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映画9作分の大ボリューム!映画の名シーンの追体験が熱い『レゴ®スター・ウォーズ/スカイウォーカー・サーガ』は、巧妙な原作再現と絶妙なアレンジを兼ね備えた、コラボゲームの理想形

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 世界各国で、子供から大人まで幅広い世代に親しまれているブロック、レゴ。
 映画やテーマパークなど、様々な媒体で幅広く展開されていることでも知られているレゴは、ゲームとの関係も深く、1997年に発売されたPCゲーム『レゴ アイランドの大冒険』を皮切りに、様々なプラットフォームでゲームソフトが発売されており、PS4でも、大都市 “レゴシティ” の警官として犯罪を取り締まるオープンワールド形式の『レゴ®シティ アンダーカバー』、アメリカンコミックの大手マーベル社とコラボした『LEGO® マーベル スーパー・ヒーローズ ザ・ゲーム』、ピクサースタジオの長編アニメCG映画作品とコラボした『レゴ®インクレディブル・ファミリー』など、数多くの作品が存在しています。

『レゴ®スター・ウォーズ/スカイウォーカー・サーガ』レビュー:巧妙な原作再現と絶妙なアレンジを兼ね備えた、コラボゲームの理想形
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レゴ®シティ アンダーカバー(PS4)
『レゴ®スター・ウォーズ/スカイウォーカー・サーガ』レビュー:巧妙な原作再現と絶妙なアレンジを兼ね備えた、コラボゲームの理想形
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LEGO® マーベル スーパー・ヒーローズ ザ・ゲーム(PS4)
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レゴ®インクレディブル・ファミリー(PS4)

 そして、レゴのゲームシリーズ開始から25周年を迎えた今年、映画『スター・ウォーズ』シリーズとのコラボ作品である『レゴ®スター・ウォーズ/スカイウォーカー・サーガ』がPS5、PS4、Switch、Xbox Series X|S、Xbox One、PC(Steam)で発売されました。

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 レゴと『スター・ウォーズ』シリーズの歴史もまた深く、1999年の第一弾から現在まで、発売された関連商品は700種類を超えており、ゲーム作品も数多く制作されています。

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レゴ スターウォーズ (PS2)

 本稿では、そんなレゴとスターウォーズ、レゴとゲームのメモリアル的作品ともいえる『レゴ®スター・ウォーズ/スカイウォーカー・サーガ』についてレビューしていきたいと思います。

文/DuckHead

※この記事は『レゴ®スター・ウォーズ/スカイウォーカー・サーガ』の魅力をもっと知ってもらいたいセガさんと電ファミ編集部のタイアップ企画です。


9作の映画の世界を体験できる、ストーリーモード

 さて、ゲームを始める前にパッケージの裏面を見てみたところ、“サーガ9作品が、ひとつのゲームに!”と書かれていました。このサーガ9作品とは、『スター・ウォーズ』シリーズの中心的存在である映画作品群のことであり、“旧三部作” “新三部作“ “続三部作”と呼ばれる3つの三部作で構成されています。そして、これらの作品は、スカイウォーカーの一族を中心に展開する物語であることから、『スカイウォーカー・サーガ』とも呼ばれています。 

 『レゴ®スター・ウォーズ/スカイウォーカー・サーガ』は、そのタイトルが示している通り、『スカイウォーカー・サーガ』の世界を体験することができるゲームというわけですね。

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シリーズを彩ってきた名キャラクターたちが作品の垣根を越えて集結したタイトル画面
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 ゲームを起動し、タイトル画面からニューゲームを選択すると、まず最初に現れたのはエピソード選択画面。
 最初に選択できるエピソードは、『エピソード1/ファントム・メナス』『エピソード4/新たなる希望』『エピソード7/フォースの覚醒』の3つ。それぞれ、新・旧・続三部作の1作目にあたる作品です。その他の未解除のエピソードに関しては、解除済みのエピソードをクリアしていくことで遊べるようになるとのこと。

