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戦国好きの開発者が情熱を持って作り上げたスマホの歴史シミュレーションに、「本能寺の変」を含む大型アップデートが導入【レビュー:ポケット戦国】

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 iPhone/iPadの本格戦国シミュレーションゲームといえば、某有名シリーズよりもコレ。
 300以上の城と1300人を超える戦国武将が登場し、歴史イベントも豊富。そしてしっかりした内政と戦略性の高い合戦を備える、戦国と戦略シミュレーションファンのためのアプリ。
 『ポケット戦国』です。

戦国好きの開発者が情熱を持って作り上げたスマホの歴史シミュレーションに、「本能寺の変」を含む大型アップデートが導入【レビュー:ポケット戦国】_001

 このゲームは2016年に発売され、公開当初に「iPhone AC」で一度レビューしています。
 しかし先日、新シナリオ「本能寺の変」や、最大80の部隊が入り乱れて戦う「決戦ルール」を含む大型アップデートが導入され、ゲームがかなり拡張されました。

 たびたび行われているアップデートで、ゲームバランスも変化しているので、改めてレビューしておきたいと思います。

 全国が一枚の大マップに収められている、戦略シーンも合戦もリアルタイムで進行するゲームで、『信長の野望』『革新』(2005年公開)以降のシステムに似ていますが、合戦はオリジナルです。

 難易度は高く、しっかりした内政と、武将の俸禄を考えた登用、敵を絞る外交、部隊の特徴を活かした戦いを行わないと、戦国の世を生き抜くことはできません。
 だからこそ、本格戦略シミュレーションとしての楽しさがあります。

 価格は960円。買い切りゲームであり、スタミナや広告はありません。
 アップデートで加わった新シナリオや追加ルールは有料コンテンツとなっており、シナリオ「本能寺の変」は1400円、「決戦ルール」は600円、「3倍速ボタン」が240円となっています。

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戦国好きの開発者が情熱を持って作り上げたスマホの歴史シミュレーションに、「本能寺の変」を含む大型アップデートが導入【レビュー:ポケット戦国】_003

 基本のシナリオはふたつ。
 織田信長が今川義元を討ち倒した「桶狭間の戦い」のあった1560年と、畿内を制圧した織田信長を武田・上杉・本願寺・浅井朝倉などが取り囲んだ「信長包囲網」の1570年。
 北は南部家、南は島津家まで、日本全土の戦国大名を選択できます。

 ターン制ではないため、自国の城をタップして「評定」のボタンを押せば、いつでも内政コマンドを実行できます。
 コマンドは20種類もあって、最初は何をすればいいのか悩みますが、普段行うのは「新田開発」「商業投資」のふたつ。
 新田開発は石高を、商業投資は商業を上げ、どちらも月々の収入を増やします。

 このゲームはしっかり内政を行うことが大切です。
 敵国を攻め落とし、領土を広げても、合戦により国は荒廃します。
 ボロボロになった国は復興させるまでまともな収入源にならないので、軍拡主義でどんどん他国を攻め落としても、収入は増えず防備が難しくなるだけ。
 城攻めにも戦費が必要ですし、まずは開発に尽力しましょう。

 開発の命令を出して戦略画面に戻り、時間を進めると、担当の武将が少しずつ国力を上げていきます。
 すぐにパッと増えるわけではなく、月日の経過が必要です。

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評定コマンドの一覧。普段使うのは一段目と二段目のみ。
三段目以降は「政策」と「任務中断」以外は外交で、序盤は使いません。
「訓練」は無理にやらなくてもよく、民忠を上げる「施し」も、それにお金を使うぐらいなら石高や商業を上げた方が良いでしょう。

 開発の他に戦略シーンで重要なのは、「人材登用」「建設」
 合戦では最大10部隊が出撃できますが、そのため武将が10人いないとフルになりません。
 もし武将が少ない弱小大名でプレイする場合は、積極的に登用し、頭数をそろえるのが先決となります。
 もちろん武将の多い大名家でも、少しでも能力の高い人材が欲しいところ。

