歯ごたえある“レトロ風”アクション、失敗と成長の楽しみがたっぷり味わえる
“レトロ風ゲーム”ってなんだか難しそうな印象がありますよね。実際、1作目『フリーダムプラネット』もかなりの難しさを誇っていたため、イージーやさらに下の難易度であるカジュアルでのプレイが推奨されることもしばしば。
しかし『フリーダムプラネット2』では今までのイメージとは裏腹に、失敗と成長が味わえる程よい難しさとなっています。
単純な難度の調整が行われたわけではないという部分が注目すべきポイントで、新規システムの追加や歯ごたえのあるゲームプレイを生み出すメカニズムが導入されています。そこで、この項では知っておくと得するシステムを紹介していきましょう。
ショップ機能
ゲームプレイが便利になるお助け機能。コース内で集めたアイテムを通貨に換えて、ゲームを有利に進めよう。効果はさまざまだが、使い捨てではなく恒久的に使えるのでどんどん頼ろう。
装備型のアイテムのほかに、限られた枠でうまく組み合わせることで複数の効果を発揮させられるポーションといった特殊アイテムも。
ガード
本作から導入された新たなメカニズム。緩めの判定で無敵状態を作り出せるお手軽な防御行動だが、使いこなすにはある程度の練習が必要。ボス戦などでかなり有効なので隙を見て練習しよう。また、キャラクターによってガードからの派生技が異なるので注意しよう。
その場復活
残機が1減る上に体力がごくわずかという極限状態だが、その場ですぐに復活が可能となる機能。本作から追加されたシステムで、あと少しで倒せたのに!を救済してくれる。
復活時の体力は限りなくゼロに近いので使いどころは見極めるべし。装備アイテム次第で復活時の体力を増やすことが可能なため、お金や悔しさと相談しよう。
ゲート
ときどきステージ中に虹色のゲートが設置されていることがある。このリングをくぐると一定時間ボーナスタイムに突入。移動した分だけジェムを手に入れることが可能となる。
プレイスタイルにもよってくるが、ジェムはゲームオーバー時のコンティニューやショップ用通貨との交換で使用することが多々あるので積極的に回収していこう。
キャラ紹介番外編。もうちょっとだけ続くんじゃ
主人公たちの紹介や、ゲームの概要、コツなどを紹介したのでそろそろまとめに……。いや、待ってほしい。まだ筆者の推しキャラを紹介しきれていません。
このゲームのNPCや敵キャラ、個性が強すぎるというか、一部の人に刺さりそうな要素を詰め込みまくって擬獣化したみたいなキャラクターが多すぎるんですよ。
というわけで、筆者が後ろから刺されたキャラをザックリ紹介するコーナーだけ、最後にお付き合いください。
エントリーNo.1 教王
アヴァリスに存在する王国・シャントゥーの統治者
・声がイケメンすぎる
素顔が見えないのでご尊顔は拝めませんが、そもそも声がカッコいい。声が良すぎて顔が見えてくる。
・素顔もイケメンすぎる
物語中盤、ひょんな事からお顔が見えてしまうかもー!え、どんな顔かって?そこはね、ぜひご自分で見ていただいて。今までのキャラが刺さっているなら無事刺さるはず。
エントリーNo.2 ザオ市長
シャントゥーの隣国・シャンムーの統治者。
専用ジングルつきで「+5 〇〇」といった形式で意思表示をする、コミックリリーフ的立ち位置のキャラクター。
・かわいい外見とは裏腹にゲスい
シャンムーの統治者は選挙で選ばれるが“なぜか”毎回ザオ市長になる。
・チョロい
いや、ほんとにチョロい
・背が小さい
背が小さすぎてUIから見切れるレベル。ここまでくると憎めない。
エントリーNo.3 アスカル
シャントゥー軍のえらいひと
・ドラゴンだぁ!!!!
ケモの中にドラゴンが紛れているだけで嬉しくなる症候群なのでしかたがない。
・ツンデレっぽさが光る
初対面でツンツンする一方で、一緒にご飯を食べてくれるし身の上話までしてくれる。
・ミラに懐かれている
ミラに「相棒」と呼ばれてキレるシーンも笑えるが、部下に「羨ましい」と言われているのが何よりも面白い。わかるわ~羨ましいわ~。
エントリーNo.4 合体ロボなイケメンボス
・カッコいい
わざわざ書くまでもないくらい、男の子が大好きなデザインをしている。 \+5 小学生/
・合体する
いろいろあって合体する。このゲームの自由さを象徴しているボスの一角。
エントリーNo.5 メルガ
・本作のラスボス
ラスボスなので深くは語れないが、キャラクター背景が一部の人に超刺さりそう。本作でメルガを演じるモーガン・ベリー氏の演技に魅了されたり、彼女の生い立ちを深堀したりすると、もれなくラスボス戦で手が動かなくなるぞ。
公式サイトで1人だけ個別アートワークが3枚も公開されているが、遊んでファンになったあかつきには全部壁紙にしたくなる……かも。
まさに“フリーダム”なプラネット
魅力的なキャラがたくさんいる本作ですが、たくさんいるが故に紹介する時間が足りないよ~……。「10人近く紹介しておいて何を言う!」と思われるかもしれませんが、それくらい本作のキャラクターたちは濃厚なのです。
普通に考えてアクションゲームとしても楽しめて、ストーリーも楽しめて、キャラクターのファンにもなれる。この満足度のゲームがお手頃な価格帯で買えるのって超お得じゃないですか……?
極めつけは、ゲーム内でサントラを聞くためのレコード集め、カード収集に自分が壊したミュージアムの展示品修理といったやりこみ要素の数々。
さらには、クリア後に開放されるクラシックモードなんかもやりこみ心をくすぐります。なんというか、一度遊び始めたらタダでは返してくれないくらいの充実っぷりなんですよね。
開発陣のフリーダムさが本作をもっと楽しくしてくれる。そんな確信が持てる本作『Freedom Planet 2』は2024年4月4日にNintendo Switch、PS4、PS5、Xbox One、Xbox Series X|S版が配信予定。PC(Steam)版は日本語非対応ながらすでに配信を開始しているので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。