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名作ベルトスクロールアクション『ダブルドラゴン』7年ぶりのシリーズ最新作のバトルが爽快で楽しすぎた。クセの強いおなじみの“悪役”たちもいろいろ出てくる

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「ベルトスクロールアクション」──このジャンル名を聞いただけで、懐かしい! と思う人も少なくないのではないだろうか。

数々の人気作がそろう同ジャンルだが、その中でも『ダブルドラゴン』シリーズは“長く遊べる”という特徴から、特に北米での人気が高いことでも知られる作品だ。そんな同シリーズの最新作が、2025年に発売される『Double Dragon Revive』。2017年に発売された前作『DOUBLE DRAGON IV』より、約7年ぶりの新作となる。

関係者によると、2024年7月にティザーPVを公開したときも、視聴者の半分が北米のユーザーが占めていたという。前述の通り、日本国内のみならず、世界中から大きな注目を集めているタイトルであることがうかがえるだろう。

今作はPlayStation 4とPlayStation 5、Xbox One、Xbox Series X/SにSteamと、最新のハイエンド機種で遊べるようになっているところもポイントだ。そうしたこともあり、従来までのシリーズファンはもちろんのこと、アクションゲーム好きな新しいファン向けにゲームシステム回りも強化されているだけではなく、ビジュアル面でも大きな進化を遂げている。

今回はリリースに先駆けて、「東京ゲームショウ2024」で試遊できるPC版をひと足お先にプレイする機会をいただいた。こちらの記事では、そこからわかったゲームの特徴や魅力についてご紹介していく。なお、記事中に出てくるボタンなどは主にPC版を元に記載しているのでご了承願いたい。

『Double Dragon Revive』レビュー・評価・感想:7年ぶりのシリーズ最新作のバトルが爽快で楽しすぎた_001

取材・文/高島おしゃむ
編集/久田晴


異なるプレイスタイルが楽しめるビリーとジミー! 豪華声優陣が声を担当

今作では、弟のビリー兄のジミーという、おなじみの兄弟がプレイアブルなキャラクターとして登場する。どちらも少し異なる特徴を持っており、ビリーはスタンダードかつスピーディーで扱いやすいキャラクターだ。一方のジミーは、少しパワーに寄せたスタイルである。ジミーのほうは、若干小回りが効かず技の発生も遅いなどのクセがあるのだが、その代わりに技の威力が高く技の出始めにアーマーが付くなどの特徴をもっている。

扱いやすさという意味ではビリーに分がありそうだが、実際に両方使ってみた感想としては、どちらのキャラクターもそれなりに扱いやすく、爽快なプレイが楽しむことができたという印象だ。むしろ繰り返し遊んでいくうちに、それぞれの長所を活かしたプレイができるようになっていくと思った方がいいかもしれない。

ちなみにまだ発表はされていないのだが、プレイアブルなキャラクターはビリーとジミー以外にも用意されており、そちらについては今後随時発表されていく予定だ。

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弟のビリー。初心者でも扱いやすいキャラクターだ。
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こちらは兄のジミー。ちなみに兄弟どちらも衣装のカラーは4色用意されており、好きなものが選べる。

ちなみに、今回プレイしたバージョンは英語の台詞に字幕が付いたものだったが、TGS試遊ブースでは日本の豪華声優陣たちによるボイスも楽しむことができる。

主人公の弟ビリーの声は興津和幸さん、兄のジミーは子安武人さんがそれぞれ声を担当。他にも福島潤さん小野寺悠貴さん江頭宏哉さん山本祥太さん藤原夏海さん立花理香さんといった面々が脇を固めているので、彼らのセリフを聞くだけでも気分が盛り上がってきそうだ。

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ステージボスとして登場するローパー。過去作と比較して見た目も大きく変わっている。声を演じるのは福島潤さんだ。

ベルトスクロールアクションでありながら3Dライクなプレイが楽しめる!

前作までは、どちらかというとレトロゲームのスタイルを踏襲したものとなっていた。だが、今作はタイトルのリブート作品という位置づけになっており、シリーズの原点ともいえる初代『ダブルドラゴン』と『ダブルドラゴンII ザ・リベンジ』をベースに、現代風の解釈で作られている。

ベルトスクロールアクションの場合、横軸と縦軸でキャラクターを動かしていくというイメージが強いが、今作ではある程度そちらを踏襲していながらも最新の3Dライクなプレイが楽しめるところも特徴のひとつだ。

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落ちているアイテム武器などは、拾って敵を攻撃するのに利用できる。

爽快なアクションをより楽しめるようにしているのが、ステージ内に設置された様々なギミックである。たとえば、バイクがあるステージでは、近づいてボタンを押すことでパルクールを使って乗り越えることができる。また、蹴りを決めて冷蔵庫の中に敵を押し込むことで、即死攻撃をすることも可能だ。

金網やバスケのゴールなどには光る部分があり、なにかしらステージギミックが用意されていることがわかるようになっている。こうしたものは必ずしも使う必要はないのだが、この後に紹介する「超必殺技」にも影響する部分だ。そのため、積極的に使っていった方がプレイとしても楽しく、ゲームとしても有利に進めていけるようになっているのである。

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ドアが開いている冷蔵庫に蹴り入れることで、即死攻撃になる。
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バイクはこのようにパルクールで乗り越えることができる。
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金網やバスケのゴールが紫色に光っているが、こうした部分は何かしらギミックが使えることを表している。

もうひとつ、ギミックというわけではないのだが、ステージ中にアーケードゲーム機が設置されており、そちらで『ダブルドラゴン』旧作の映像が流れている。残念ながらゲーム自体は遊ぶことはできないが、シリーズファンならニヤリとさせられる要素が、あちらこちらに散りばめられているのは面白い。

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ちょっとしたトリビアだが、ステージ中に設置されているアーケードゲーム機には『ダブルドラゴン』旧作の映像が流れている。

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ライター
ライター/編集者。コンピューターホビー雑誌「ログイン」の編集者を経て、1999年よりフリーに。 現在はゲームやホビー、IT、XR系のメディアを中心に、イベント取材やインタビュー、レビュー、コラム記事などを執筆しています。
編集者
オーバーウォッチを遊んでいたら大学を中退しており、気づけばライターになっていました。今では格ゲーもFPSもMOBAも楽しんでいます。ブラウザはOpera

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