 しかしこのゲームは、人数が増えるほど武将に支払う「俸禄」が加速度的に増大していきます。
 武将が少ないうちは少額で良いのですが、十数人を超えると、ひとり増やすだけでもかなりの出費となり、大名家の収支を圧迫します。
 武将を増やすためにも、しっかり開発を行わなければなりません。

 「建設」は城ごとに用意されている「空き地」に施設を建てるもので、城の方向性を決めるものといえます。
 用水路を作れば石高が、市場を作れば商業が上がりやすくなり、寺を作ると民忠が、奉行所を作ると治安が高まります。
 民忠は施しをするより寺で上げた方がよく、治安も奉行所がないとなかなか上がりません。

 そして市場を作ると街道を商人が往来し、臨時の収入を得られます。
 寺だと僧侶が、奉行所だと役人がふたつ先の城まで移動していき、その土地の民忠や治安を引き上げてくれます。
 街道を部隊や武将だけでなく、さまざまな人が往来するのもこの作品の特徴。
 アップデートで民の移動も起こるようになっており、合戦で荒廃した国から難民が流出していきます。

 建設には高額が必要なので、序盤は簡単に実行できないのですが、初期バージョンよりも初期の収入がアップしているため、弱小大名でもしばらくお金を貯めれば建設を利用することができるでしょう。

 また、先日のアップデートで城の兵質(初期訓練度)を高める「道場」を建てると、「足軽衆」や「侍衆」といった「道場武将」を雇えるようになりました。
 今までは武将を増やしたくても、浪人が来てくれないとどうしようもなかったのですが、これによって武将の少ない大名家でも、とりあえず人数をそろえられるようになりました。
 もちろん能力は低いので、正規の武将がいるならそちらの方が良いですが。

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建物を建てられる空き地がいくつあるかは、城によって違います。
序盤は、人口に関わらず収入を得られる「商業」を上げるため、「市場」を建てるのが良いでしょう。
「奉行所」を作って治安を上げると商業収入はさらに増えます。
「石高」を上げても人口が少ないと収入は高まりませんが、人口の上限にも関わっており、人口は徴兵可能数にも影響します。
「寺」を建てて民忠を上げることも、人口流入と農業収入の増加に繋がります。
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城を選んだ後に上部にある「大名詳細」のボタンを押すと、勢力情報が表示されます。
ここには毎月の収入と支出(俸禄)が書いてあるので、運営や雇用の目安にしましょう。
「信望」や「官位」が高まると、外交や登用で有利になりますが、朝廷への献金はほどほどに。
他国の外交情報なども、この画面の上部のボタンから確認できます。

 徴兵は評定ではなく「軍団」の画面で行います。
 そして軍団画面で他国の城に「移動」すれば、それは「出陣」「宣戦布告」となります。

 街道を軍団が進んでいき、敵が打って出てこなければ、そのまま城を包囲して「攻城戦」に。
 リアルタイム制なので、敵が出陣中の、空っぽになっている城を狙うということも可能です。

 攻城戦は戦略マップのままで行われ、日数の経過とともに、包囲している城の耐久値が減っていきます。
 「兵糧攻め」「力攻め」を切り替えられ、力攻めだと耐久値を早く減らせますが、相応の被害に加え、国力へのダメージも大きくなります。
 ただ、城を包囲している間は資金が減り続けます。
 0になると軍団の士気がどんどん下がっていくため、金欠の場合は攻略を急がなければなりません。

 この攻城戦は、初期バージョンとはバランスがかなり変わっています。
 初期は資金の減りが大きかったため、多少士気が減っても資金0で攻め込み、お金を節約した方が良かったのですが、現バージョンは資金の減少量が少なくなり、さらに資金0で城攻めしていると「略奪」が発生、国がますますボロボロになるため、ちゃんとお金を用意してから攻める方がよくなりました。

 力攻めによる荒廃が酷くなっているため、攻めた城の国力をできるだけ維持したいなら、時間がかかっても兵糧攻めで落とす必要があります。
 とはいえ、ノンビリできない状況のときもあるわけで、力攻めと兵糧攻めの使い分けが大切です。

