この中ボス、実装してくれないんですか?
私は、自分でも驚くほど「ロリキャラ」が刺さらない。
決して「苦手」とか「嫌い」とかいうわけではないのだけど、なんか周りの熱量に対し、あまりロリや少女キャラが刺さらないことが多い。よく友人から「えっ、お前ロリキャラ好きそうじゃん」というあまりにも勝手な偏見を向けられるけど、実はそんなにピンと来ない。
ただ、「パイパー」は結構好きだったりする。
……この子を「ロリ」にカウントしていいのかは一旦置いといて。
そもそも、「ロリかと思ったら、おじさんっぽい」というキャラ立てがなんか面白い。中身は完全にベテランのトラック運転手。石見舞菜香のおじさん演技を聞けるのはゼンゼロだけ。てか、パイパーってマジで何歳なんでしょうか? どこにも年齢載ってないよね?
「本当はそこまで歳は取っていないけど、中身は熟練」なのか、「本当に結構歳を取っていて、見た目が老いていないだけ」なのかで割と話が変わってくると思うんだけど。シュレディンガーのパイパー。
私はロリキャラに対して、いつも「そのキャラクターがロリの姿である必然性」を求めてしまう。つまり、「ロリである必要のないロリキャラ」に対して、我ながら割と厳しくなってしまう。
ロリキャラには、「ロリキャラである理由」があるべき。
ただ客寄せとして設置してあるだけのロリキャラは、正直面白味に欠けると思う。
その点、私がパイパーを結構気に入っているのは、「実は中身がおじさんっぽい」というギミックを成立させるために、「ロリの姿」をしている(ように見える)からである。これは必然性がある。「ギャップ」を前提としたロリ属性だから、ロリである理由と必然性がある。コイツめんどくさいな……。
とにかく、「普段そんなにロリキャラ刺さらない自分でも、パイパーは結構好きです」ということですね。外見と中身が乖離してる感じのキャラ、なんかいい。
「あまり刺さってない属性のキャラが刺さる」の話で言うと、今回新しく出てきた「プルクラ」というキャラが、私はかなり気に入っている。うん、かなり気に入っている。
『ゼンゼロ』がリリースされた時、あまりケモノ系のキャラに興味がなかったのに、ライカンのせいで一気にケモノ好きの人たちの気持ちを理解できるようになった……みたいなことを書いたのだけど、今度は女性のケモノキャラも、「割とありなんじゃないか」と思えてきた。プルクラのせいで。
見てよこの……何?
なんなのよこのセクシーさは?
猫のシリオン自体は既に何人か登場しているけれど、プルクラは特に「ケモノ」要素が強めなキャラだと思う。でも、それがいい。いや、いいな。かなりナイスデザインじゃないか。やっぱり『ゼンゼロ』は、「少しイレギュラーなデザインをより広い範囲に、魅力的に見せる」のが、かなり上手いと思う。
なんか、自分としてはすごく「ちょうどいい」デザインに感じる。
ライカンで割とケモノキャラが好きになったとはいえ、まだ「どっぷり」とまでは行けてない。そんな状態に投げ込まれる、プルクラのデザイン。そう、それだよ! そんな感じの子を待ってたんだ! モモジャンの如月アテンションくらい「それだよ!」って感じだ! プロキシに伝わりづらい例え。
ただ、このキャラ……ライトと違い、そもそもプレイアブルですらない。
それどころか、ただの「敵キャラ」なのだ。
正直、だいぶ実装は望み薄だと思う。なんか、明らかに「中ボス」みたいな雰囲気だし。これがストーリー上カギを握る大ボスならいずれ実装ワンチャン狙えたかもしれないけど、プルクラはただの中ボス。
もう何度でも言える。
だいぶ、実装は望み薄である。
チクショウ、こんな良い中ボス作ってどうすんだ!
このビジュアルでただの中ボスだと!? もったいねえ!
正直彼女はバージョンひとつ背負えるデザインじゃないのか!?
しかも……ただの中ボスなのに、わざわざエネミーカードが用意されている。
普段のクエストには中々登場しないので、現時点ではゲーム内のプロキシ図鑑から確認できます。普段目にすることのないエネミーカードまでわざわざイラスト用意してる感じ、かなり『ゼンゼロ』っぽい。
もう、これは制作陣の中に熱狂的なプルクラファンがいるのでは?
いや、作ってるんだからファンっつーか親だと思うんだけど。
なのに、なのに彼女はあくまで「中ボス」なのだ。
もう、これは『ゼンゼロ』がゲームであるがゆえの悲哀と言えよう。なんかもう、ゲーマーとしての感が「まぁプルクラはどうあがいてもここだけの出番だな」と告げている。中ボスがいきなりプレイアブルに昇格するなんて、なにかしらの奇跡が起きる必要がある。ホヨバ、頼めるか?
……と、「言うだけ言っとけ」感を出してみました。
プルクラ、これで終わりじゃないですよね!?
ねぇ!? なんとか言ってよ!?
そういやver1.1の話をしてなかった
そういえば、ver1.1の話をしていなかった。
いま急に思い出した。
薄々お察しかもしれないけど……セスも結構好きなんです。いいよね、セス。ほとんど姫騎士みたいな扱い受けてるし。セスへの仕打ちだけヒートアップしてる気がする。まぁ防護だしいいか。ホンマか?