 さて、ここで、このゲーム最初の大きな難関、“どのエピソードからプレイするべきか” という問題にぶち当たりました。映画の制作順で考えた場合、“旧三部作” のエピソード4から進めるべきですが、映画のストーリーの時系列順で考えた場合、“新三部作” のエピソード1からプレイするのが綺麗です。
 しばし悩んだ結果、小学生の頃、母と伯母に連れられて見に行った最初のスター・ウォーズである『エピソード1』を選ぶことにしました。非常に個人的な理由ではありますが、“新三部作” は全作映画館へ見に行ったくらい、私にとって思い入れの深い作品なのです。

 ちなみに、今回プレイする “新三部作” は、その人気の高さから、何本ものCMに出演したり、PS3版『ソウルキャリバー4』にゲスト参戦したりするなど幅広い活躍をみせ、最終的には絵本デビューまで果たした、『スター・ウォーズ』シリーズで最も有名な悪役、 “ダース・ベイダー” が誕生するまでを描いた物語となっています。

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 エピソードをスタートすると、映画でお馴染みの “例の演出” で、ここまでのあらすじを伝える字幕が流れてきました。ちょっとこの原作再現には、いきなりテンション上がってしまいますね。

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 最初に操作することができるキャラクターは、『スター・ウォーズ』シリーズの重要人物の1人であるオビ=ワン・ケノービと、その師匠クワイ=ガン・ジン。L1ボタンを押せばいつでも操作キャラを切り替えることができるので、どちらでプレイを進めても良かったのですが、なんとなーくクワイ=ガン・ジンはエピソード2では使えなくなってしまうような気がしましたので、彼をメインで使っていくことに。
 映画のストーリーに沿ったミッションを進めていくというのが、本作の基本的な流れ。順調にミッションを進めていきますと、敵であるドロイド兵が出現し、戦闘に突入します。

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 彼らジェダイの戦闘の基本はやはりライトセーバー。アクションは非常に分かりやすく、かなーり適当にボタンを連打しているだけでも、ライトセーバーとフォースを駆使した見映えの良いスタイリッシュな戦闘を繰り広げることができます。

 ドロイド兵たちを倒し、しばらくゲームを進めていくと、新たなキャラクターとして、ジャー・ジャー・ビンクスが使用可能になりました。

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ジャー・ジャー・ビンクス(左)

 エピソード1の主要キャラクターの1人でありながら、“世界で最も不快なキャラクター” などと評され、演じた俳優の人生にまで影響を与えたという逸話がある彼。

 顔はレゴ感があまりなく妙に再現度が高いですが、体はレゴなので全体的にはマスコット感が強い見た目になっていて、映画と比較すると、かなりかわいさが増している気がします。レゴであることの良さは、こういったところにも表れるようです。

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 さらにミッションを進め、ストーリーを進行させると、突如シューティングゲームが始まりました。難易度は高くないものの、巨大生物との戦闘は中々の迫力です。

 なんとか巨大生物との戦闘を終えると、アップグレードに関するチュートリアルが発生。

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 アップグレードには、操作キャラクター全ての能力を高める “コアアップデート” と、ジェダイ・ダークサイド・賞金稼ぎなど、10種のキャラクタークラスの能力を個別に高める “クラスアップグレード” の2種類が存在し、 エピソードごとに指定されたミッションをクリアしたり、マップ上に存在する謎解きをクリアしたりすることで入手可能な “カイバー・ブロック” と呼ばれるブロックを消費することで実行可能とのこと。

 アップグレード可能なクラスにダークサイドがあるということは、おそらく、後々悪役を使ってこのゲームを遊ぶことができるようになるということなのでしょう。悪役好きの私としては、それは願ったり叶ったりの展開です。期待に胸を膨らませつつ、さらにストーリーを進めていくと、

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 なんと、シリーズの中でも高い人気を誇るドロイドのキャラクター、R2-D2を操作することができるようになりました。これにはかなりテンションが上がりました。何せ私がスター・ウォーズで一番好きなキャラクターは、R2-D2なのですから。

 R2-D2を操って意気揚々と惑星を駆け巡り、ストーリーを進めると、新三部作の超重要人物である、アナキン・スカイウォーカー少年が登場。

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 彼が「果たしてこのゲームのポッド・レースは、ムービーだけで終わってしまうのか?それとも、ちゃんとプレイすることができるのか?」などと考えをめぐらせていると、