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国力の高い城は、できれば兵糧攻めで落として収入源にしたいところ。
連戦ですでにボロボロの城はその必要はないので、力攻めでさっさと陥落させましょう。
兵糧攻めでも長く滞在していると士気が減っていくので、城攻め中は定期的に自軍の状態を確認すること。
あまりに士気が少ないと、相手も反撃に出てきます。
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部隊編成画面。旗の立っている城をタップして、下部にある「○○軍団」のボタンを押すと、この画面になります。
徴兵や移動、武将への褒美は、ここから行うのでお忘れなく。
軍団に鉄砲隊がいると攻城戦での攻撃力、および迎撃力がアップしますが、鉄砲技術を研究するには、すでに技術がある国に接しているか、イベントで伝来するか、「堺」を支配および従属させる必要があります。

 敵が城から打って出てきたり、街道上で敵軍団に接すると「合戦シーン」に移行します。
 通常、敵兵が城にいるなら迎撃してきて野戦になります。

 合戦シーンでは、まず部隊の配置を決めます。
 陣形のボタンでプリセットの配置を選ぶこともできますが、自由に置くことも可能。
 配置は勝敗の大きなポイントになるため、慣れたら自分で決めた方が良いでしょう。

 部隊には歩兵・槍兵・騎馬・鉄砲の4つの兵種があり、どれも必要です。
 敵を防御に優れる槍兵で受け止め、歩兵で横槍を入れるのが基本戦術。

 騎馬は強力な突撃を行えますが、槍兵に正面から突撃しても受け止められます。
 また防御力がないため、まともに戦うと脆く、側面や後方に突撃して痛打を与えたら、反撃される前に引くという一撃離脱が必要です。
 鉄砲は非常に強力な遠距離攻撃を行えますが、近寄られると弱いので槍や歩兵で守らなければなりません。
 前に味方がいると撃てないため、位置取りも重要になります。

 このゲームは騎馬や鉄砲といった強力な兵科ほど、扱いにコツが必要で、使い方が悪いとあっさり壊滅するため、これが一筋縄ではいかない戦略性を生んでいます。

 そして重要なのは「士気」
 これはバーグラフで示されていて、士気が十分なうちは(鉄砲で撃たれない限り)被害は出ません。
 士気が減り、それでも戦っていると兵士がポンポンと飛んでいきダメージが出はじめますが、本陣の側に戻って休憩すれば、士気は回復します。
 また「槍衾」や「斬り込み」などの特技を発動することでも回復するので、そのタイミングが重要。

 命令は部隊単位で出しますが、戦闘は部隊を構成する兵士ひとりひとりが戦います。
 敵に圧されて隊列が乱れていく様子などがリアルです。

戦国好きの開発者が情熱を持って作り上げたスマホの歴史シミュレーションに、「本能寺の変」を含む大型アップデートが導入【レビュー:ポケット戦国】_009
部隊配置の一例。基本的には縦一列に並べて、突っ込んでくる敵を包み込むように戦いましょう。
騎馬は側面や後方を突くため、上下の隅に置いています。
「忍者屋敷」を作っていると相手の部隊配置を確認できます。もし敵に騎馬がいる場合は、その正面に槍を配置しましょう。
鉄砲射撃は前が空いている必要があるので、槍兵の後ろに置き、ナナメを向いて、すき間から撃つようにしています。
戦国好きの開発者が情熱を持って作り上げたスマホの歴史シミュレーションに、「本能寺の変」を含む大型アップデートが導入【レビュー:ポケット戦国】_010
自由に配置できるので、画面の隅を使ったこんな穴熊的な陣形もあり。
敵が鉄砲を避け、側面の部隊に攻撃を集中することもありますが、後方に控えている馬の突撃で追い返します。
騎馬の突撃は味方をすり抜けることが可能。

 最初は合戦のコツがわからず、なかなか勝てないと思いますが、慣れれば連勝できるようになるでしょう。
 しかし不意の突撃で陣を崩されて、大ダメージを被ることもあり、油断はできません。
 いつでも一時停止できるので、小まめに止めながら命令を出す方が安全です。

