資源と人員を適切に施設に回して生存を安定させていこう!!
こんな調子で色々と設備を開発&建造していくぞ!
まずはきれいな水の安定供給のための蒸留所!
そして食糧をより効率的に集めるための採集小屋!
まだまだァ!!お魚も利用するための魚釣り波止場!
さらにお魚を調理して安全な食糧に変えるための野外炊事場だ!生魚は危ないですからね。
これで水と食糧に困る生活とはオサラバだ~~~!!ギャハハハ!!
と思いきや…
全然食糧問題と水問題が解決しない!!!!
これにはフィリップおじいちゃんもブチギレです。
どうやら今回の場合「施設の数」や「人員配置」がガバガバすぎたらしく、
そもそも何も役割を与えていない人員がたくさんいたり、
水や食糧に関する施設を作っていなかったり、
一方で欲張る必要のないゴミ収集施設を濫造して4人も人員を配置し、逆に生魚を調理するキッチンはたったの一人だったりしていました…。
施設の数を見直して人員配置を改善するとようやく食糧と水分、つまり生存に関する問題が解決されました。
現在のクラン30人が飢えなくて済む環境をようやく構築できた…。やった~。
最初のただの野営状態だったころに比べると大きな進歩です。
勉強ができる環境を作って「発展」を目指そう
こうして施設や人員配置を最適化していった結果、ついに「生存」のためだけではなく「発展」のために人員を割く余裕がギリギリながら生まれました。
まずは書斎を建てます。ここでお勉強をするってわけですね。
書斎では水没前の世界の遺物から研究ポイントを稼ぎます。
稼いだ研究ポイントを使って採集小屋や魚釣り波止場をより高度な施設にアップグレードしていきます。
これにはフィリップおじいちゃんもニッコリ。
フィリップおじさん1時間くらいやって初めて褒めてくれた…!
というか私もめちゃくちゃ嬉しい…。
この人たちにただ生き残るだけじゃなくて「より良くなろう」とする姿勢を持たせてあげられたこと…相手が自分でイチからプレイして寄り添ってきたメンバーだからか、びっくりするほど嬉しいんですね。なにせ最初は皆が飢え死にしないようにするだけで本当に苦しかったですし。将来もし子育てをしたらこういう感動を覚えるのかもしれない…(?)
さて、アップグレードされた施設のポテンシャルをフルに活かすために、フィリップおじいちゃんたちをスキルアップさせます。
というわけでフィリップおじいちゃんたち30人の生活が発展的になりはじめたところで物語は次のステージへと進みます。そう、新たな仲間を探して更なる発展を目指すのです…。
別のシマのヤツらと仲良くやれるのか!?
このゲームの大きな目的は「再生発電所」と呼ばれる今日の社会より一歩進んだエネルギー施設を見つけ出してそのエネルギーを利用した先進的な文明を築き上げることです。
遠く離れた発電所に到達してそれを再稼働させるにはまだまだ技術も人手も足りません。
そこで、島内で発見された「電波塔」を修復して利用し、この島の外の人を探そう!!という話になります。
というわけでこれまでのように研究ポイントを使って電波塔の技術を開発し、資材を投じ電波塔を修理。
修理した電波塔で人を探し、遠征隊を組織して会いに行ってみると、自分たちとは別のクランと出会った!!
やったぜ!!新たな人員確保だ!!
…ということで島への受け入れに合意すると、島の人口が増加して左下に新加入したクランの代表者「アナ・ブラウン」おばさんが追加された。これからよろしくね!!
しかしフィリップおじいちゃん達の「ベルク3」はアナおばさん達「オークヒル・サバイバーズ」をどう思っているかというと…
いや険悪~~~~!!!
さらに最悪なことに、アナおばさんたちを連れた遠征隊が島に帰ってくると…
病気まで連れ帰ってきちゃってない!?
なにはともあれ医療用テントを開発・建造して様子を見る…
そんななか事件が。クランの中でタンバリンを鳴らして騒音被害を出している若者がいるらしい。思いのほか陽キャっぽい事件が発生しててウケますね。
ただ問題なのが、クランによって支持する解決法が異なっていること。
このようにクランごとに求める行動が異なっているのは両者の思想の違いから。
フィリップおじいちゃんたちは厳しさの中にも全体の調和を重んじるところがあるのですが、アナおばさんたちはそれよりも遥かに厳しい。旧態依然とした厳しい統治とカースト制を重んじています。
思想の違う両者の関係を上手に取り持つのが優れたリーダーの役目というわけですね。
ちなみに現在の両クランの関係性はというと…
というわけなので今回は「オークヒル・サバイバーズ」側の方を肩を持って溜飲を下げてあげようかな!?と思い、彼女らの支持する厳しい「追放」の選択肢を選ぶと…
騒音を出していたミスター・タンブリン・マンを厳しく追放した結果、めちゃくちゃ厳しいオークヒル・サバイバーズは「鎮静」する一方ベルク3は「不安」になりました。
考え方の違う人間をまとめるの…難しい~~~!!
そんな問答があるうちに、先ほどの感染症騒ぎは収束。ひとまずよかった~。
クランのみんなの顔色をうかがいながら法律を整備しよう
こうした感染症騒ぎや騒動などを経て、次の課題は「法律の整備」に。
このタイミングでこれまでロックされていた最後の機能である「法務委員会」が解放されます。プレイヤーが社会の人員からの信頼を受けて勝ち取る「影響力」を消費して法律を制定でき、市民や施設の能力に影響を及ぼします。
もちろんいい影響もあれば悪い影響もあって、その選択によってプレイヤーの理想とする社会を形作っていきます。
ただ、この選択はものによっては先ほどのタンバリン騒ぎの非ではないほどクラン同士の意見の対立があるので…注意が必要!!リーダーの独断だけでは統治はままならないんですね。逆に両者とも賛成の立場を示している法律を制定するのは良いことかもしれません。
クランの代表者が突然「この法律作ったらどうよ!?」みたいなことを言ってきたりもします。
私は新しい幸福な社会を作りたいんだ!「深夜勤務」なんて旧時代の遺物は絶対認めんぞ!!
