HoYoverseタイトルの「売り方」って、中々に強固だと思う。
別に無理に褒めようとしているわけじゃないけど、考えれば考えるほど、運営型タイトルとして完成された売り方をしていると思う。「ひとつのバージョンにつき、2人は新しいプレイアブルキャラが登場する」という、お馴染みのフォーマット。これ、相当手堅い戦術なのではないかと、最近よく思う。
「2人」は新キャラが出るから、基本話題が尽きない。
運営型タイトルとして最も恐ろしいのは、「そもそも話題に上がらなくなること」。
あれ? そんなタイトルあったっけ? あのゲーム、まだ続いているんだ? その停滞に突入しないように、各社いろいろ話題を作れるように頑張っていると思う。そこに対する、「ひと月に2人は出る」という解答。
たとえば、こうして記事を書く時にも、ありがたいことに「ネタ」には困らない。
最近ver1.2が実装された『ゼンレスゾーンゼロ』では、「シーザー」と「バーニス」という新キャラが登場している。だから、「ver1.2で全く書くことがない」なんてことはまずありえない。とりあえず、シーザーかバーニスの話をすればいい。黙って、シーザーかバーニスについて書けばいいのだ。
まぁ、今回書くのはまだ実装されてないライトの話なんですけど。
※この記事は『ゼンレスゾーンゼロ』の魅力をもっと知ってもらいたいHoYoverseさんと電ファミ編集部のタイアップ企画です。
どうしてもライトの話がしたい
そう、ライトだ。私はライトの話がしたい。
一応予告は来ているけど、まだ実装されてもいない「ライト」の話がしたいのだ。なぜかって?カリュドーンだとコイツが一番好みだからさ!だからもう、逆説的にライトの話しかできないッ!
そもそも、この「カリュドーンの子」という陣営……一応ゲームリリース時から存在はしていた。パイパーとルーシーがA級エージェントとして登場しており、ほどなくしてS級エージェントの「シーザー」と「バーニス」も予告され、「そろそろカリュドーンの話をします」という空気を漂わせていた。
ただ、私としては、そっちよりも「カリュドーンにチラチラ男性キャラが映っていること」の方が気になっていた。え、ここって女所帯じゃないの? ひとりだけ男入ってんの? ver1.2が出たいまとなっては既に懐かしい話かもしれないけど、そのことがずっと気になっていた。
まぁ単純に私が男性キャラの方が好きになりがちなのもありつつ、「美少女だらけの中になぜかひとりだけ男キャラがいる」って、シンプルに気にならないだろうか。こういう、「統一感の中に、ひとつだけ異物を交えておく」手法が、私は結構好きなのだ。
たとえば、「紅一点」という言葉が最もわかりやすい例だと思う。
多くの中で、ただひとつ異彩を放つもの。これは必然的に目が入る。それは作られた統一感の中では、明らかな異物だから。ライト、逆紅一点。
しかし紅一点の逆パターンって、なんて言えばいいんだ?
雄一点?
エメトセルクに脳焼かれてるせいで後輩系高橋広樹で発狂してまう pic.twitter.com/fpDC3YB4u8
— ジスロマック (@yomooog) September 27, 2024
ただ、実際出てみないとどんなキャラなのかサッパリわからない。
特に、ライトに関しては事前情報がほぼ皆無に等しかった。
一応シーザーとバーニスはver1.2の実装前に、ちょろっとだけイベントに出ていたから、「こんなキャラなんだ」ということが少しはわかっていた。でも、ライトは謎。全ッ然わからん。ライトだけ意図的に情報が絞られているのではないかというくらい、謎。
いざ実際に出てくると、後輩系グラサンだった。
お前……お前エメトセルクと同じ声で「パイセン」呼びはヤバいだろ。これでエメトセルクと同じ声なんだぜ? コイツ作中でもわざわざ「イケメン」って2回言われてますからね。作中で美形とされているタイプのキャラですよ。作中で美形とされているタイプのキャラ、無条件で嬉しいだろ?
あと、「ビリーとは先輩後輩関係」って……『ゼンゼロ』はこういう風呂敷の広げ方をしてくるのか。元々ビリーがカリュドーンに属していたことは匂わされていたけど、ライトと先輩後輩の間柄だとは思わなかった。
しかもビリーの方が先輩っていう。しかもしかもストーリー的にはビリーの方が強いらしいっていう。ビリーの過去、いつか明かしてくれるんですか?
