こんにちは、人生で初めてアイマスに沼った者です。
というわけで今回ご紹介させていただく作品はこちら、
『アイドルマスター シャイニーカラーズ Song for Prism』(以下、シャニソン)です!
個性的で可愛いアイドルたちや昨今の流行を取り入れたローグライト風味の育成システム、シャニマスではお馴染みの楽曲で遊ぶことが出来る音ゲーなど、全ての要素が個人的に刺さりに刺さっている本作。
特にSlay the Spireフォロワーとも言えるローグライト風味のカードゲーム要素がとても面白く、筆者は本作の配信日から数週間ほど遅れてゲームを開始したものの、現在では全ユニット&アイドルを最高ランクまで育成してしまうほど本作にのめり込んでしまいました。
筆者としても本作の話を早くしたくて堪らないので、前置きはほどほどにして早速本題に移りましょう。
シャニソンを既に遊んでいる方も、これから遊んでみようと思っている方も最後まで楽しんでいただければ幸いです。
※本記事に使用されている画像はVer1.1.1の際に撮影されたもので、現行のバージョンとは一部の仕様やデザインが異なる恐れがあります。予めご了承ください。
アイマスでデッキ構築型のローグライトが遊べるんですか!?
アイマスといえば、「ブラウザゲーム版がリリースされた後に音ゲー化する」というイメージが筆者の中では強いものでした。
なので本作も「シャニマスってまだ音ゲー化はされていなかった気がするし、遂に音ゲーがリリースされたのだろう」という勝手な先入観のみで″事前情報を一切仕入れずにゲームを遊び始めた″のですが……。
えっ、急にカードゲームが始まったんだけど(困惑)
なんかUIの数が多くない!? プロデュースカード?Vo・Da・Vi属性?アイドルスキル?etc…と、あまりの情報量の多さにゲームを遊び始めた直後は困惑しました。しかし、ルールを徐々に理解していくうちに「もしかしてこのゲーム……めちゃくちゃ面白いのでは!?」と気付き始めたのです。
さて、本作の魅力をお伝えするにあたり、上記の画像のみでは『イルミネーションスターズ』(以下、イルミネ)の3人が可愛いということしか伝わらないと思います。なのでまずはルールの説明をさせてください。
本作のプロデュース部分を簡単に説明させていただくと、『Slay the Spire』のような「ローグライト+デッキビルディング型カードゲーム」に「アイドル育成ゲーム」の要素を加えたものになります。
イルミネーションスターズのエピソードでは14枚の初期デッキから始まり、プロデュース中に選んだ選択肢や発生したイベントによってパラメーターを強化しつつ、ランダムで入手することが出来るカードやスキルで少しずつユニットを強化しながらシーズン(全3週)の最後に待ち受ける「オーディション」のクリアを目指していきます。
現在プロデュースで使用することができるユニットはなんと全部で8組。詳しくは後述しますが、なんとユニットごとにデッキの内容だけでなく固有のシステムまで用意されているという作りこみの凄さ!
筆者は基本的に推しキャラだけを愛でることが出来れば満足なタイプのオタクなのですが、「システムまで変わるなら全ユニットで遊んでみるか~!」と、まんまとバンダイナムコさんの手のひらの上で転がされてしまいました。
そしてプロデュースしたいユニットのエピソードを選択すると上記の画面になり、今回のプロデュースで「育成したいアイドル」と「サポートキャラ」、「継承」の三つの要素を選択することが出来ます。
こちらも簡単に説明させていただくと、プロデュースアイドル(育成対象)を選ぶ→サポートキャラ(パラメーターの上昇具合や獲得できるスキルに関わる要素)を選ぶ→継承(育成済みのユニットのスキルを持ち越せる)したいユニットを選ぶといった感じになっております。
上記の設定が完了したらいよいよプロデューススタートです!
