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『アイドルマスター シャイニーカラーズ Song for Prism』が面白すぎて、人生で初めてアイマスに沼った男の話。デッキ構築型ローグライト風の育成要素や、ハイクオリティな音ゲーがこれひとつで遊べちゃっていいんですか!?

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ユニットごとに固有のシステムが用意されているこだわりが凄い

今回の記事を執筆するにあたり、筆者が一番に語りたかったのが今からお話させていただくユニットごとに用意されているシステムについてのお話です。
これがよくもまあ8種類も面白いシステムを用意してきたなといった感じでして、個人の好みにより面白さに差異はあるものの、一通り遊んでみて「このユニットはちょっと微妙だな……」という雰囲気を筆者は一切感じませんでした。

そして声を大にして言いたいのが、本作ではエピソードが配信されるたびに新たな要素が増えるということです。現在ではイルミネーションスターズとアンティーカの二組のみエピソード2が配信されており、新たなシナリオ、衣装、カードが一気に追加されるという驚異の一粒で三度美味しいという状況を本作では楽しむことが出来ます。

さて、ここからは本作に登場するユニットを筆者の独断と偏見を交えながらご紹介させていただきます。

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『イルミネーションスターズ』
スタンダードで扱いやすいカードが豊富に揃っているユニットです。
固有の特徴はPPに影響を与えるカードが多く用意されていること使用時にPPを獲得するもの、使用コストを軽減するカードが用意されていることです。

シャニソンを始めるならまずはここから!と言えるユニットです。
シンプルながらも強力な効果のカードが揃っており、とりあえずはカードを場に出しているだけでもゲームとして成立してくれるので、まずはイルミネーションスターズのデッキでゲーム全体の流れを掴むのがオススメです。

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『アンティーカ』
自分のMeを削ることで強力な効果を発揮するカードが揃っているユニットです。
固有の特徴は「ピンチ状態」というアンティーカ専用の効果を持っていることで、Meが30%以下になることで発動します。ピンチ状態になることで効果が上昇するカードがデッキの中心となるので、Meの管理がとても重要なユニットになっています。

一言でいうならやられる前にやれ!というのが特徴のユニットといったところでしょうか。
カードの効果だけではなくアイドルスキルの方でも自身のMeを削る効果を持ったアイドルが存在しているので、初っ端から最高火力を相手に叩き込むことが出来るのが魅力的なユニットです。

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『放課後クライマックスガールズ』
手札に同じ属性のカードを揃えることで効果を発揮するカードが揃っているユニットです。
固有の特徴は「系統揃え」と呼ばれるもので、手札に同じ属性のカードが一定枚数以上揃うことで効果を発揮します。手札のカードに対して系統を付与することが出来るカード【※】や手札の枚数を増加させることが出来るカードが豊富に揃っています。

※指定の系統を手札のカードに追加で付与することが出来ます。例、Vo属性のカードに対してDa属性を付与することでVoとDaの両方の属性を持ったカードにすることが出来ます

手札の枚数を増やせば増やすほどに系統揃えがしやすくなり、常に追加効果を発揮して立ち回ることが出来るのが放課後クライマックスガールズの持つ強みです。追加効果でPP増加の効果が発動するカードが複数存在しているので、上手く立ち回ることで「ずっと俺のターン」な状態にすることも!?

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『アルストロメリア』
自身のMeが最大に近いほどカードの効果が上昇するという能力を持つユニットです。
固有の特徴は「セーフ状態」というアルストロメリア専用の効果を持っていることで、自身のMeが80%以上の時にカードの効果が強力なものになる反面、セーフ状態時にアピールポイントを獲得すると自身のMeにもダメージを負ってしまうというデメリットも存在しています。

個人的にはプロデュースの流れを把握し終えたら真っ先に触ってみてほしいユニット第一位です。
デッキを運用する際の難易度も比較的易しい上に強力なカードも多く揃っているので、本作においてのリソース管理(MeとPPに応じたカードの選択)の練習にうってつけのユニットとなっています。

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『ストレイライト』
カードを多く使用するほど次に出すカードの効果を上昇させることが出来るユニットです。
固有の特徴は「カウンターと解放」と呼ばれるもので、カードを場に出すことで同じ属性のカウンターが一つストックされ、必要な数がストックされている際に解放の効果を持ったカードを場に出すことで自動的に追加効果が発動します。