しかも、武器はその手に装着した……火が出る何か……それ何? ガントレット? 誰が呼んだか「炎リオセスリ」。ライダースーツで徒手空拳で手から炎が出るって、なんかだいぶ格ゲーのキャラみたいですよね。どっちかっていうとSNKのセンス。ライトにしょうゆ。
ちなみに、こんなゴリゴリ武闘派っぽいビジュアルの癖に、本人は「血を見るのが苦手」だったりします。なんだよそれ、かわいいかよ!? ちゃんと過去エピソードで理由とか明かされるんですかね。
だから、私はライトの実装を心待ちにしています。
もう実装は決まってるんだよ! 多分ver1.3かな!?
でも我慢できなかった! HoYoverseいつもゴメンね!!
おそらくライトの活躍がちゃんと描かれるのはver1.3だから、自分としても不完全燃焼なのだけど……それでも我慢できなかった。『ゼンレスゾーンゼロ』をまだ遊んでいないお姉様方、ライトはいかがでしょうか。
俺はシーザーを「投資」で引いている
とか言いつつ、ちゃっかりシーザーも引いておいた。
私は、常々思うことがある。
ホヨバのゲームでキャラを引くのは、ある意味「投資」なのだ。先を読む力。先見の明。そんな「計画的なガチャの引き方」が、最も求められている。そして私は、過去にこの「投資」に何度も失敗してきた。
つい、人はガチャで「アタッカー」を引きたくなってしまう。もちろん、アタッカーほど重要なものはない。高い数字をぶつけて競うのが「ゲーム」だから、より高い数値を叩き出せるアタッカーは最も重要なユニットと言えよう。だから、即物的に、かつインスタントに強い「アタッカー」に惹かれてしまう。
そして私は『崩壊:スターレイル』というゲームで、一時期そんな引き方をしていた。
おっ、強いアタッカーだ! ゼーレを引こう! お、景元も強いじゃない! 引いておこう! そうして強いアタッカーだけをかき集め続けた結果、ある時気がついた。自分の手持ちにヒーラーもサポーターも全然いないことに。羅刹? ロビン? そんなんいないけど?
こうなると、もうFWしかいないチームの完成である。MFもDFもいない。せっかく大谷翔平が打っても守備がエラーをしてやたら失点しまくっていたエンゼルスみたいな手持ちが完成した。『ゼンレスゾーンゼロ』では、絶対にエンゼルスになりたくない。俺は『ゼンゼロ』でドジャースを作るんだ。
そしてシーザーの性能を見た時、私は直感的に理解した。これは間違いなく、後から「シーザー引いといて良かったな」と思うタイプのキャラであると!
間違いない、この一見地味に見えるシールドと攻撃バフ、後々どこのクエストに行っても「ここはシーザーを3枠目に入れましょう」と言われるタイプのキャラだ! こんな鍾離先生とルァン・メェイをミキサーにかけたような性能、まず腐ることはないだろうと!
まぁ、つまるところ「サポーターって結構大事ですよ」と、みなさんに言いたいだけなのですが。
いつもの私なら、間違いなくバーニスを引きに行っていた。
でも、今回ばっかりはシーザーを引く。シーザーは、たぶん後からじわじわ強さを理解するタイプのキャラだから。もう、半分くらい後になって「なぜ俺はあの時シーザーを引かなかったんだ……?」と後悔しないためにシーザーを引いている。だから、これは「投資」なのだ。
今に見ていろ、半年後に「やっぱりシーザー引いておいて正解でしたね」と鮮やかに伏線を回収してみせるからな。
実際、少なくとも自分の手持ちの中では「とりあえずシーザー」を実践することができている。
たとえば、上記のセスとジェーンをタッグにしたお馴染みの編成。これまでは3枠目にリナかグレースを加えて「混沌」を狙うような編成を使っていたのだけど……とりあえずシーザーを突っ込むと強い。
このパーティーに絶妙に足りていなかったブレイク性能も補えるし、なによりシールドによって安定感が増す。すごく相性がいい。特務捜査班の新メンバー(?)、シーザー。
さらに、エレンとライカンを主軸にした編成の3枠目にも、「とりあえずシーザー」を適用できる。これまで3枠目にリナを加えてヴィクトリア染めをしていたところにシーザーを加えると、よりブレイク性能に磨きがかかり、エレンの火力もアップさせられる。ヴィクトリア家政の新メンバー(?)、シーザー。
シーザー、こんな感じで本当にどこに突っ込んでも強い。
味の素か? YouTubeでレシピ見たらとりあえず全部の料理に入ってる味の素か?
あっ、なんかすごい乗りこなせている気がする……気持ちいい……わたし、初めてちゃんとホヨバのゲームを乗りこなせている気がする……。そうだよ、そもそもどのゲームでも「サポーター」は替えが効かないじゃないか?
ツール・ド・インフェルノとか出てる場合じゃない。
これから何年経っても過労死してもらおうか。