 もし合戦に負けても、徴兵の費用はそれほど高くないので、お金さえあれば、ほどなくして全快できます。
 ただ、城ごとに「徴兵可能数」があり、尽きると補充できなくなります。
 徴兵によって人口が減ると収入も減少していくため、ときには回復を優先しなければならないことも。

 このゲームは、外交もかなり重要です。
 勢力が広がるほど周辺国が警戒するようになり、周りが一斉に宣戦布告してくる「包囲網」が形成される場合もあります。

 しかしご近所すべてを敵に回して「オレツエー」できるゲームではないため、「親善」で開戦を遅らせ、「同盟」で味方につけ、「停戦」で敵を減らすことも必要です。
 もちろん外交には相応の資金がいるため、それを得るためにも内政が大切。

 そして重要なのは「威圧」による従属国。
 従属させた国は、言わば仲間となり、一緒に戦ってくれます。
 しっかり友好度を上げておけば、裏切ることはありません。

 前述したようにこのゲームは、配下武将を増やすほど俸禄が増大するため、他国の武将を取りまくるということはできません。
 しかし従属させれば、収入が減ることなく味方につけることができます。
 従属国が増えれば合戦をそちらに任せ、自国は政務に専念することも可能に。
 なにより味方が戦ってくれるのは、見ていて楽しいですね。

戦国好きの開発者が情熱を持って作り上げたスマホの歴史シミュレーションに、「本能寺の変」を含む大型アップデートが導入【レビュー:ポケット戦国】_011
従属させて頼もしい味方を増やし、彼らに戦ってもらうのも今作の楽しみ。
従属させたらいくつかの城を返還し、戦力を維持できるだけの国力を与えましょう。
また、最前線の城を与えて遠征拠点にしてもらうのも有効。
従属国が十分に増えると、集団でフルボッコする状態になっていきます。

 先日のアップデートで追加された部分ですが…… やはり新シナリオ「本能寺の変」が注目です。

 このゲームの歴史イベントは、単に文章が出るだけではなく、それに合わせて軍団が移動し、合戦が起こります。
 「本能寺の変」なら、毛利と手早く講和して天王山の戦いに向かっていく秀吉軍や、伊賀の山を越えて三河に脱出する徳川ご一行、甲斐信濃の民衆蜂起と織田家臣たちの悲劇、それに乗じた真田家の独立などが、マップ上で展開されます。

 そして、清洲会議のあとの織田信雄と織田信孝の対立、秀吉の近江侵攻と美濃急襲、さらに柴田勝家の出陣と賤ヶ岳の戦いといった、本能寺の変による混戦が史実通りに再現されていきます。

 もちろんプレイヤーの手で、史実を覆すことも可能。
 容易ではありませんが、明智光秀で天王山の戦いに勝利して筒井を味方につけたり、柴田勝家で利家と一緒に賤ヶ岳で秀吉をボコることもできます。
 プレイヤーが秀吉の場合、清洲会議で勝家の提案に大賛成というトンデモ歴史にすることも……。

 天王山の戦い(山崎の合戦)賤ヶ岳の戦い、徳川の大軍が真田家を攻めた上田城の戦い「特別合戦」になっていて、史実を模した地形と部隊配置で行われます(本能寺の変の直後と、その後の情勢については、手前味噌ですがこちらこちらのページで解説しています)。

 新ルール「決戦」は最大40vs40の部隊が戦うもので、通常は最大10vs10なので、その4倍。
 80の部隊が戦う様子はさすがに壮観です。
 多額の資金と、両軍に大兵力が必要で、大きな勢力にならないと実行できませんが、勝利すれば決戦場の城が一発で落城し、さらに周辺の城にも決戦規模に応じたダメージが入るという強力なもの。

 他に追加仕様として「3倍速モード」も用意されています。
 これらは個別の追加課金が必要で、特に「本能寺の変」は1400円と本体以上に高価ですが、無理に買わなくても基本シナリオはふたつありますし、決戦ルールもある程度ゲームが進んでからでないと使えないので、必要かどうかは通常のシナリオを遊んでから判断すれば良いでしょう。