ストレイライトもイルミネーションスターズと並び入門用にはうってつけのユニットです。
基本的にはカードを場に出し続けるだけで自動的に効果を発動してくれるというお手軽さもありながら、0コストで使用可能なPP増加効果を持った超強力なカードも用意されているため、ゲームに慣れつつデッキ構築の面白さに触れることが出来ます。

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『ノクチル』
相手の攻撃を回避することに特化した極めてディフェンシブなユニットです。
固有の特徴は「回避時発動」と呼ばれるもので、相手の攻撃を回避した際にあらかじめセットされていた効果が発動します。

他にはないデッキのコンセプトが面白いユニットです。
カードの性質上、基本的には後手に回ることになってしまうので攻略難易度は高めなのですが、汎用カードなどをデッキに組み込むことである程度は弱点をカバーすることが出来ます。
カードプールを広く見て、その時々の取捨選択を楽しむことが出来るデッキ構成となっています。

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『シーズ』
互いにバフをかけあうことで本作でも屈指の高火力を叩き出すことが出来るユニットです。
固有の特徴は「フェーズチェンジ」と呼ばれるもので、フェーズチェンジを行うことで七草にちか(画像一枚目左)フェーズと緋田美琴(画像一枚目右)フェーズを切り替えながら立ち回ります。

他のユニットと大きく異なる部分としては一枚のカードをにちかと美琴の二人で共有していることです。
にちかフェーズと美琴フェーズではアピールに用いる属性が異なるほかに、相方に対してのみバフを重ね掛けすることが出来るので、あえてフェーズチェンジをしないという立ち回りも重要となります。

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『コメティック』
強力だが比較的癖の強いカードが多く、本作でも屈指の難易度を誇るユニットです。
固有の特徴は「カードの除外をトリガーとして効果が発動すること」で、手札のカードを除外した際に効果が発動するものや除外されたことがトリガーとなって効果が強化されるもの、除外されたカードの枚数によって追加効果が発生するカードも存在しているので、トリッキーな立ち回りが好みの方にオススメのユニットです。

初期デッキの時点ではコストが高いカードも多く、序盤はカードの取り扱いが難しいことがネックではありますが、カードが揃ってきた際の爆発&加速力は凄まじいものがあります。
基本的に手札を除外する効果を持ったカードは低コストで取り回しの良いものが揃っているのですが、調子に乗って除外し続けていくうちに「気が付いたらデッキから攻撃用のカードが消えていた!」なんてことも起こりうるので気を付けましょう(n敗)。

※除外したカードをデッキに戻す効果を持ったカードが存在しているので、そちらを上手く使うことで上記のような事故は回避可能です

ハイクオリティな音ゲーやMV鑑賞までも楽しめちゃうんです!

ここまで延々とプロデュース関連のお話をさせていただきましたが、忘れてはいけないのが本作には「音ゲー」要素も存在していることです。
筆者は本作をきっかけに数年ぶりに音ゲーというジャンルに触れたのですが、本作には程よい難易度からクリアするのが難しい難易度まで幅広く用意されているため、こちらの要素もとても楽しませていただいております。

そしてなんてったって語りたくなるくらい曲が良いんですよ……シャニソンって。本記事を執筆している最中もなるべく″オタクとしての自我″を原稿に落とし込みすぎないようにせねばと思い、自分自身と必死に戦いながら執筆作業に勤しんでいます。

さて、楽曲がいいのは勿論なのですが、本作はシステム部分にもめっちゃ面白い要素がありまして……。
やはり本作の音ゲー要素を筆者がつい夢中になって遊んでしまう一番の理由はコチラの存在でしょう!

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なんと本作には「ハイスコアレート」「テクニカルレート」という2つのレーティングシステムが用意されています。

「ハイスコアレート」は読んで字のごとくスコアに関わるレーティングシステムで、育成したアイドルのパラメーターが高いほどハイスコアを叩き出すことが出来るというものです。

反対に「テクニカルレート」は遊んだ譜面をどれだけ正確に叩くことが出来たかによって算出されるレーティングシステムで、平たく言えばパーフェクトを取った数が多いほど高くなるレートになっています。
このテクニカルレートというシステムが個人的にはかなり面白くて、音ゲーの実力を丸裸にされるから負けず嫌いな人間としてはついつい熱中して遊んでしまうんですよね……!!