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 ムービーがゲームプレイ画面に切り替わり、ポッド・レースが開幕。ポッド・レースは、プレイできるゲームとして再現されていました。アクション・シューティング・レース……このゲームで遊べるゲームジャンルの幅広さを感じていたのもつかの間、レーススタートの合図がかかり、各車一斉にスタート。

 コースを三周し順位を争うこのレース、BGMは無く、レーサーたちがポッドで奏でるエンジン音だけが私の鼓膜を貫きます。実は、映画でのこのシーンも前半はBGMが一切無いのですが、このレースのBGM無し演出はそれを再現したもの……なんじゃないかなと思っています。残念ながら確証はありませんが。

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 レースの途中ではイベントの一環としてポッドにアクシデントが発生。このような不測の事態も冷静かつ迅速に対処し、ポッドを前に前に前に進め、完走!

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 ……普通に負けました。ここまで何事もなく順調にきていたので、正直なところかなり気を抜いてレースに挑んでいたのですが、ちゃんとやるところはちゃんとやらないといけないようです。痛い敗戦を喫してしまいましたが、この三周の間にコースの概要、スピードアップするパネルの位置は掴みました。もちろん即座にリトライです。

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 今度は無事にレースクリア。かなりギリギリな勝負ではありましたが、それは言わぬが華というものでしょう。超がつくと言っても過言ではないくらい余裕でしたとも。ええ。

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 そして、ついに出ました!エピソード1のメインの悪役であるダース・モール

 何を隠そう、私がエピソード1で一番好きなキャラクターはダース・モールで、最初にエピソード1を選択した大きな理由の1つが、彼との戦闘シーンが見たかったからなのです。しかし、ここでの戦闘は残念ながらムービーのみで終了。映画のストーリーから考えても、彼とゲーム上で戦うことができるのは、もう少し先ということなのでしょう。

 そして、場面は移り変わり、ヨーダメイス・ウィンドウが登場。

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 ヨーダは先ほど登場したジャー・ジャー・ビンクス同様、頭にレゴっぽさはありません。いわゆる人間タイプでないキャラクターたちはレゴ頭にならないようですね。

 それに対して、メイス・ウィンドウは、スキンヘッドで髪の毛がないため、頭にレゴブロックの人間特有の突起があります。こういった形でこの作品がレゴの世界観であることを思い出させてくれる彼は、レゴらしさを高度に保ったキャラクターであるといえるでしょう。

 さて、こんなくだらない話はさておき、ストーリーを進めていくと、

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 クワイ=ガンでは何を言ってるか分からないドロイドに遭遇。ストーリーに直接関わるキャラクターではないのですが、これでは意思疎通が全くできないですし、何を言っているのかが気になったので、操作キャラをオビ=ワンに変えて、ドロイドに再度話し掛けてみることに。

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 すると、オビ=ワンはドロイドの言葉を理解することができるため、このドロイドが何を言っているのかが分かるようになり、そのままサイドミッションがスタート。このように、各キャラクターの能力を駆使してサイドミッションの達成・アイテムの収集をするのも本作の醍醐味の1つです。

 また、これは後々知ったことなのですが、これらのメインストーリーには関係しないサイドミッションの中には、映画では残念ながら未公開となってしまったシーンを体験できる内容のものも含まれているんだとか。気軽に楽しめる世界観の中でも、コアなファンも唸らせようという、制作チームの強いこだわりを感じます。

 と、寄り道はそこそこにして、更にメインミッション、エピソードを進めていくと、いよいよダース・モールとの対決の時が訪れます。

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時は来た、それだけだ

 やっぱり、ダース・モールのライトセーバーはかっこいいですね。映画館でこのライトセーバーのデザインと彼の戦闘スタイルに心を鷲掴みにされてしまった小学生の頃を思い出しつつ、戦闘開始です。

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 さて、このゲームは、アクションゲームに不慣れな人でも遊びやすい作りとなっており、仮に体力が0になり撃破されてしまったとしても、すぐに復活することができます。恐らくですが、この復活には回数制限もありません。一応、撃破されたときには、本作における通貨 “スタッド” が周囲にばら撒かれるというペナルティが存在するものの、すぐに回収することが可能であるため、正直なところ、大きな痛手とは言えません。

 体力が0になるペナルティが少ないとなればとるべき戦法は1つ……そう、ゴリ押しです。ゲーマーの意地として、一応、なるべく死なないように心がけながら戦い、ダースモールを撃破! 向こうが1回死ぬまでの間に、こちらは6回ほど死にましたが勝ちは勝ちです!

