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今からでも追いつけるSNSミステリー『Project:;COLD』総まとめ!女子高生6人は全員死亡してしまったが、まだ終わりではない

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 『Project:;COLD』の盛り上がりがクライマックスだ。

 本作は、TwitterとYouTubeで物語が展開し、ネット上に散りばめられたヒントを元に謎解きや考察を楽しむ“SNSミステリー”である。

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 公式サイトに「この物語は、作中の時間と現実世界の時間が完全にリンクしており、全てがリアルタイムに進行します。これは、あなたの人生において、いまこの時しか体験できない一度限りの物語です。」と書かれているように、物語がリアルタイムで進行するのが最大の特徴だ。

 視聴者は現在進行形で起きている事件を目撃し、真相を暴いていくことになる。

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左から星野理也、綾城奈々乃、佐久間ヒカリ、青島玲子、森いちご、岩永静

 その事件というのが「血の人形・再来事件」というもので、本作の登場キャラクターである6人の女子高生たちは、この事件に巻き込まれてしまい、次々と謎の死亡を遂げていく。

 そして2021年1月12日に生き残っていたのは、「青島玲子」という少女ひとりのみ。

 そんな彼女も、1月24日20時頃より、YouTubeでライブ配信を行い、配信中に死亡してしまった。

 突如として始まる生配信、放送中に車と接触して死亡する青島玲子、その後30分以上ノイズ交じりの映像のみが流される……そしてその光景を5000人を超える視聴者が見つめる。

 1月22日に配信された生放送では衝撃的な光景が広がっていた。

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 これで『Project:;COLD』に登場する女子高生は全員死亡してしまった……のだが、どうやら、物語はまだ終わりではないようだ。

 というのも、暗号で1月24日20時に「みやまんチャンネル」で新たな展開があることを示唆するメッセージが発信されているのだ。

 一見すると謎の文字列だが、ある法則で解読すると「01242000」と「みやまんチャンネル」を指し示すように。

 そして1月23日17時頃、「みやまんチャンネル」にて謎のライブ配信枠が公開された。配信日時は1月24日20時となっている。

 期待と不安の相反する感情が頭いっぱいに広がる。1月24日の配信にはいったいなにが起きるのか? と。

 もう一度言おう。

 『Project:;COLD』の盛り上がりがクライマックスだ。

 これまで『Project:;COLD』を楽しんできた方はもちろん、今初めて同作を知った方、配信を見て興味を持った方でも遅くない。いや、今からでも間に合うからいっしょに楽しもう!

 そんな想いのもと、今回は“今からでも追いつける『Project:;COLD』”と題し、本作の概要やこれまでの展開などをまとめてお届けしていく。

文:竹中プレジデント


『Project:;COLD』とは

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 『Project:;COLD』は、神奈川県平塚市を舞台に、ガールズバンド“都まんじゅう”のメンバーである6人の女子高生たちが、謎の事件に巻き込まれ、つぎつぎと不可解な死を遂げていくミステリー作品である。

 ミステリー作品ながら“SNSでの謎解きの答えを含むネタバレを推奨”されていることも本作の特徴。それが要因か、非常に高い熱量のもと謎解きに挑む参加者(融解班)が多く、考察や交流なども盛んだ。

 Twitterでは、「#みやまん考察」や「#みやまん謎解き」などのハッシュタグが用意され、加えて、非公式ながら考察Discordサーバーも設立され、多くの参加者たちが謎解きに勤しんでいる。

 なお、参加クリエイター・キャストは以下の通りだ。

■クリエイター
・総監督/脚本 :???
・キャラクターデザイン:望月けい
・映像監督:川サキケンジ
・キャスティング/プランニング:AGRS / 杉田智和
・音響監督:菊田浩巳
・体験ギミック:きださおり
・謎解き:眞形隆之
・バックグラウンドデザイン:絵を描くPETER
・ロゴデザイン:内古閑智之

■主題歌
・アーティスト:ずっと真夜中でいいのに。
・楽曲名:勘ぐれい
・MV制作:こむぎこ2000

■キャスト>
・佐久間ヒカリ:天海由梨奈
・岩永静:角倉英里子
・青島玲子:陶山恵実里
・綾城奈々乃:桑原由気
・森いちご:天野心愛
・星野理也:松嶌杏実
・???:悠木碧

これまでの出来事を振り返る

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 これまでの『Project:;COLD』の物語は、「バンド系Vtuber時代」「ヒカリ死亡によるプロジェクト正式発表」「謎解きフェーズ」「全滅エンド」の大きく4つの展開に分かれている。

 なお、彼女たちや公式からVtuberという単語は一度も出ていないが、ここでは便宜上、Vtuberという表現を用いている。

 まず「バンド系Vtuber時代」。このフェーズでは、本作が『Project:;COLD』という“SNSミステリー”とまだ公表れていない。

 佐久間ヒカリをはじめ“都まんじゅう”のメンバーたちは、Twitterアカウントを設立したり、動画をYouTubeに投稿したり、Vtuber的な存在として認識されていた。いわゆる仕込み時期である。