テクニカルレートの存在により音ゲー要素の方に力を入れて遊びたいという方にもオススメ出来るタイトルとなっているので、本作が気になっている方はとりあえず音ゲー部分だけでも触れてみていただければと思いました。

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ちなみに遊ぶことが出来る楽曲は各ユニット曲だけではなく、各アイドルのソロ曲も収録されています。
現在は新しく遊べる楽曲が追加されるペースも約一週間前後とハイペースで行われており、新たなイベントシナリオが追加される際には併せて新曲も実装されるなど、音ゲー方面にも力を入れていることが伝わってきます。
シャニマスに長く触れている方ほど音ゲーとして遊んでみたい楽曲は山のようにあると思うので、ハイペースで楽曲を追加してくれるのは本当に嬉しいですよね。

※動画の難易度はExpertのものです。

そして肝心の音ゲー部分ですが、基本的にはタップノーツ、フリックノーツ(左右)、ロングノーツ、スライドノーツの4種類で譜面が構成されているため、チュウニズムやプロジェクトセカイ(プロセカ)などの既存の音ゲーに馴染みのあるプレイヤーであればすぐに楽しむことが出来る作りになっています。
もちろん筆者のようにしぶりに音ゲーに触れる方や、本作で初めて音ゲーに触れるといった方でも直感的に遊ぶことが出来るのでオススメです。また難易度もイージー、ノーマル、ハード、エキスパート、マスターの五段階に分かれているため、ご自身の腕前に合わせた難易度で思いきり楽しむことが出来ます。

またMV鑑賞モードでは選択したアイドルを好きな楽曲や衣装で踊らせることが出来ます。
歌詞のオンオフや早送り・巻き戻し、一時停止した状態でUIをオフにする機能が用意されているので、推しの様々な表情を心ゆくまで撮影して楽しむことが出来る作りになっています。

ところで筆者は本作がきっかけでシャニマスのブルーレイディスクをいくつか購入させていただいたのですが、初めて見るもののはずなのに何故かライブの映像を見ている時にふと既視感を感じました。それもそのはずで、実際のライブパフォーマンスとして行われている振り付けがMVとして本作に逆輸入されているんですよね。
これってかなり凄いことを目の当たりにしているのではないでしょうか……?

前述した通り本作が初出の楽曲も複数存在しているので、そちらがライブの方に逆輸入された際の演出や再現度にもこれから注目していきたいと思いました。

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▲こんな感じで推しアイドルの様々な表情が好きなだけ撮影できちゃいます。

そして現在YouTubeにて展開されている『アイドルマスターチャンネル』では、各ユニットの代表曲などがMVとして順次公開されています。

※筆者の好みによるチョイスで恐縮ですが、こんな感じのMVが複数公開されています。ユニットによって楽曲の雰囲気もガラッと異なるので、是非ともお気に入りのユニットを探してみてください。

他にも「サクッ!と知れるシャニマスアイドル」というShorts動画も公開されており、こちらは本作ではなく本家シャニマスがベースとなっているものの、短時間で各ユニットがどんな雰囲気でどんなアイドルが所属しているのかをバッチリ掴むことが出来るため非常にオススメです。

※中でもSHHisのShortsが異様な雰囲気を放っていてもの凄く良いんですよ……。

実際に筆者はゲームを開始する前の「とりあえず推しを一人決めよう!」という段階で、上記のShorts動画を視聴したことがきっかけでSHHisに興味を持ち、はれて七草にちかPになりました。
もちろんどのユニットの動画も大変に良いものとなっておりますので、各ユニットのShorts動画だけでもご覧いただければ幸いです。


それでは本記事のまとめです。

本作はキャラクター、楽曲、ライブ、育成ゲーム、カードゲーム、音ゲーと間口がとにかく広く用意されており、シャニマスというコンテンツへの入り口には事欠くことのない仕上がりとなっています。
既存のアイドルマスターシリーズのファンの方はもちろんのこと、ローグライトや音ゲーなど他のジャンルを普段から好んでプレイしているゲーマーの方々にこそ、本作を是非一度は遊んでみて欲しいと感じました。

そして来たるべき2024年には6thLIVE TOURの開催が既に決定されており、本記事が公開される頃には5thLIVEのBlu-rayが既に発売されていたりと、今から本作に沼ったとしてもシャニマスというコンテンツに存分に浸れることは間違いないでしょう。

本記事をきっかけに新たなプロデューサーが一人でも誕生していただければ幸いです。

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ライター
幼少期にスーパーファミコンと出会い、それ以来ゲームの虜となる。 気になったタイトルはジャンルや年代を問わずに遊ぶことが多いが、特に好きなジャンルはRPG、ACT、ローグライク、メトロイドヴァニアなど。

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