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 さて、先ほども述べましたように、この新三部作は、シリーズを代表する悪役ダース・ベイダーの誕生秘話。そのため、映画ではかなり重苦しい展開が続く上、死亡するキャラクターも多いのですが、ここはレゴで彩られた世界。

 キャラクターの死が画面に映されることはほぼなく、映画ではショッキングなシーンもかなりソフトに表現され、映画の暗さを感じさせない軽いノリとユーモアを交えながら物語が進行していきます。
 もちろん、このダース・モールとの戦闘シーンも例外ではないのですが……

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 さすがに首だけになった ダース・モール が、ライトセーバーを咥えて襲い掛かってきたのには驚きました。インパクトの強さだけでジャッジを下すなら、ここのシーンは原作を越えているかもしれません。何はともあれ、ダース・モール、死亡確認!

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 そしてストーリーをさらに進めると、物語はアナキンとドロイド軍の銃撃戦シーンに。
 このゲーム、宇宙空間の映像が美しいので、ついついストーリーを無視して宇宙飛行を楽しんでしまったりもしましたが、無事にドロイド司令船の爆破に成功し、ドロイド軍を撃退します。

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 そして、クワイ=ガン・ジンの悲劇を軽いノリで雑に扱ったところで、

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 『エピソード1 ファントム・メナス』完結。これにてエピソードクリアです。

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 すると、クリアしたストーリーを好きなキャラクターで遊ぶことができる“ステージフリープレイモード“と、ストーリーに関係なく好きなキャラクターで好きな銀河を旅することができる “ギャラクシーフリープレイモード” が解禁されたという報告が。

 これらのモードで使えるキャラクターたちは、エピソードを進めたり、サイドミッションをクリアしたりすることで解放されていくのですが、中には、スタッドを使って購入することで使用可能になるキャラクターも存在します。これらのキャラクターは、いつでも好きなときに購入できるというわけではなく、事前にそのキャラが登場するエピソードをクリアして購入可能な状態にしておく必要があるため、注意が必要です。

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エピソード中で戦った敵キャラクターは、エピソードクリア後に購入可能に

 ……となると、このまま新三部作のエピソードをさらに先へ進める必要が出てきました。私がどうしても使いたいキャラクター、私がスター・ウォーズで一番好きなキャラクターはこの新三部作の先にいるのですから。

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 さっそく、エピソード2へ物語を進めます。

巧妙な原作再現と、絶妙なアレンジ

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 様々な惑星を旅していると思うのは、それぞれの惑星のデザインが良いということ。『スター・ウォーズ』シリーズには数多くの惑星が登場し、それらは多種多様な環境を持っているのですが、惑星それぞれの空気感がしっかりとレゴのゲームとして落とし込まれ、精密に再現されているように感じます。

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 画像では少し伝わりにくいかもしれませんが、雨の表現もステキ。こういった細かい部分にもこだわりが感じられます。

 

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 さて、話は一気に飛んでしまいますが、エピソード2の重要な悪役であるドゥークー伯爵が登場。彼が嫌いというわけではありませんが、追い求めるキャラクターがいる今の私にとっては、毒にも薬にもならぬ存在。さっさと倒してしまいましょう。

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 オビ=ワンを使ってドゥークー伯爵と華麗な戦いを繰り広げていると……

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 イベントが発生してオビ=ワンが戦線離脱し、操作キャラクターがヨーダにバトンタッチ。映画でのドゥークー伯爵との対決で見せたヨーダの機敏な戦いっぷりに心を奪われ、Xbox360版『ソウルキャリバー4』でヨーダがゲスト出演した際には、彼を持ちキャラとして使っていた私にとって、これは嬉しい展開です。
 
