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「ニンテンドーミュージアムはん、看板も控えめにしてて京都をわかってはるわあ」と京都人が先行体験に行ってきた。景観条例にあわせたグレーの看板を見てまず安心、いざ館内へ入ったら、何もかもいけてる作りで任天堂イヤッフゥでした

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第3展示棟のワークショップでは、自分だけの花札を作ったり、プロジェクション技術を使った超クールな近未来的花札を体験できる

続いては、第3展示棟の2階へ。

このフロアでは、任天堂の最初の製品が花札であることにちなんで、自分だけの花札を作ったり、ルールを知らない人でも花札を体験できるワークショップ「Craft&Play」が各日開催されている。

なお各ワークショップは、現地での当日予約と別途費用が必要となっている。参加希望の場合は現地に着き次第、早めに申し込みを済ませておきたい。

■ワークショップ紹介

Craft Room ちょっと、花札をつくろう(要当日予約、参加費:2000円)
こちらのワークショップでは、特製のキットを使って実際の「花札」を作ることができる。

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ここでは松や桜など、日本の12か月を描いた絵柄の中から好きな月を選んで、4枚の花札に色を塗り、裏の紙を貼り合わせて自分だけの花札を作っていく。ちなみにスタッフさんによると、ここで体験できる工程は昔ながらの花札の作り方とほとんど同じ作り方となっているそうだ。

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今回は「松」の絵柄を選んでみた。絵柄により塗る色の数は異なっている
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うまく作るのはなかなか難しく、いびつになってしまうこともあるが、それも味。

Play Room ちょっと、花札をつくろう(要当日予約、参加費:1人につき500円)
こちらのワークショップでは二人一組となり、画像認識とプロジェクション技術を使用した近未来的な花札で遊ぶことができる。

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ルールは花札の代表的な遊びのひとつである「花合わせ」をベースとして、札の数を減らして少し簡易的にしたものとなっている。ゲームはルール説明を交えながら進行していくので、はじめての方でも簡単にプレイすることが可能だ。

プロジェクション技術により盤上でリアルタイムに変化していく光のプレイガイドや、役を揃えるたびに出現するクールな役演出は必見もの。30分間の体験時間いっぱいまで、存分に対戦を楽しめるようになっている。

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ワークショップ「Craft&Play」での体験は、いずれも他ではなかなかできない体験だ。現地を訪れた際は、時間があればぜひ予約をして、ここだけの体験をしてみていただきたい。

カフェ「はてなバーガー」は、カフェだけど遊び心にあふれた娯楽空間。オーダーできるオリジナルバーガーの組み合わせは、なんと27万通り以上!

ひととおりの展示・体験エリアの紹介を終えたところで、ここからは第3展示棟1階にあるカフェ「はてなバーガー」を紹介していこう。

こちらはニンテンドーミュージアムの展示とあわせて、カフェでも「娯楽」にふれられたら、というコンセプトで作られているハンバーガーショップとなっている。

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はてなバーガーでは、スマートフォンを使ってオリジナルのハンバーガーがオーダーできるのだが、面白いのはその組み合わせの自由さだ。

オーダーの際にはバンズ、メイン、トッピング×3、ソースを選ぶことができるのだが、このトッピングには京都ならではの「九条ねぎ」、「万願寺とうがらし」、「柴漬け」など、ユニークなメニューも多数ラインナップ。

バーガーのオーダーを進めていくと、スマートフォンの画面上で選んだ具材が積みあがっていき、その様子はまるでゲームのキャラメイクのようだ。注文できるの具材の組み合わせは、なんと27万通り以上にものぼるのだという。

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ちなみに今回の筆者はちょっとふざけて、「西京焼き」+「厚揚げ」+「厚揚げ」+「厚揚げ」のトリプル厚揚げバーガーを注文してみた。

注文したバーガーは包み紙に包まれて提供される形となっていて、思わず写真を撮りたくなるような夢のバーガーが作れるシステムのわりには、少しくしゃっとした状態で提供されてしまうのは少し惜しいと感じたところ。将来的には串を刺すなどして、なるべく作ったままの形で提供されるようになってくれると嬉しいと感じた。ちなみに、味は普通に美味しかった。

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こちらが今回注文した西京焼き&トリプル厚揚げトッピングバーガー(withレッドバンズ)。写真写りが悪くて申し訳ない

また店内では、通常のオーダーとして、「すき焼きバーガー」、「親子丼バーガー」、「西京焼きバーガー」といった、同店のおすすめバーガーもオーダーできるようになっている。こちらもほかではなかなか見ない「遊び心のある」バーガーだと思うので、気になった方はお試しいただきたい。

