おかわり感がうれしい
海が謎の闇物質で覆われ、そこでは漁ができなくなってしまった。どうしてくれんじゃいと科学者の胸ぐらを掴んで吊し上げたところ、アイアンヘイブンの技術の粋を集めた釣竿を渡してくれた。これがあれば闇物質でも釣りができるとのこと。じゃあ許したるか……。
もちろん完全なサービスというわけではなく、代わりに闇物質が湧き出た海域で釣れる魚のサンプルを提供して欲しいとのことだ。お安いご用だぜ。
さらに本格稼働を開始したリグでは各種施設が準備を開始。
鋳造所では資材を作れるようになり…
アンダーマーケットでは造船所同様の買い物が可能に。
工廠とテックラボでは新たな船の装備品、および船のアップグレードが可能になるという調子だ。
各種設備は発電所やサイエンスラボを作ったときと同様、資材を投入することで稼動を開始できる。いろいろと新たな要素が解禁されるのは、楽しい……!
前DLCの『The Pale Reach』はまず解くべき謎があり、それを進めるために新たな要素が解禁されるって感じだったけど、今回の『The Iron Rig』は縦軸もあるっちゃあるけどそれよりみんなさ、いい感じにリソース集めて消費してパワーアップする、あのエコシステムを回してく感じが好きだったんだろッ⁉︎ って感じでものすごく良い。『DREDGE』のおかわりが来たって感じだ。
さて依頼を請けて暗黒海域に出向き
釣りをするとキモい魚が釣れた。これ食えんの??
ちなみに釣りミニゲームもゲートをタイミング開くような塩梅の新たな要素が追加されている。
また、暗黒部分はときおりポコォと怪しく泡だったり謎の生き物が突撃してくることでパニック状態に陥ったり船倉に謎物質が混入したりダメージを喰らったりと厄介な要素がいろいろある。やっぱ深海のなんかが怒ってると思うんだけどなあ!?
博士に魚を提出すると
なんか興奮しはじめた。大丈夫かなこの人。
そして再びリグのドリルが起動し……。
あー! 今度はゲールグリフが暗黒物質にー!
オイだんだん掴めてきたぞ。こうやって新たな地域が汚染される→新しい魚を獲る→博士が興奮してドリルを動かす→次の地域が汚染される……って流れだな!?
そんななか 今度は暗黒物質を取ってこいとのことでテックラボから新たな発明品を供されたこいつを使うと……。
うおお! 暗黒物質を吸い取る吸い取る! これで海を……キレイにできるのか!?
しかも暗黒物質は新たな装備品開発にも使えるのだ。やったー!
やろう! DREDGE
……と、いうわけで『The Iron Rig』は新たな要素いっぱいで『DREDGE』の豪華なおかわり的内容となっている。
「これは実質続編みたいなもんだぜ!」とか「まったく新しい体験が待っていてほぼ別のゲームだぜ!」とかいうことはないが、「あの楽しさをもう一回体験してもいいのか!」という感じで、でもちょっと違う、確実にパワーアップがあるという非常にいい感じの湯加減に仕上がっているぞ。上記で触れられなかったほかにも
さらにアビリティを強化できたり
旋回能力や後退速度、釣り上げる速度といった細かい船の機能のパワーアップや……
船体強化をティア5にして最強になることもできる!
そして一番「うおお」となったのが……
新アイテム「漂流物トラップ」だ!
これはカニ籠の亜種で、海中に沈めて放置しておくだけで、カニの代わりに木片や金属のスクラップ、貴金属といった漂流物が獲れてしまうというすぐれもの。
漂流物ってけっこう不足・枯渇しがちかつ魚より獲れるところ少ないから苦労してたんだよ! これ本編中も使いたかったな!(DLC入れた状態で2周目をやればいいのか?)
そんなわけで新要素盛りだくさんの『The Iron Rig』を、まだ『DREDGE』自体プレイしたことないぜという人はいっそのことコンプリートエディションを買い、深淵を釣りあげよう! カリカリ音に気持ちよくなろう!