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メッセージ分量はなんと300万文字、桁違いの物量を誇る現代怪談の決定版『アパシー 鳴神学園七不思議』体験プレイ。話を聞きながら感想と質問を返し、それによってルートが分岐

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 6月27日にコナミが主催で開催されたインディーゲーム展示会「Indie Games Connect 2022(IGC)」は日本中から注目のインディーゲームが集まった。その中でも気になった作品を弊誌では紹介している。

 株式会社メビウスが送るホラーノベル『アパシー 鳴神学園七不思議』はSFCで発売された人気作品『学校であった怖い話』のシナリオを担当した飯島多紀哉氏が再びシナリオを担当する、精神的後継作ともいえる作品だ。

メッセージ分量はなんと300万文字、桁違いの物量を誇る現代怪談の決定版『アパシー 鳴神学園七不思議』体験プレイ。話を聞きながら感想と質問を返し、それによってルートが分岐_001
メッセージ分量はなんと300万文字、桁違いの物量を誇る現代怪談の決定版『アパシー 鳴神学園七不思議』体験プレイ。話を聞きながら感想と質問を返し、それによってルートが分岐_002

 本作は新聞部の新入部員である主人公となり、学校新聞の特集のために6人の語り部より怖い話を聞いていくというゲーム。語り部は話の途中で主人公に質問や感想を求めてくるのだが、それが物語の結末が変わる選択肢となっており、ルードが分岐していき複数のエンディングが用意されている。

 キャラクターデザインは倉馬奈未氏が担当。飯島多紀哉氏執筆によるシナリオは、これまでにない長大のボリュームとなっており、メッセージ分量はなんと300万文字に到達するという。

 メッセージ分量だけではなく、ルート分岐の選択肢が4000通り、エンディングが650種類ほどだといい、スケールが他の作品とは桁違いになっている。

 100周やっても全てのエンディングを見ることができないらしく、とにかく骨太な物語体験をすることができそうだ。

 ただ、ひとつ安心してほしい。一気にプレイしてエンディングを見ると言うより、1時間から3時間程度の一回一回の区切りを意識して作っているそうだ。つまりプレイとプレイの間隔があいてしまって話を忘れてしまっても、ひとつひとつの違う映画を観るような感覚で楽しむことができ、短期間でエンディングを見るというより長く付き合っていく作品となるそうだ。

メッセージ分量はなんと300万文字、桁違いの物量を誇る現代怪談の決定版『アパシー 鳴神学園七不思議』体験プレイ。話を聞きながら感想と質問を返し、それによってルートが分岐_003
メッセージ分量はなんと300万文字、桁違いの物量を誇る現代怪談の決定版『アパシー 鳴神学園七不思議』体験プレイ。話を聞きながら感想と質問を返し、それによってルートが分岐_004

 作品をプレイした印象として、話を聞かせられながら感想や質問をして物語に介入していく点が非常に面白い。ルート分岐によってガラッと話や結末が変化するらしく楽しみだ。

 時間の都合上ひとつの話しか読むことができなかったのだが、それだけでもボリュームはしっかりと感じることはできた。無数にある話の種類や分岐、エンディングの中から無造作にひとつを選択したのだが、読み応えがあり、他の数多の物語もこのクオリティだと思うと鳥肌が立つ。まさに現代の怪談の決定版と言える作品になりそうだ。

 『アパシー 鳴神学園七不思議』の開発はすでに終わっており、発売は2022年8月4日に控える。価格はパッケージ版、ダウンロード版が7678円(税込)、パッケージ限定版 が16478円(税込)となっている。気になる方はぜひチェックしていただきたい。

ライター
『プリパラ』、『妖怪ウォッチ』ありがとう。黙々とゲームに没頭する日々。こっそりと同人ゲーム、同人誌を作っています。ネオ昭和ビジュアルノベル『ふりかけ☆スペイシー』よろしくお願いします。
Twitter:@zombie_haruchan

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