売れる時代だと感じています。

──『JUDGE EYES 死神の遺言』発売直後にSNSで課金したバトルシーンの動画がバズったのと同じように、『維新 極』の隊士能力を映像で見せたことで、よりフックしたのかなと感じました。

横山氏:
 隊士能力については、オリジナル版を遊んだ人からすると賛否両論あるみたいですけどね。「飛び道具とかどうなの?」という意見もあって。隊士能力をストーリーで使えるようにしたいというのは、以前のインタビューでも伝えましたが、9年前の私の後悔だったんです。バトルダンジョンから持ち出せたほうが絶対におもしろいだろうと。

 意外かもしれませんが、隊士能力はバフ/デバフの効果を持つものが多く、本作から追加した能力は派手なものが多いですね。隊士能力によって戦略性が増しているので、バトルはよりおもしろくなっています。

『龍が如く 維新! 極』ゲーム画面3

──なるほど。アクションゲームとしての『龍が如く』はひさしぶりですので、楽しみにしています。

横山氏:
 17年以上もシリーズが続いていると「歴代『龍が如く』シリーズでどの作品が好きか」という議論がありますよね。よく聞くのは『龍が如く0』『龍が如く4』『龍が如く7』。「『維新』がいちばん好き」という意見はそんなに聞かないのですが、じつは開発陣からすると『維新』はそこに選ばれてもおかしくないタイトルなんです。それだけ突出しておもしろいタイトル。完成度で見たら歴代シリーズの中でもトップレベルなんじゃないかな……。それくらいゲームとして本当によくできています。海外の市場に向けては「剣戟アクションゲームの1本として選んでほしい」とメッセージを出しているんですが、敵なども作り直していますし、隊士能力を使っての戦略性もありますので、ぜひアクションゲームとして手に取ってみてください。

 本能に訴えかけるゲーム性を有しているのが『維新 極』ですので、再評価されたらうれしいですね。新たな評価が得られたら別のゲームを作るきっかけになるかもしれませんし、『龍が如く』シリーズ、龍が如くスタジオとしてのバリエーションが広がる未来があると思っています。

副編集長
電ファミニコゲーマー副編集長。

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