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“ギター使い”の新クラスが『ブループロトコル』にやってくる! オンラインRPGのヘンテコ武器と支援職大好きマンが触ったら「パーティプレイの際にひとりは呼びたい」強クラスだった

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「『ブループロトコル』に新クラスが追加されるらしい」

その名も「ビートパフォーマー」。多彩なバフによる味方の強化と優れた回復スキルで継続戦闘を得意とする支援職のようだ。なにより特徴的なのが武器のフォルムで……。

『ブループロトコル』先行プレイレポート:“ギター使い”の新クラスがやってくる! _001

どこからどう見ても「ギター」だ。武器じゃない。楽器だ。

『ブループロトコル』サービス開始直後に前衛クラス「ヘビースマッシャー」を当時のレベルキャップまで上げきり、その後にしばらくゲームからは離れていた私の元に、そんな新クラスの先行体験会の話が回ってきたのは3月中旬のころだった。

私はオンラインRPGでヘンテコな武器を扱う職業を選ぶのが好きだ。

「ヘビースマッシャー」も、お披露目された当時はその特殊な武器の見た目から“けん玉”の名で親しまれていた。興味本位で触ってみたら「複数の敵を一ヶ所へまとめる」役割に適した面白いクラスだったことを覚えている。

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(画像はゲーム紹介 | BLUE PROTOCOLより)

そして、友だちが少なくもっぱらソロなのにも関わらず、オンラインRPGで職を選ぶ際、まずヒーラーから試そうとするくらいには支援職も大好きだ。

ヘンテコ武器が好きで支援職も好き……じゃあ「ビートパフォーマー」やるしかないでしょ。

と、意気込んで触ってみたところ、これがなかなかによい。

独特な操作感のクセはありつつも、支援職として頼もしいサポート能力があり「パーティプレイの際に呼びたい」クラスとなること請け合いだったので、その良さを紹介していきたい。

サウンドのこだわりについては素人だからよく分からなくて語れないけど、率直な感想としてスキルの発動音もかっこよくて良かったぞ!

※本記事で紹介している内容は先行体験会におけるものです。実装時に仕様が変わる可能性がある点についてはご留意ください。

文/ヨシムネ



デカいのに置きなおし放題の「ジェネレートアンプ」で射程範囲が自由自在

事前に受けた説明によると、ビートパフォーマーは「中~遠距離を得意とするサポーター」のコンセプトで開発されており、自身が持つ楽器そのものと「演奏を用いたアクション」をバトルスタイルの軸としている。

ただし、ビートパフォーマーが用いる楽器は「ギター」。それもエレキギターのようなものであり、音を増幅させる「アンプ」なくして演奏を用いたアクションは成立しない。

そこで登場するのが、右クリックのデフォルト操作で設置できる「ジェネレートアンプ」だ。長押しで狙った場所に設置でき、通常攻撃やスキルを発動した際に自身の周囲だけでなくアンプの周囲にも効果を発動できるようになる。

しかもこの「ジェネレートアンプ」、クールタイムはなんと1秒。音響機材のスタッフもビックリする速度で好きな場所へ再配置できるのだ。

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また、一部のスキルは中~遠距離クラスの「ブラストアーチャー」と同じく、矢のように音波を“撃ち出す”ものとなっており、音波を味方・敵やアンプに当てることで効果が発動または拡散される。なお、味方や敵と同じく、ロックオン機能はアンプにも使用可能だ。

キャラクターのレベルアップに応じたスキルの成長後はかなり離れた位置にもアンプを置けるため、前衛クラスの「イージスファイター」によるヘイト管理やヘビースマッシャーの引き寄せ効果と連携することで、冷静に場の状況を見ながらバフや回復を展開する“軍師”ポジションのスマートな戦いも実現できる。

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ビートパフォーマーのデバフスキル「スタンウェーブ」は音波を“撃ち出す”タイプのスキル
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音波をアンプに命中させることで範囲効果が発生。直接敵に当てたときと効果は同じだが、アンプに当てればより多くの敵を巻き込める

