9月21日から9月24日まで幕張メッセにて開催されている「東京ゲームショウ2023」のコナミブースにて、『桃太郎電鉄ワールド〜地球は希望でまわってる!〜』の出展が行われ、試合終盤の6ヶ月(6ターン)の試遊ができる。
『桃太郎電鉄』シリーズは、プレイヤー自身が鉄道会社の社長となり、実在する日本各地の駅をすごろく形式で周り、各駅に存在する物件を購入し、最終的な総資産を競い合うゲームだ。また、ただのすごろくを行うだけではなく、各プレイヤーが使うことができるカードが与えられ、カードの効果を使用して自分にお金を与える効果や、相手を妨害することができるなどの戦略要素も持ち合わせている。
そして、今回は日本だけではなく、世界を舞台にして総資産を競い合うことになる。世界を舞台にした『桃鉄』は、ニンテンドーDS用ソフト『桃太郎電鉄WORLD』から約13年ぶりとなる。過去のシリーズでは平面のマップだったが、今回は360度回転する球体のマップを舞台に各駅、空港をまわらなければならない。
まず、入場するための整理券を受け取るのだが、整理券がまるでこれから飛行機に搭乗する時に貰う航空券型のチケットが配られ、飛行機の中にいるCAのような服装をしたスタッフが案内をしてくれる。また、ブースの一角では、ゲームに登場するさまざまな国が書かれている、本当に空港にありそうな電光掲示板が見られる。本当にこれから飛行機に乗るような感覚を感じられ、飛行機で世界中を飛び回る本作に合わせた粋な計らいを感じられる面白い試遊ブースとなっている。
今回体験したものは「東京ゲームショウ2023」用の特別仕様となっており、最初に10億円が支給され、いくつかのカードを受け取って、試合終盤の6ヶ月(6ターン)を体験できる。
私は『桃鉄』シリーズを一切遊んだことがないが、目標が明確化されており、登場するカードの効果も分かりやすくてシンプルで、何より操作が簡単で楽しかった。
ゲームを開始すると、まずどこの目的地に行くのかを決められ、今回は「シアトル」が選ばれた。開始地点は日本、シアトルに行くには飛行機を使って飛ばなければならないが、面倒臭い手続きはなく、そのまま海の上へGO。
後ろからCOM(コンピューターが操作するキャラクター)もついてきて、謎の「オナラカード」が使用されて「オナラマン」が召喚された。
「なんだこいつ」と思っていたら、私に対して“波動拳”のようなポーズをしてきたのだが、すかしっぺだったらしく、何事もなく終わった。もう片方のCOMにも「オナラマン」がやってきて、今度はしっかりとオナラを出し、もう片方のCOMは遥か彼方へと飛ばされてしまった。「危なかった」と安堵する間もなく、すぐに自分のターンがやってくる。
アメリカに着き、シアトルまでもう少しのところで、『桃鉄』あるあるのサイコロの出目が悪く、止まりたい駅に止まらない現象が起こってしまう。目的地から3マス離れたお金が減る赤いマスを踏んでしまったが、ここで幸運が起こって、かわいそうだからと神様から33億円を貰った。このような相手からしたら理不尽とも思えるような運要素が絡むことによって『桃鉄』がより面白くなるように作られていると感じる。
他のCOMより大幅にリードすることができたので、ここで、近くの3マスを好きに止まることができる汎用性の高いカードを使用して目的地のシアトルに直接降り、その後ゲームが終了した。
結果はもちろん一位で終了し、一位通過のご褒美として抽選ルーレットを行うことができた。抽選ルーレットの結果「東京ゲームショウ2023」で使えるドリンクチケットが当たり、試遊した人全員に渡される限定のキーホルダーが貰えたりした。抽選ルーレットにはドリンクチケットのほか、ハワイ気分を味わえる「スパリゾートハワイアンズ」のペアチケットなどの豪華なものも当たるとのこと。
また、9月23日には、陣内智則さんなどの『桃鉄』好きの芸人の方々が集まって、本作をプレイするスペシャルステージも開催される。『桃鉄』シリーズが好きな方や気になる芸人がいるのなら、ぜひ見てほしい。
今回の試遊では見られなかったが、世界中の偉人と出会ったり、新しい貧乏神や、さまざまなゲームモードなど、さまざまな要素が製品版で体験できる。
『桃太郎電鉄ワールド』製品版の参考価格は6930円(税込)で、11月16日にNintendo Switch向けに発売される。9月24日まで「東京ゲームショウ2023」のコナミブースにて試遊できるので、気に入ったら予約受付中の本作を予約してみてはいかがだろうか。