僕は幽霊だ本当さ 君の目には見えないだろうけど
竹先生ェ!!!!!!!!
王の帰還。
いや、ちょっと思ってたんすよ、「あ、もしかして竹先生はエスパーだけかな?まぁ、仕方ないか」とか。王の凱旋。最高、最高すぎる。アンタがチャンピオン。なんでオレは徴姉妹のピックアップをスルーしたんだ。ちょっと真庭忍軍<まにわに>にいそう。真庭忍軍十二頭領、葱組の真庭初音。
これ……すごすぎるでしょ。
「ゴーストタイプの初音ミクなので、プレーンな初音ミクに最も近づく」方向に舵を切ってくる。「初音ミクの消失」ってことですか。本来初音ミクが持っている「電子」のイメージを「画面から出てくるゴースト」の形に昇華させるのも上手い。とか言いながら、墓場で踊ったりするらしい。
ツインテールと身体に走るノイズ。ホログラムとなって人魂型で浮く「01」のナンバー。もはやポケモンという枠組みを越え、純粋に「初音ミクのゴースト」として完成度が高い。ダークボール構えてるカットもカッコ良すぎ。横綱相撲か?
個人的な感覚になってしまうのですが、「ポケモン」と「初音ミク」にはそれぞれ「捨ててほしくない側面」があります。
まず、前者は「実は生き物として危険な側面もある」ということ。直近だと「サケブシッポ」がその最たる例かもしれませんが、あの「下手をしたら人間すら簡単に……」という、一種の生物としての危険性まで含めて尊い。ゴーストタイプは、割とそこを担うタイプでもあると思います。
そして後者は「病み感」。もうこれ説明しなくてもいいですよね。さわやかな曲も好き。ポップでかわいいラブソングも好き。だけど「病み感」も忘れないでほしい。闇を置いていかないでほしい。暗澹たる側面もまた、初音ミクの魅力。
そしてゴーストミクはそのどちらも兼ね備えている!
ポケモンと初音ミクの好きな側面を、どっちも持ってる!!
……って言ったら、ちょっと過言ですかね?
皆が望む理想に憧れて 個性や情は全部焼き払い 欲やエゴは殺して土に埋め
おい! あんまワクワクさせんなよ!!
後半戦からどんどん加速している「ここまで攻めてもいいのかよ」感、あくミクでとうとう極点に達したような気がします。初めて見た時、普通に素で「タチフサグマァ!?」って言っちゃったよね。「NieR」シリーズのコンセプトアーティストでもお馴染みの浪人先生、まさかの参戦。最高です。
もうやっぱこれ毎年恒例にしよう!
もっといろんな人のポケミクごちゃ混ぜにしよう!!
もう普通に設定画で「組織のボス×楽譜」ってコンセプト書いちゃってますが、やっぱりこの「組織のボス」感が最高。たしかに「ポケモンのあく」って言ったらこれなんだけども!
衣装などのあちこちに「あく」要素が盛り込まれていますが、個人的にはやっぱり「髪」に注目したい。
この三日月っぽい髪の形……よく見ると「あくタイプ」の形をしています。ポケカで基本あくエネルギーをよく見る人にはお馴染みの形かもしれませんが、これ多分「あくの髪型」です。気になった人は調べてみよう。あくの髪型ってなんだよ。
これはもう「卵が先かニワトリが先か」問題かもしれませんが、あくミクとタチフサグマのカラーリングがおそろいなのもメチャクチャ良い。あくミクさんがタチフサグマに合わせたコーデをしているのか、それとも自分の好きなコーデに似ているからタチフサグマを相棒にしているのか……。真相は闇の中。
ここで、気づいたことがあります。
というか、多分この辺りでみんな(不特定多数)が気づき始めたと思います。
「この風格のあくミクさんが、タイプ相性的にフェアリーミクさんに弱点を突かれてしまうのは、“萌え”なんじゃないか?」ということに。「ギャルに弱い組織のボス」って、萌えでしかないでしょう。
つまり……ポケミク、「タイプ相性によるポケミク同士の関係性妄想」ができてしまうのです。たとえば心優しそうな「みずミク」は、実は明るい「くさミク」に弱かったり。ミニスカートの「エスパーミク」は、悪いお姉さん「あくミク」に弱かったり………ハハハ、ハハハハハハ!!
まさか、「タイプ相性」の概念がここで応用できるとは思わなかった。「出揃うまでが楽しい」と思われていたポケミクは、むしろ「出揃ってから」が本番だった。全キャラ参戦してから本番の環境が始まるスマブラみたいなもんだった。
ということで、この記事も全タイプの感想が終わったら「タイプ相性編」が始まります。最後までご覧ください。
いっそ岩の隙間に引き篭もって 月も太陽も無視して眠ろう
かわい~~~~~~~~っ。
結構変化球ミクさんが続いた中でのはがねミクさんの直球のかわいさ、沁みます。
そして相棒、まさかの「ジラーチ」。メロエッタもそうでしたが、まぼろしのポケモンも容赦なく投入してくるフリーダムさがこの企画の楽しいところ。
ジラーチもかわい~~~~~~っ。
……と、そのかわいらしさは直球に感じるかもしれませんが、「相棒ポケモンとの組み合わせ」という観点では、はがねミクさんも中々にエッジが効いています。傘の短冊などはジラーチ要素を感じさせるものの、本人はガッツリ「はがねミク」として確立されています。
おそらくメインコンセプトは「旅人」辺りではないかなと予想しているのですが……う~ん、これは中々にストーリーを妄想させてくれます。私が勝手に考えていたのは「ジラーチを守る用心棒」的なポジションなのではないか、という説。
「1000年間で7日だけ目を覚まし、ねがいを叶える」というすごい力を持ったジラーチが悪用されないために守っているのではないか……とか。
何? 妄想癖がすごすぎる?
いや、それくらいポケミクは「余白」を楽しめるコンテンツってことさ!
ちなみに公式サイトの水谷先生のコメントによると、「ジラーチを追い求めて、長い時間を旅するミクさん」とのことです。別に用心棒じゃなかった。う~~~ん、ストーリー性がすごい。ドリフターのミクさん。
さらには「テッカグヤ」のイメージを感じたり……ヒスイ地方にいそうとか思ったり……。はがねミクさん、奥深さナンバーワンかもしれません。この「相棒ポケモンとのストーリー性を感じさせる」という切り口、中々に面白いです。ポケミク第2弾があったら、このスタイルのミクさんが結構増えそう。わしゃポケミク予想屋か?