上記のように、基本的にビートパフォーマーは安全圏の遠距離や味方のカバーが可能な中距離へアンプを設置して戦うことになる。

状況によっては音波の射線を通しづらくなるほか、高低差のある地形でアンプを置けない場合もあるため、可能なかぎりアンプの位置をこまめに調整しながら平地で戦うことが好ましい点については留意しておきたい。

火力アップから被ダメージダウン、スーパーアーマーの付与などなんでもござれの多彩なバフスキル

“支援役”の説明に違わず、ビートパフォーマーが用いる13種類のスキルのうち7種類は回復と自己・味方のバフで構成されている。

支援に特化したスキル構成が何を示すかといえば……もちろん「自分や味方を強化してみんなで殴れ」である。速攻での撃破こそ最大の支援手段だ! 回復を頼る前に倒してしまえ!

なかでも強力なバフスキルが、与ダメージ増加(中)と被ダメージダウン(中)の効果を自分とアンプの周囲に複数回与える「ルーターズソング」だ。

長めの演奏とともに一定間隔で効果を付与するスキルだが、なんと本スキルの効果は重複する。戦闘開始の直前・直後に発動し、効果範囲内に留まってもらえば、近距離の「ツインストライカー」や遠距離の「スペルキャスター」が発するスキルの火力を大きく引き上げられるはずだ。

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ルーターズソングのスキルエフェクト。ギターをかき鳴らしながらノリノリでバフを展開していくが、途中で少し前進するため落下事故には要注意

また、「自分や味方を強化してみんなで殴る」にはもちろん、前衛の頑強さも不可欠な要素。もうひとつの強力なスキル「ソリッドゲイン」はアンプを設置するとともに、アンプの周囲へいる味方にスーパーアーマー効果と被ダメージダウン(中)の効果を付与できる。

上記のほかいくつかのバフスキルも存在しているが、基本的には与ダメージ増加のバフを撒きつつ、状況にあわせて被ダメージダウンやスーパーアーマーを展開していくとよいだろう。ヘイト管理の関係から敵が中~遠距離のクラスを狙うこともあるため、防御バフはパーティーの崩落を防ぐ目的でも役立つはずだ。

瀕死の味方がほぼ全回復! 2種類の回復をうまく使いこなして過酷な長期戦も生き残れ

ときには、バフをフル活用する速攻の戦術が通用しない敵も現れる。パーティーの戦いを継続させるためには回復スキルが必要不可欠だ。そんな状況でもビートパフォーマーは頼りになる。

ビートパフォーマーにはふたつの回復スキルとして音波を“撃ち出す”タイプの「リバーブヒール」と自身・アンプの周囲に効果が発生する「ハルシオンノート」が存在する。

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リバーブヒールは強化することで、スキルボタンの長押しによるチャージ要素が追加。チャージするとより多くのHPを回復出来る

両方を使ってみて、個人的に強いと感じたのは「ハルシオンノート」。先述のルーターズソングと同じようにノリノリの演奏を展開し、自身とアンプの周囲に回復エリアを展開する。レベル・装備が揃った状態であれば、効果は現行の最大レベル70に到達した自身の状態をひん死から全快まで回復できるほどだ。

前衛職を対象として、さらに回復量を増やしたい場合は与HP回復量の増加と被ダメージダウンの効果を与える音波型のバフスキル「メディカルコード」も併用するとよいだろう。

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なんかリバーブヒールの画像を撮影していたら切なげな表情が撮れたので、こちらもおまけにつけておく

デバフからの範囲攻撃で敵を一掃できて気持ちいい! 攻撃スキルももちろんあります

ここまでの内容はバフ・回復に重点を当てた支援性能に焦点を当てて紹介してきたが、パーティープレイの活躍の幅が広いだけであり、ソロでもそれなりに戦うことは可能だ。

なぜなら、ビートパフォーマーには「ヒートゲージ」と呼ばれる独自のゲージが存在しており、最大値まで高めることで各種の攻撃・スキルが強化される「ハイスピリット」状態に突入するからである。

ヒートゲージは、アンプで拡散させた攻撃の命中や通常攻撃の派生入力によって上昇。ゲージの蓄積率を増やすバフスキルやパッシブ【※】のクラスアビリティでもハイスピリット状態の発動を早められる。