あと、ジェーンとの関係もいい。
ジェーンとセス、かなりいい! なんか恋の予感感じちゃう! ちょっとここディズニーっぽさ感じません? いやピクサーっぽさか? いや、映像じゃなくてキャラ描写が。
事前のイラストとかだとそんな印象なかったジェーンドゥがゼンゼロ式の動かし方するとディズニープリンセスみたいになるの結構おもろい pic.twitter.com/JHYsL65Zpq
— ジスロマック (@yomooog) August 15, 2024
正直、ジェーンって初見の時はピンと来てなかったんですよね。
まぁ「性能で引きに行くか……」くらいの温度感でした。
ところが、実際にゲーム内で動いて……いや、『ゼンゼロ』のあのアニメーションスタイルで動いているところを見ると、グッと魅力的に感じる。すごいディズニープリンセス味を感じる。まぁ実際声帯が姫だし。嶋村侑なんか姫役多いから。
ある意味、「ゲーム内でモデルとして動かすことを前提としたデザイン」というか。そもそも『ゼンゼロ』はカットシーンのキャラの動きなんかが得意領域のゲームだから、どっちかっていうと「いざ動いた時の映え方」を意識しているのかも。え、なんかすごい真面目な話になってきた……。
とにかく、ジェーンはモデル周りに結構な技術力を感じます。
「歩き方」とかもね。別に普通に歩かせたっていいのに、なぜか服のフックに指を引っかけてちょっとランウェイっぽい歩き方をする超絶モーションを見せてくれる。怖いよ、こだわりが。
変態だ、マジで…… pic.twitter.com/pa82cDxoJU
— ジスロマック (@yomooog) August 15, 2024
『ゼンレスゾーンゼロ』は、まだまだここから
これはもう客観的事実なのだけど、『ゼンレスゾーンゼロ』はかなりアップデートが激しいゲームだと思う。「えっ、もうそこに手を出すの?」みたいな領域にまで、ザクザクメスを入れてくる。
TVダンジョンの話が結構話題になっていたけど、個人的には「時間帯を任意で調節できる」アップデートがかなりすごい気がする。え、それ割と『ゼンゼロ』の根幹的なシステムじゃなかったの? 朝昼夜で待ち合わせする信頼イベント、そんなアッサリ便利にしちゃっていいの? これリリース2年後くらいに改修する部分じゃない?
このシステム周りに関して、私は猛烈に後悔していることがある。いや、「後悔」というか、「システム的にどうにもならないこと」がある。それは、「絶対に主人公はリンかアキラのどちらかしか選べない」ということ。
私は、なんとなく勘でリンを選んだ。
別に、リンを選んだこと自体は後悔してない。
でも、ふとした時に「クソッ、こういう時だけアキラにできたらいいのに」と思う。たとえば、セスの信頼イベントをプレイしている時や、ライカンの信頼イベントでプレイしている時だ。こういう時、男主人公を選べばよかったと、めちゃくちゃ後悔する。
なぜかって? 俺の趣味です。
ただ逆に、エレンの信頼イベントをこなしている時なんかは、「お、これはリンを選んで正解だったかも」と思う。マズいな、これは解釈戦争の火種になるかもしれない。とにかく、私個人は「リンとアキラを相手によって切り替えたい」と、ず~~~~~っと思っていたわけだ。
せめて、街の中だけでもいい。
街の中で写真を撮る時くらい、リンとアキラを切り替えられないだろうか?
できるようになったわ。
とうとう、街中での操作中はリンとアキラを切り替えられるようになった。ちなみに、随時エージェントも操作できるようになっていくらしい。運営、たまに休んでいいのよ。
ただ、「主人公そのものを切り替えられる」わけではない……ところはご愛嬌だろうか。アキラを操作することはできても、ストーリー中の主人公はリンのまま。ここは今後のアップデートを楽しみにしてます。ちょうど「休んで」とか言ったばっかだから若干サイコになってて申し訳ない。
で、『ゼンゼロ』がリリースされてから3ヶ月くらい続けて遊ぶ中で……リリースされてから3ヶ月!? 嘘だろ……俺まだ1ヶ月くらいしか経ってない気分なんだけど……時間の流れって怖いですね。
すいません、普通に書いてて驚いたので話が逸れました。戻します。運営型タイトルとしての『ゼンゼロ』に結構驚いているのが、「メインストーリーのヒキが強い」ところです。
つまり、想像以上に「世界の核心」を匂わせるのが上手い。
基本ドタバタした日常を描いていることが多いだけに、この「いずれ本格的に始まるであろうゼンゼロの本筋」が、どんどん楽しみになってきている。現時点の伏せ札の数に対するワクワク感を煽るのが結構上手いというか。正直、どんな話を書いているのか全然読めない。
アキラとリンの過去って何?
エリー都には、何があったのか?
へーリオス研究所とは?
この辺、全部伏せ札なんですよね。
「どういう話を書く気なのか全然わからない」というこの状態が好きなのかも。
……なので、『ゼンゼロ』のこれからのストーリーが楽しみですね、という無難な締めになってしまうのですが。あ、あとver1.3も楽しみですね。本命のライト出るし。
要するに、『ゼンレスゾーンゼロ』はまだまだこれからです。まだライトも出てないし、プルクラもワンチャン残ってる。これからもお楽しみに。これ本当に締まってる……?