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速すぎるなら、歩けばいいじゃない──『ソニックフロンティア』の結末を見たいけど、音速で走るソニックに動体視力が追いつかない。だったら歩けばいいのでは……!?

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 音速のハリネズミことソニック・ザ・ヘッジホッグ。二つ名のとおり、彼の最大の特徴はその “速さ” 。縦横無尽にフィールドを駆け抜ける姿はシンプルにかっこいいし、その速さから得られる疾走感が『ソニック』シリーズの醍醐味ではないでしょうか。

 しかしながら『ソニックフロンティア』で初めてソニックに触れた「ソニック “ド” 初心者」の筆者は、ソニックの速さに動体視力が追いつきませんでした。

 とはいえ『ソニックフロンティア』を自分の手で最初から最後まで遊んでみたい。なぜなら本作は、これまでのソニックのイメージとは異なる “物悲しさ” が大きな特徴となっているタイトルで、「その結末を見届けたい」と発売前からずっと思っていたからです。

 そうなるとソニックの速さに慣れていく必要があると思うのですが、いかんせん速い。とにかく速い。動体視力が追いつかない。そこで筆者にひとつの解決法(?)が芽生えます。

 速すぎるなら、歩けばいいのでは……!? なんなら、歩いたほうがアイテムを収集しやすいのでは……!?

 セガの関係者の方々も、昔からのソニックファンの方々も、「いやそこは走ってよ!」と思われることでしょう。しかし筆者は「歩くソニック」で楽しくクリアしたので、漫画にしてみました。

文・漫画/柳本マリエ


※この記事は『ソニックフロンティア』の魅力をもっと知ってもらいたいセガさんと電ファミ編集部のタイアップ企画です。

速すぎるなら、歩けばいいのでは!? ソニックから最大の特徴を奪う

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電脳空間をゴールするたびに脳裏に浮かぶサウンドディレクターの言葉

 従来のスピードラン型の電脳空間は、特定の条件を満たすことでストーリー進行に必要なアイテム「エメラルドキー」を手に入れることができます。たとえば下記。

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・ゴールに到達する
・タイムがSランクでクリア
・リングを30コ持ってクリア
・レッドスターリングをすべて見つけた

 この中で「ゴールに到達する」と「レッドスターリングをすべて見つけた」は、初心者の筆者でもクリアしやすいです。なぜなら、コースから何度落ちようと、どれほど時間がかかろうと、条件に干渉しないため。つまり、レッドスターリングをすべて回収してゴールさえすればストーリー進行に必要なエメラルドキーが2個も手に入ります。

 もちろん勢いをつけてジャンプしないといけない場面も出てくるのですが、電脳空間を最初から最後まで全力で走る必要はありません。実際に筆者はゴールするまで5分以上かかることもあります。そしてそのたびに脳裏に浮かぶのは、サウンドディレクターの大谷智哉氏【※】にインタビューをさせていただいたときのこの言葉。

大谷氏:
電脳空間は1ステージ平均90秒から120秒くらいの遊びで、収集物を取ったとしても2分半くらいでゴールにたどり着く想定なので、だいたい1ループ1分半くらいを目安に楽曲を作っています。

 想定外で本当にごめんなさい。でもその分、筆者は電脳空間の楽曲を長く聴いていることになります。

※大谷智哉氏
1999年セガに入社。『ソニックアドベンチャー2』からシリーズの楽曲を担当し、『ソニックフロンティア』でもサウンドディレクターを務める。

 また、『ソニックフロンティア』はぜったいに戦わないといけない敵が限られているので、スルーできる敵もたくさんいます。「必ず戦わなくてもいい」「必ず走らなくてもいい」は筆者にとって心強く、自由気ままに楽しく遊ぶことができました。

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思わずいったんスルーした守護神「ASURA」

 目に入ったギミックで遊んでいるだけでもいろいろなアイテムが手に入るため、ストーリーもテンポよく進む印象です。ミステリアスでドラマチックなシナリオは本作の見どころのひとつと言えるでしょう。だからこそ筆者のようにいままでソニックに触れたことがなかった人におすすめしたいです。 

フォトモードやジュークボックスなど無料アプデ第1弾が配信開始

 『ソニックフロンティア』は2023年に3つの大型アップデートが予定されています。

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 その第1弾「春の旅立ち」が3月23日より配信されました。内容は下記です。

【ジュークボックス】
オープンゾーンに隠された「サウンドメモリー」を集めることで、島のフィールドで流れる音楽をプレイヤーが自由に変更することが可能。最大53曲まで増やすことができる。

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【フォトモード】
フォトモードを起動するとゲーム中のUIがすべて非表示となり、プレイヤーがカメラの位置やフィルターを自分で決めて撮影することが可能。

【電脳空間チャレンジ】
従来型のスピードランが楽しめる電脳空間の指定のステージを連続してプレイすることが可能。

【バトルラッシュ】
島ごとに登場する「神兵」「守護神」「巨神」と連続して戦うことが可能。

※「電脳空間チャレンジ」「バトルラッシュ」はストーリー本編クリア後から使用可能。

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【難易度 “エクストリーム” 】
ある条件を満たすと、本編に新たな難易度 “エクストリーム” が追加。

【電脳空間 “パワーブースト” 】
ある条件を満たすと、電脳空間でパワーブーストが使用可能。

【エクストラコンテンツ】
スターフォール諸島に住む不思議な生き物「ココ」の見た目をイースター仕様に変更することが可能。

【さまざまな機能の追加】
・スターフォール中のスロットの ON/OFF 切り替え機能を追加
・パワーブースト解放演出の ON/OFF 切り替え機能を追加
・電脳空間内のリスタートコマンドを追加
・電脳空間リザルトにて、ホーミングブースト使用の有無についてマーク表示を対応
・長老ココ/仙人ココにて、ステータスをまとめて上げる機能を追加
・ボタン連打の QTE をスティック入力で行える機能を追加

 

 筆者が特に注目しているのはフォトモードです。大量にスクショを撮るタイプなので、UIが非表示になる機能はめちゃくちゃうれしい。

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 スターフォール諸島は奥行きのある絶景ポイントが多いので撮り甲斐があります。

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 『ソニックフロンティア』はNintendo Switch、PS4、PS5、Xbox One、Xbox Series X|S、PCにて発売中。このあと控えている第2弾や第3弾の無料大型アップデートも注目です!

 また、Nintendo Switch版は3月27日23時59分まで30%オフのセールを開催しているので、気になっている人はこの機会をどうぞお見逃しなく。

【あわせて読みたい】

『ソニックフロンティア』の無料大型アップデート第1弾「春の旅立ち」が配信開始。ジュークボックス、フォトモード、最高難度の追加で遊びの幅が広げる

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編集
幼少期からホラーゲームが好き。RPGは登場人物への感情移入が激しく的外れな考察をしがちで、レベル上げも怠るため終盤に苦しくなるタイプ。自著『デブからの脱却』(KADOKAWA)発売中
Twitter:@MarieYanamoto

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