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またはてなバーガーでは、店内のエリアがゲームをモチーフとした三つのステージに分かれているのも面白いところだ。

店内を構成するのは、宇治小倉工場のコンテナやパレットを再活用した「バーガーファクトリー・ステージ」、ゲームフィールドをモチーフとした「バーガーショップ・ステージ」、80年代の喫茶店を思わせる「ノスタルジック・ステージ」の三つ。

それぞれのステージで雰囲気の異なるエリアが展開しているので、その違いにも注目しながら、食事を楽しんでみていただきたい。

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かつての工場の名残を感じる「バーガーファクトリー・ステージ」
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ゲームフィールドをモチーフとした「バーガーショップ・ステージ」
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80年代の喫茶店を思わせる「ノスタルジック・ステージ」には『ゼルダの伝説』のステンドグラスも
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カフェの吹き抜けから見える『あつまれ どうぶつの森』の風船にも注目

ショップ「ボーナスステージ」では、ニンテンドーミュージアムの看板カラーをあしらったグッズや巨大コントローラクッションなど、ここだけのアイテムが盛り沢山。世にも珍しい「バーチャルボーイ」グッズも大量に

最後に紹介するのは、第二展示棟のミュージアムショップ「ボーナスステージ」だ。

こちらは任天堂のゲームやキャラクターをテーマにしたオフィシャルグッズに加え、ニンテンドーミュージアムならではの限定商品を取り扱ったショップとなっている。

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なかでも注目は、やはりここでしか買えないグッズの数々だろう。ニンテンドーミュージアムの看板にも使われているブルーグレーカラーをあしらったTシャツやキャップに、巨大なコントローラクッションなど、その種類はさまざまだ。

案内をしていただいたスタッフさんによると、商品についているタグがグレーならばニンテンドーミュージアムの限定グッズで、赤ならば任天堂公式ストアなどでも販売をしているグッズとして見分けられるとのことなのだが、見た感じでは店内のアイテムの半分以上が、ここでしか買えないニンテンドーミュージアム限定グッズとなっていた。

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巨大なコントローラクッション。スーパーファミコンやNINTENDO 64のコントローラ、Wiiリモコンデザインのものもある。価格は1万1000円から

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こちらはニンテンドーミュージアム限定のクッキー
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ニンテンドーミュージアム限定グッズのひとつ、任天堂の歴代ハードのコントローラーキーホルダー。その中にはなんと、他と比べるとマイナーな「バーチャルボーイ」のコントローラの姿も。価格は1320円(全6種・ランダム)
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歴代ハードのロゴをあしらったTシャツやペン、ピンバッジ、マグカップなども、ここでしか買えないグッズとなっている
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ファミコン、NES、ディスクシステムのTシャツやグッズも
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ニンテンドーミュージアム限定商品以外のアイテムは、『スーパーマリオ』関連のグッズが多めに置かれている
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「バーチャルボーイ」デザインのTシャツやマグカップも当然のように置いてある
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こんなに「バーチャルボーイ」のグッズが買える場所は、まず間違いなくここしかないだろう

100年以上の歴史を辿れる貴重な展示物の観覧や、頭から足先まで全身でインタラクティブな体験をできる体験展示など、どこまでも任天堂のこれまでを体験できるようになっているニンテンドーミュージアム。

今回のレポートでは、入口からさまざまな展示、カフェ、ショップにいたるまで、すべてが非常にボリューミーで、任天堂の遊びにかける心意気をあらためて体感できたように思えた。

ニンテンドーミュージアムは、10月2日にオープン予定だ。入場はチケットによる事前予約制(抽選)となっており、現在はすでに2024年11月までの予約が終了、現在12月分の予約受付が行われている状態となっている。

気になった方はしっかりと来館の予約を入れたうえで、今回紹介したようなさまざまな体験をぜひ現地で味わい、任天堂の歴史と情熱を味わってみていただきたい。

© Nintendo

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施設内のどこかには、こっそりと青ピクミンの姿も。普通にはまず気づかない場所にいるので、見たい人はスタッフさんに聞いてみるといいかも

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ライター
85年生まれ。『勇者のくせになまいきだ。』シリーズの代表的プレイヤーとして名を馳せたツルハシの化身。 10代の頃、メックシューターゲーム『ファントムクラッシュ』とその続編『S.L.A.I.』の世界にハマり、 ディスプレイ越しに見た2071年に帰るべく日々を生きる。TCGとボードゲームも好物。
Twitter:@Dump29

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