パッシブ:常時発動する効果。『ブループロトコル』の場合はあらかじめ設定しておくことで「クラス限定アビリティ」ふたつと、習得後に全クラスで使える「共有アビリティ」が常時発動する

スキルの強化はバフや回復のスキルにも適用されるのだが、説明をあえて伏せてきたのはハイスピリット状態がビートパフォーマーの潜在的な火力を最も引き出せる絶好のタイミングだからだ。

攻撃スキルは主にふたつ用意されており、ひとつはロックな曲を演奏する技「ブレイキングビート」。ハルシオンノートやルーターズソングと同様に、一定間隔で自身・アンプの周囲に範囲攻撃を展開していくスキルとなっている。

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ブレイキングビートのスキルエフェクト。使用時には情熱的なロックのビートも響きわたる

加えて、ビートパフォーマーには状態異常をおよぼすデバフスキルとして“スリープ”状態にするアンプ設置型の範囲スキル「カームララバイ」のほか、音波に関する説明の項で紹介した「スタンウェーブ」と“拘束”で移動できなくする「バインドロック」も用意されている。

とくに「カームララバイ」で敵を無力化してから「ブレイキングビート」を全段叩き込めばかなりのダメージを期待できるため、ソロプレイにおける敵集団のせん滅で有効だ。

加えて、唯一の近接攻撃として直接ギターを叩きつけるハードロックなスキル「ブレイクダウン」も存在する。

……「中~遠距離を得意とするサポーター」なのになぜ近接攻撃スキルを? という疑問が頭をかすめたが、かっこいいから問題ないのである。

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ブレイクダウンでは何の小細工もなく、大きく振りかぶってギターで一撃ぶちかます

気になったので開発チームの人に質問してみたところ、ほかふたつの攻撃スキルやハイスピリット状態は再発動までの時間が長かったり、ダメージを出し切るまでに時間がかかる設計となっているそうだ。

一方、ブレイクダウンは瞬間での火力やヒートゲージの上昇量がほかふたつの攻撃スキルよりも優れており、再発動までのあいだに減少する火力を命中させて補う意図で用意されているという。

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命中時のエフェクトはけっこう派手。接敵しなければならなかったり、ハイスピリット状態の恩恵を受けづらかったりする短所もあるが、使えるときにしっかりと狙っていこう

パーティプレイでのブレイクダウンは使える状況の制限も多そうだが、ソロプレイの環境においては適切な用途を覚えておくことで、各バトルコンテンツの攻略に役立ちそうだ。

最後に、アルティメット(ULT)スキルの「カデンツァ」は範囲攻撃だけでなく、味方のHP回復と与ダメージ増加(中)・被ダメージダウン(小)の効果エリアも順番に発生させていく全要素てんこ盛りの技だ。

どうやらULTスキルはハイスピリット状態の影響を受けないので、ここぞと思ったタイミングでガンガン使っていくとよいだろう。

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『ブループロトコル』に追加されるギター使いの支援クラス「ビートパフォーマー」は、バフ類の多彩さや瀕死状態の味方もカバーできる回復力、敵の無力化に特化したデバフなど安定したパーティプレイを生み出すための魅力がギュッと詰まったものとなっている。

また、アンプを利用した射程範囲の拡張や攻撃・スキルが強化される「ハイスピリット」などの要素を駆使することで変則的な攻撃スタイルも楽しめたので、筆者としては納得のいく手触りであった。

『ブループロトコル』の新クラス「ビートパフォーマー」に関する詳細は次回の「ブルプロ通信」でも詳しく伝えられるようなので、興味がある方は要チェックだ。

ヘンテコ武器と支援職が大好きなみんなー! 楽しみにしとけよー!

4月16日20時より「ブルプロ通信」#16 配信

ライター
2019年11月に電ファミへ加入。小学生の時に『ラグナロクオンライン』に出会ったことがきっかけでオンラインゲームにのめり込む。コミュニケーション手段としてのゲームを追い続けている。好きなゲームは『アクトレイザー』『新・世界樹の迷宮2』『GTFO』など。
Twitter:@fuyunoyozakura

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