戦国好きの開発者が情熱を持って作り上げたスマホの歴史シミュレーションに、「本能寺の変」を含む大型アップデートが導入【レビュー:ポケット戦国】_012
特別合戦、天王山(山崎)の戦い。兵力に2倍近くの差があるため、明智光秀で勝つのはゲームに慣れていないと難しい。
ふたつある鉄砲隊と騎馬隊の使い方がカギになります。下部からの迂回部隊にも注意。
鬼武者パワーなのか三段撃ちを連発できるので、それで敵の攻勢を耐えきりましょう。
秀吉の場合、途中で将兵に資金をバラまいておかないと、強行軍で士気が下がった状態での戦いになります。
戦国好きの開発者が情熱を持って作り上げたスマホの歴史シミュレーションに、「本能寺の変」を含む大型アップデートが導入【レビュー:ポケット戦国】_013
柴田勝家で清洲会議を実施し、史実通りに進むと、北陸に雪が降った後、この賤ヶ岳の戦いへ。
清洲会議を行っても賤ヶ岳を回避する方法はいくつかあるのですが、どうせなら賤ヶ岳で雌雄を決したいところ。
ただ、序盤は柴田軍が優勢なものの、秀吉の本体が到着すると一気に不利になり、おまけに兵力の半分を率いている前田軍が離脱してしまうため、正攻法で勝つのはかなり困難です。
史実とは逆に、秀吉の本体が到着する前に佐久間盛政と一緒に大攻勢をかけ、それを前田利家に見せつければ、あるいは……。
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「本能寺の変」のシナリオのもうひとりの主人公が、この真田家の面々。
手段を選ばない表裏比興っぷりで、戦国の世を生き残る様子が細かに再現されます。特別合戦も用意。
1582年という遅い年代のスタートのため、伊達政宗もほどなくして登場、関連イベントも用意されています。
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新ルール「決戦」の様子。双方が40近くの部隊を集めた場合、それを10部隊ずつの4つにわけ、本体・右翼・左翼・正面にそれぞれ配置します。
さすがにこれ全部を自分で動かすのは辛いので、右翼と左翼は従属国に任せた方が良いでしょう。
勝てば城が落ちるのに加えて、これだけの敵にまとめてダメージを与えられるため、一気に攻勢に出られます。

 私は『信長の野望』シリーズをはじめ、一通りの戦国時代を扱ったゲームをプレイしていますが、この作品は、その中でもかなり優れていると思います。
 さすがに最新の大手メーカー製ゲームと比べるとビジュアルや演出などのクオリティは劣りますが、ゲームシステムはしっかり作り込まれており、グラフィックやサウンドもほぼ個人作成のゲームとしては、かなり高レベル。

 ずっとスマホでは発売されていなかった本格戦国シミュレーションを、ひとりのファンが長い時間と情熱を持って作り上げた作品で、そのため「ファンが望んでいるもの」ができている印象があります。
 戦国ファン、歴史シミュレーションのファンには、強くおすすめできる作品です。

ポケット戦国

戦国時代を細かく再現した本格歴史シミュレーションゲーム

戦国好きの開発者が情熱を持って作り上げたスマホの歴史シミュレーションに、「本能寺の変」を含む大型アップデートが導入【レビュー:ポケット戦国】_016
(画像はポケット戦国 – AppStoreより)

・歴史シミュレーション
・Shinya Ishizaki(個人、日本)
・960円

文/カムライターオ

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戦国好きの開発者が情熱を持って作り上げたスマホの歴史シミュレーションに、「本能寺の変」を含む大型アップデートが導入【レビュー:ポケット戦国】_017
『Ultima Online』や『信長の野望 Online』、『シムシティ4』など、数々のゲームのファンサイトを作成してきた。
iPhone 解説サイト『iPhone AC』を経て電ファミニコゲーマーのお世話に。
シューティングとシミュレーションが特に好き。

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