というわけで提案を棄却するとオークヒル・サバイバーズに動揺が走り…不満が募り始めました。
ヤバい!不満を取り除かねば!!ならばいっちょ不満の鎮静効果があるらしい「演説」の法律を使ってみるか…!
と、今度はめちゃくちゃ「オークヒル・サバイバーズ」寄りの演説を披露した結果…
今度はベルク3側を怒らせちゃった!!!
そんでもってストライキ起きちゃった……!!
さらに悪いことに…
みんなの不満が募りすぎてめちゃくちゃ治安悪くなってきた!!
その後も相次ぐ盗難や事件などかなり大変なことになりつつも、
警察を作ったり娯楽施設を建てたりしたらなんとか収まりました。めちゃくちゃ苦労した…
苦しい時期を乗り越えて島が安定してくると…めちゃくちゃ嬉しい!!
そんな感じで法律回りを整備し、
やっかいな感染症の流行で何人も死んでしまったりかなり苦しいときもあったけど…
関係性がじっくりと時間をかけて好転!!
出会ったときは「中立」で一時期は「抵抗感」まで落ち込んだ両クランが「友好的」になった!
ついには作っておいた社交場で仲良く交流まで…!う…嬉しすぎる~~~!
そしてこのように関係性が改善するまでの間、発展のための努力を怠ってきたわけではないのです!この島にもう一つとんでもない変化が!
そう、農業がついに誕生!ついに魚釣りや木の実の採集のような限りある食糧を消費する社会から生産力を持った社会へシフト!!
このような技術革新と、人員配置をつぶさに見守りながら生産人口の一部をスキル育成に回してきた努力の甲斐があって食糧自給が盤石なものになりました。
その結果、ゲーム内の時間経過を最高速にして回しっぱなしにしても大きなトラブルが起こらない安定的な社会がついに実現しました……!!ちょっと前までは1日を無事に過ごすのもやっとだったのに…。感動。
苦労して安定を勝ち取った島が自分の力無しに円滑に回っていくのを眺めるの、めちゃくちゃ楽しいですね。時間をすっ飛ばしているだけでも研究ポイントや食糧が貯まるようになっていますし、無限に見ていられます。
…しかしここまではまだこのゲームの序盤に過ぎません。
あくまでもストーリーの目的は再生発電所の再稼働。いまはまだその位置すら判明していないのですから…。
「もうこれで充分じゃないの!?皆で仲良く過ごしていつまでも生きていけて、少しずつ自分たちの島の中で技術を発展させることもできるんだからさ!」という思いもかなりあります。なぜなら島の外に目を向けて開拓を進めることはリスクを伴うからです。前回のように感染症を持ち帰ってきてしまったり、新しく出会った人々と不和が起きることもある…。
大事に育ててきたメンバーが苦しい目に遭うの…ここまで長い時間可愛がってきただけにすごく怖い!!いつの間にかめちゃくちゃ情が芽生えてしまっている自分に気づきました。
でも、「今のままで充分だからこれ以上なにもしない」ってワケにはいかないのが人間の性なのかもしれませんね…。
というわけで再生発電所まで遠征して、動いているようで止まっていた文明進歩の時計の針を回していくのでした…。
…と、このあたりで詳細なプレイレポは終了!
実際にプレイの流れに沿ってゲームの基本的な要素と楽しみ方を紹介していきましたが、この記事に書かれている以外にももっとたくさんの苦楽がありました…。ぜひ詳細はご自身でプレイして確かめていただけたらと思います。
ちなみにこの後の展開ですが、再生発電所を復旧させるために苦心するなかで、
新しいクランに出会うので前回の反省を生かして関係性を調整していったり、
鉄やプラスチックまで製造できるようになったり……
世界を崩壊させた「あの日」の謎が解き明かされていったりと、
ますます面白味を増していきますのでお楽しみに!!
「Floodland」プレイレポ総括
実は本格的なストラテジーゲームは初めてだったので最初の食糧難とかクラン間の不和のあたりは本当に「もうこれ詰んだんじゃ…」と思うくらいビビっていたのですが、苦しい状況であるほどそれを乗り越えたときの嬉しさが尋常じゃなくて楽しかったです。
文明の進歩を追体験できるので、
人々の幸福はまず水や食糧や住居の安定供給から始まってるんだな…とか、
逆にそれらが足りてない状況では発展させようなんて考える余裕もできないんだな…とか、
あと「娯楽施設として悪いことしたやつの見せしめ場を作ろうぜ!!」って提案されて「やっぱ人間って業の深い生き物だわ…」と思ったり…
すごく当たり前なことを説教臭くなく実感させてくれるのも面白いなと感じました。
15時間くらい遊んだらレビューを書こうかなと思っていたのですが、要領を掴んだら無限にやれちゃう中毒性があって結局25時間くらい遊んでしまいました。
それでもまだまだ発電所が復旧できないのでじっくり遊んでみようと思います。
『Floodland』、ぜひ皆さんも遊んでみてくださいね!
最初の島以外のマップや発生イベントなどはセーブデータごとにランダムで異なるらしいので、あなただけのサバイバルを楽しんでみてください。
それでは!!