 11月23日の文化祭のライブに向けて、バンド練習に励んだり、メンバー同士で交流を深めたりと、学園生活を楽しむ彼女たちの姿がそこにはあった。

■おもな出来事(11月1日~23日)
・“都まんじゅう”メンバーがTwitterアカウント設立
・YouTubeにて「みやまんチャンネル」を開始。各メンバーの自己紹介動画が公開
・11月23日:文化祭でファーストライブに挑む

 続いての展開が「ヒカリ死亡によるプロジェクト正式発表」。文化祭終了後、佐久間ヒカリが“血の人形・再来事件”という謎の事件に興味を持ったことをきっかけに“都まんじゅう”のメンバーたちはその事件の調査に乗り出す。

 その結果、11月27日に佐久間ヒカリが死亡。残りのメンバーたちが、YouTubeに「私たちを助けてください」という動画を公開し、謎解きの助けを求める。

 さらに12月1日、『Project:;COLD』公式サイト、公式Twitterなどが公開され、本作が“SNSミステリー作品”であることが明かされた。

■おもな出来事(11月24日~12月1日)
・11月24日:佐久間ヒカリが“血の人形・再来事件”に興味を持つ
・11月25、26日:“都まんじゅう”のメンバーで事件の調査を行う
・11月27日:佐久間ヒカリが死亡
・11月29日:YouTubeで動画公開。謎解き「金庫を開けるためのメモ」展開
・11月30日:謎解きに成功し、金庫を開けるが、金庫の中から謎のメモが見つかる。謎解き「呪いを解く方法」展開
・12月1日:謎解きに成功し、「平塚八幡宮で絵馬に願掛け」を行う

 本格的にプロジェクトが始動し出した「謎解きフェーズ」では、

①:死亡者が出る。YouTubeで動画が公開。
②:同時に謎解きも展開される。参加者たちが謎解きに挑戦
③:答えにたどり着く
④:それを元に“都まんじゅう”メンバーがアクションを起こす
⑤:しばらく平穏が続き再び①へ

 というサイクルを基本として進行。

 フォローされた人は死んでしまうという「死神のアカウント」の存在や、“血の人形事件”についての情報がまとまっている考察サイト「イマオカ・オカルト倶楽部」など、次々と謎が広がっていく。

 さらには、“都まんじゅう”メンバーたちにTwitterの裏アカウントがあることが発見されたり、動画において「彼女たち自身に何かしらの隠しごと」があることが示唆される描写があったり、日に日に不穏な雰囲気が増す。そのなかで、岩永静、星野理也、森いちご、綾城奈々乃と死亡していった。

■おもな出来事(12月2日~翌年1月18日)
・12月10日:岩永静が死亡
・12月11日:YouTubeで動画公開。謎解き「メンバーズサロンのパスワード」展開
・12月12日:謎解きに成功
・12月23日:星野理也が死亡
・12月24日:YouTubeで動画公開(謎解きはなし)
・1月5日:森いちごが死亡
・1月6日:YouTubeで動画公開(謎解きはなし)
・1月18日:綾城奈々乃が死亡

 そして、1月22日の配信にて青島玲子が死亡し、「全滅エンド」に至る。

■おもな出来事(1月19日~1月22日)
・1月18日:青島玲子が死亡

 以上がこれまで展開された『Project:;COLD』の大筋の流れだが、TwitterアカウントやYouTube動画には、モールス信号やQRコードなどで隠された謎が散りばめられている。

 なお、公式サイトではこれまでの謎解きがまとめられているので、そちらもご覧頂きたい。

 このタイミングで『Project:;COLD』に興味を持った方は、以下の流れで情報を追っていくのがおすすめだ。

■とりあえず『Project:;COLD』について知りたい!
・公式サイトの“ストーリー”を最初から読んでいく
https://www.project-cold.net/story/

・みやまんチャンネルの動画をチェック
https://www.youtube.com/channel/UCd1IsUBTAoLxxYjMksV2pXA/videos

■めんどくさがりなのでとにかくサクッと追いつきたい!
・杉田智和さんナレーションによるダイジェスト映像を見る

・Twitterで有志が公開している“時系列まとめ”をチェック


■可能な限り情報を追って自分でも謎解きに参加したい!
・考察Discordサーバーに入る
https://discord.com/invite/VmVzdnP4tM

融解班の熱量がすごい

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 「融解班」――『Project:;COLD』において、謎解きや考察に参加する人たちを指す言葉として使われている。

 本作は、ネット上で大規模に展開される“リアル脱出ゲーム”のようなコンテンツであり、リアルタイムで進行する特性上、「人生で一度きりしか体験できない」。

 そのため、まるで初めてプレイするゲームを攻略本なしで進めていくような、原作のないオリジナルアニメを見ていくような、そのような感覚に近い。

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 加えて、いつ、どこで、何が起きるかわからず、ときには(というかこれまでのほとんどの展開が)参加者の努力や苦労が報われず、望まぬ展開を目の当たりにしてしまうこともある。