 欲を言えば、ドゥークー伯爵よりはるかに小さいヨーダが伯爵と互角に戦っているところが好きだったので、もう少し2人の間に身長差があって欲しかったところではあるのですが、そこはレゴキャラクターの頭身ですから仕方ありません。
 いいんです、エピソード2で一番好きなキャラクターを操作できているだけで本望です。体格差はどうすることもできないので、何とか動きだけでも映画を再現してみようと試行錯誤しつつ、ドゥークー伯爵と戦います。やられてもすぐに復活できるという安心感があるので、こういった遊びをゲームプレイに気軽に盛り込むことができるのが、本作の良いところです。

 ヨーダの実力を100%発揮することができたかどうかは疑問ですが、ドゥークー伯爵を退け、『エピソード2/クローンの攻撃』をクリア。ちなみに、当然と言えば当然ですが、映画のようにジャンプを織り交ぜながら戦うと、ちょっとヨーダっぽい戦い方をすることができます。

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 そして、その勢いそのままにエピソード3へ。

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 私が追い求めるキャラクターは、この作品に登場します。

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 エピソードを重ねるにつれ、アナキンの目つきが悪くなってきましたが、それはそれとして、ドゥークー伯爵との再戦などの印象的なエピソードを突き進めていくと……

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 ついに出ました、グリーヴァス将軍。彼です。彼こそが、私の追い求めていたキャラクターです。

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 これです、これなんです。サイボーグ、4本のライトセーバー、ドロイド軍の司令官……第一印象から決めてました。端的に言います、好きです。
 グリーヴァス将軍のファンのひとりとしては嬉しいことに、レゴの世界でも彼のかっこよさは健在で、コントローラーを握る手にも力が入ります。とりあえず、今の私に言えるのは、メイス・ウィンドウのように頭にレゴ突起がなくて本当によかったということ。いざ勝負!

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 アクションゲームらしからぬ、ゴリ押しをベースとした全く新しい戦闘スタイルで、グリーヴァス将軍に立ち向かうオビ=ワン。将軍の攻撃はかなり熾烈で、気がついたら体力が0になっていることもしばしば。何回でも復活できる仕様のありがたみを噛み締めつつ、何度も何度も立ち上がり、グリーヴァス将軍に挑み続けます。

 実はグリーヴァス将軍、映画では意外とアッサリ倒されてしまったキャラクターなのですが、このゲームにおいては、4本ある腕を1本ずつ切り落としていくという、かなりの長期戦が展開されました。キャラクターの見せ場が増えるこういったアレンジは、シンプルに嬉しいですね。

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 そして、最終的に全ての腕を切り落とし、将軍討ち取ったり!
 このエピソードをクリアしたことで、グリーヴァス将軍が購入可能となりました。後々フリープレイで楽しませていただくことにいたしましょう。

 さて、“見た目と戦い方の中ボス感が凄い” とも評されるグリーヴァス将軍。実際、映画でもこのゲームでも中ボス的な立ち位置なので、エピソードはまだまだ続きます。

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床に反射するライトセーバーの表現に細やかな心配りを感じます

 『スカイウォーカー・サーガ』最大の悪役、ダース・シディアスとの戦いを経て、新三部作の物語もいよいよ佳境に突入。

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 遂に、『スター・ウォーズ』シリーズの中でもトップクラスに重く、暗く、悲しい戦いである、アナキン・スカイウォーカーとオビ=ワンの対決の時を迎えます。おそらく、これがエピソード3最後の戦いとなるでしょう。

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 そんな緊迫した彼らの戦いを、R2-D2やC-3POも献身的にサポート。オビ=ワンのパートナーとして、その恵まれた頑丈なボディでアナキンをボッコボコにしてくれます。映画ではこの時一緒に行動していなかったような気もしますが、それをここで言うのは野暮というものでしょう。ひとさじのアレンジが、良いスパイスになることもあるのです。