プロデュース方針を選択したらスケジュール選択の画面へと移行します。
スケジュール上ではプロデュースアイドルは四角いアイコンで表示され、毎回ランダムに設定される条件を達成することで表示されているアイドルのパラメーター上昇値にボーナスが加算されます。一方でサポートキャラは円形のアイコンで表示されており、選択することでスケジュールレベルの強化やパラメーター上昇値のアップ、サポートスキル(カードゲーム時に発動するパッシブスキル)の獲得を行うことが出来ます。
本作ではサポートキャラから得られる恩恵がとても大きいので、配置されている際は積極的にそのスケジュールを選択するのが重要となっています。
プロデュース中には現在選択しているエピソードのシナリオイベントが発生するだけではなく、ランダムで現在育成中のアイドルとのイベントも発生します。表示された選択肢を選ぶことで対応したアイドルのパラメーターを上昇させることが出来るので、集中して育成したいアイドルの選択肢を選びましょう。
上記の画像を見ていただければ分かる通り、三人組のイルミネでも選択肢に全てのアイドルが登場しないパターンが存在し、狙ったアイドルを常に集中的に育成することが出来ないというケースも存在します。
ちなみに本作には最大で五人組のユニットが登場するので、人数の多いユニットほど一人を集中的に育成する際の難易度が上昇すると感じました。
この辺りは運の要素やランダム性を楽しむというローグライトの性質上、どうしてもストレスを感じてしまうポイントになってしまうこともあるかと思います。しかし個人的には「このアイドルのイベントが最初に起こったから、今回はこの子を育成してみようかな」といった感じで、様々なアイドルに積極的に触れるきっかけとなったので、リプレイ性の高い育成要素が本作においてはプラスに働いていると感じました。
アイドル″らしさ″を落とし込んだカードゲーム要素
スケジュールにてレッスン、SPレッスン、オーディションを選択することで、「プロデュースカード」を用いたカードゲームが始まります。時間経過と共に回復する画像右下のPP(プロデュースポイント)を消費することで、プロデュースカードを使用してアピールポイントを獲得し、右上に見えているゲージを満タンにすることでクリアとなります。
画像左上(対戦相手側)と右下(プレイヤー側)に配置されたMe(メンタル)ゲージは、メンタルに影響を及ぼす効果を持ったカードを使用することで減少し、ゲージが空っぽになってしまうと「メンタルブレイク」状態となります。メンタルブレイク中はPPが0になってしまうだけではなく、一定時間PPが自動回復しなくなるというデメリットを負うことになってしまうので注意が必要です。
そして画面の右側に見えているアイドルたちのアイコンを選択することで、「アイドルスキル」という固有の効果を発動することが出来ます。また、アイドルたちは一人につき五種類のスキルを所持しており、そのうちの一つをセットして使用することが出来るので、状況に応じたスキルを使用してプロデュースを有利に進めていきましょう。
プロデュースカードにはプロデュースアイドルのパラメーターに対応した、Vo(ボーカル)・Da(ダンス)・Vi(ビジュアル)の三属性が設定されており、パラメーターが高い属性のカードを使うほど多くのアピールポイントを獲得することが出来ます。
それでは実際にいくつかプロデュースカードを見てみましょう。
そしてこちらが各ユニットごとに用意された、異なるシステムの要となるカードです。
イルミネの特徴は「PPに影響を与えるカードが多く用意されており、使用することでPPを獲得するものや使用コストを軽減するカードが用意されている」ことです。
例えば画像二枚目のカードを使用することで一定の時間カードの使用コストを軽減し、その状態で画像一枚目のカードを使用することで通常効果に加えて追加効果を発動することが出来ます。
ちなみにカードを獲得する画面はこんな感じになっており、ランダムで2~3枚のカードが表示された中から好きなものを選択して獲得することが出来ます。獲得枚数も1~3枚の中からランダムに決定されるため、強力なカードが複数表示された際には獲得枚数が増えるように祈りましょう……!
同じ種類のカードでも数字の横のひし形(カードのランク)の数が多いほどカードの性能が向上しているので、強化されているものを優先的に選択することでプロデュースをより有利に進めることが出来るようになります。
※SPレッスンを選択することでデッキ内のカードを自由に選択して強化することも出来ます
プロデュースを進めているうちにアイドルから「相談」を持ちかけられるイベントが発生し、スケジュール上に相談という項目が登場することがあります。選択することでデッキ内の任意のカードを削除することが出来るので、必要のないカードを所持している際は利用してみるのもオススメです。(※「相談」は難易度Normalからスケジュールに出現します)
ちなみに一度に削除することが出来る枚数はシーズンによって変化し、1枚ずつ増加していきます。(最大3枚まで)
本作ではカードをどんどん場に出していっても山札が尽きることはなく(※一部例外あり)、基本的にはデッキに組み込まれたカードがループし、ランダムでドローを行います。不必要なカードの削除や、あえてカードの獲得をスキップすることでデッキの枚数を意図的に減らし、必要最低限のカードだけを集めることでコンボを連続して狙いやすくすることも出来ます。