 そんな特異性に惹かれてか、そういう性分の方々に刺さるジャンルだったのか、とにかく融解班の熱量が高い。


■融解班エピソード1「非公式考察Discordの参加者が3500人超え」

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 11月24日に作られた有志による非公式Discordサーバー『みやまん』考察discord。12月7日の時点で1400人以上の熱いファンが集っていたが、現在ではなんと3500人を超える規模にまでなっている。

 サーバー内では、いち早く本作の動向がチェックできるように「Twitter監視ch」があったり、謎ごとにチャンネルが作られ、融解班たちが謎解きや考察を楽しんでいる。

■融解班エピソード2「1日の書き込み1万件越えの熱量」

 熱量が高い融解班が集っているため、『みやまん』考察discordでは、書き込まれるコメント数がトンデモナイ量にのぼる。

 たとえば、プロジェクトの本格始動が公表された12月2日は10696件ものコメントが、星野理也が死亡した12月23日前後を見ると、22日10666件、23日16098件、24日10843件と、1日で2ch(5ch)の10スレ以上を更新する勢いでコメントが書き込まれているのだ。

SNSミステリー『Project:;COLD』有志による考察Discordの熱量にやられた ― 参加者は1400人を超え、1日に1万件書き込まれる日も

 六泉ヶ丘高校の三年生。生徒会長や文化祭の実行委員長を務める才色兼備、文武両道な女の子。明るく元気な性格で趣味は音楽。

 高校最後の文化祭に向けて、文化祭実行委員のメンバー6人とガールズバンド“都まんじゅう”を結成し、ギターを担当する。

 メンバー内最初の死亡者。11月27日、農道の木の下で死亡。「崇拝するシラノの元へ、我が右腕を捧げる」と書かれた紙が発見される。

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■岩永静(CV.角倉英里子)

六泉ヶ丘高校の三年生。陸上部出身で、県大会で入賞するほどの高い身体能力を持つ。陸上に関してだけはストイックで、将来の夢はフルマラソンの大会に出ること。

 ノリがよく一見おおざっぱに見えるが、空気を読み取るのがうまい。ガールズバンド“都まんじゅう”ではドラムを担当する。

 メンバー内2人目の死亡者。12月10日、学校の校庭で死亡。「崇拝するシラノの元へ、我が右脚を捧げる」と書かれた紙が発見される。

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■星野理也(CV.松嶌杏実)

 六泉ヶ丘高校の三年生。一見クールに見えるがじつはマイペース。やるとなったらトコトンやるタイプで、楽器の演奏、WEB制作、作画、DIY、バイクの改造など趣味は多岐に渡る。

 何をしていてもサマになり、どことなく気品があるため、後輩の女子からは「王子」と呼ばれて慕われている。ガールズバンド“都まんじゅう”ではベースを担当する。

 メンバー内3人目の死亡者。12月23日、線路の近くで死亡。「崇拝するシラノの元へ、我が左脚を捧げる」と書かれた紙が発見される。

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■森いちご(CV.天野心愛)

 六泉ヶ丘高校の三年生。いつもビクビク怯えている。臆病で泣き虫。反面、趣味のゲーム中は「よっしゃあああ!」ハイテンションになる。でレトロなアーケードのシューティングやPCのFPSを好む。

 手先が器用で手芸や料理が得意。中学のころはピアノをやっていた。ガールズバンド“都まんじゅう”ではキーボードを担当する。

 メンバー内4人目の死亡者。1月5日、自宅のマンションの真下で死亡。19時15分、大勢の目撃者がいた。現場から紙は発見されていない。

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■綾城奈々乃(CV.桑原由気)

 六泉ヶ丘高校の三年生。都会出身で中学2年生のときに引っ越してきた。自己主張が強い性格だが、根は優しく寂しがり屋。

 目立つことが好きなため、劇団に所属して熱心に活動している。ガールズバンド“都まんじゅう”ではギターを担当する。

 メンバー内5人目の死亡者。1月18日、海で浮かんでいるところを発見。死亡が確認された。現場から紙は発見されていない。

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■青島玲子(CV.陶山恵実里)

 六泉ヶ丘高校の三年生。真面目で努力家。性先は3年間校内1位で、全極もしでもひと桁台の順位に入るほどの優等生。生徒会では副会長を務める。

 勉強以外に取柄がないことを悩んでいたが、ヒカリからバンドに誘われ、“歌声”という新しい長所を見つける。態度には出さないが、ヒカリのことが大好き。ガールズバンド“都まんじゅう”ではボーカルを担当する。

 メンバー最後の死亡者。1月22日、YouTubeで生配信中、車と接触らしき事故にあい死亡する。

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