 さて、エピソード3、引いては新三部作のラスボスであるアナキンの体力は、これまでに登場した敵キャラクターの中でも最も多く、2人の戦いは原作同様、その舞台を変えながら長期戦の様相を呈し、青いライトセーバー同士の戦いの炎は熱く燃え上がります。

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 戦いが進むにつれ、邪悪さを増していくアナキンの表情。
 そして、長く苦しい戦いは、遂に終焉の時を迎えます。最後の一撃は、切ない。

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 ……不思議なもので、レゴ流のアレンジのおかげで、映画を見たときにあれほど強く感じていた、重さ、暗さ、悲しさが完全に消え去っていました。シリアスなシーンでこそユーモアを大事にする。そんな心意気を感じます。個人的にはこういう姿勢、大好きです。

 そして、アナキンの体が釣竿で回収されるというある意味で衝撃的な展開と

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 生まれたばかりにしては誰なのかがあまりにも分かりやすすぎるルークとレイアの誕生

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 ダース・ベイダーの誕生を無事に見届けたところで、エピソード3は完結。物語は、先ほど誕生したルーク・スカイウォーカーを主軸とする旧三部作へ続きます。

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 旧三部作には、私がスターウォーズで一番好きなキャラクター、ダース・ベイダーとハン・ソロが登場しますから、こちらも楽しみですね。

好きなキャラクターで自由に楽しめるフリープレイモード

 さて、メインストーリーが大きな区切りを迎えたので、好きなキャラクターでエピソードを楽しめる、フリープレイモードで遊んでみることにしました。
 これまでストーリーを進めていく中で十分にスタッドも溜まっていたので、気になったキャラクターを片っ端から購入します。

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 R2-D2 vs ダースモール、ドロイド兵 vs ダースモールなど、映画ではどう考えてもありえない対決を前菜として楽しんだところで、メインディッシュへ。私がどうしてもやってみたかったのは、グリーヴァス将軍 vs グリーヴァス将軍。4本のライトセーバー vs 4本のライトセーバー、合計8本のライトセーバーによる戦いの宴のはじまりです。

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 ……これは……画面がすっごいチカチカしてて非常に見づらいですね。流石にこの発想は頭が悪すぎました。ライトセーバーは多ければ多いほどいいってもんでもないようです。4本のライトセーバーを操る敵に1本のライトセーバーで戦いを挑むという構図にこそかっこよさの本質があったんですね。何事もやりすぎはよくありません。

終わりに

 映画9作分のエピソードが収録されている上、サイドミッションなどのやりこみ要素も充実しているため、かなりのボリュームを誇る『レゴ®スター・ウォーズ/スカイウォーカー・サーガ』。
 20種類以上の惑星を訪れ、ゲームに登場する何百種類ものキャラクターや機体を少しずつプレイしていくだけでも、相当な時間を必要とすることは間違いありません。さらに、本作にはDLCによりキャラクターを追加することもできるため、作品のボリュームはさらに増大します。

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DLCで入手した、クラシック版のハン・ソロ。レゴでもかっこいいキャラクターの1人

 また、このゲームの作風は全体的に明るく、ムービーやステージに仕込まれた小ネタのボリュームもかなりのもので、周回プレイをすることで新たな発見があったりもします。

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2周目で発見した、シリアスなエピソードでBGMを奏でるドロイド楽団。かわいい。

 『スカイウォーカー・サーガ』のストーリーを楽しむもよし、コレクションアイテム収集に没頭するもよし、特に目的を決めずに気ままに銀河を旅するもよし……『レゴ®スター・ウォーズ/スカイウォーカー・サーガ』の遊び方は、プレイヤーの嗜好や性格、ゲームスキルに合わせて自由に組み立てることができるため、本作は、子供から大人、スターウォーズ初心者からマニアまで、幅広い層が楽しめる作品となっています。

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ライター
レトロゲームから最新ゲームまで、面白そうだと感じた家庭用ゲームを後先考えず手当たり次第に買い漁る男。500を越えてから、積み上げたゲームを数えるのは止めました。 ディズニーアニメ・お笑い・音楽・漫画などにも広く浅く手を伸ばし、動画投稿者としても蠢いています。
Twitter:@DuckheadW

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