スマホゲームにおいて、夏と言えば水着イベント(ガチャ)の季節だ。
普段は隠されている神秘が「夏という大義名分」のもと露(あら)わになると同時に、我々の財布の紐も解き放たれて中身が露(あら)わになる。水着イベントは嬉しいが、油断して水着の誘惑に負け続けると地獄が待っている。
そんな「諸刃の剣」のような戦いの日々。それが、終わった。
10月に入り、肌寒い風を感じるようになってきた。季節は秋。年末の戦いに向けて、石を貯めたり、労働に精を出してガチャ代を稼いだり、備えに励む季節だ。
それなのに、その予定だったのに……10月なのに水着イベントを執り行うゲームに出会ってしまった。その名も『リバースブルー×リバースエンド』(以下、『リバ×リバ』)。
また、そもそもの話になるが、10月に水着イベントを開催するゲームは珍しい。
実際、去年(2023年)の10月を期間に、水着イベント(ガチャ、スキン)を開催していたゲームがどれくらいあるのか調べたところ、100作品中、わずか4作品だった。
日本で生活しているならさほど貴重に感じない飲料水。しかし砂漠で歩き回る状況なら、喉から手が出るほど求める貴重な存在となる。そう、10月に開催される水着イベントには「広大な砂漠で見つけたオアシス」くらいのありがたみを感じても不思議ではない。
本記事で伝えたいことはただひとつ。
『リバ×リバ』の水着衣装を目に焼き付けてほしい!
ただ単に「肌色成分を増やせばいい」わけじゃないことがわかっている。水着だからこそ味わえるカタルシスをこれでもかと詰め込んでいる。ひと言で言えば「我々が喜ぶツボを押されている」感がある。
ちなみに、本記事では水着以外に触れるつもりはない。本作がどんなゲームかは下記記事にて解説してあるので、そちらを参照いただきたい。
文/竹中プレジデント
※この記事は『リバースブルー×リバースエンド』をもっと知ってもらいたいHappy Elementsさんと電ファミ編集部のタイアップ企画です。
そもそも、10月の水着イベントはどれだけ珍しいのか
本題に入る前に、10月に開催される水着イベントの珍しさについて触れておきたい。恐らく、「10月は水着の季節じゃなさそう?」と、誰もがなんとなく感じてるとは思うが、実際のところはどうなのか。
今回は、スマホゲーム100作品を対象とし、2023年10月において「水着イベント(ガチャ、スキン)を開催しているかどうか」を調べてみた。
なお、ピックアップした100作品に厳密な条件付けはない。水着イベントの有無についても、各作品の公式Twitter(X)アカウントを筆者自身が目視で確認したもの。そのため、あくまで大まかな傾向として捉えていただけると幸いだ。
結果として、水着イベントを開催していたゲームは100作品中、わずか4作品。布地面積的には、どう考えても水着や下着レベルなものはいくつか存在したのだが、水着を謡っているゲームは非常に少ない結果となった。
本記事は、あくまで『リバ×リバ』の水着イベントが主題であるため、各作品に対する詳細な言及は避けるが、イベントの割合として圧倒的に多かったのが「ハロウィン」系イベントだった。
恐らく「ハロウィン」からの派生なのだろうが、「サキュバス」系のイベントをちらほら見かけたのは印象に残っている。どう見てもハロウィンの布地面積じゃないが「ハロウィン」を謡っているイベントもあった。
他には、「温泉」や「紅葉」などの秋ならでは(?)のイベントが少数。コラボを実施したり、とくに季節イベントを開いていないタイトルも少なくなかった。
10月(去年)に開催されたおもなイベント(今回の調査作品内で)
ハロウィン:58
コラボ:12
サキュバス:5
温泉:5
水着:4
季節感とくになし:19
※ほか星座、紅葉、ホラー、図書館、文化祭、マッサージ、スポーツなど
そもそもの話になるが、多くのゲームは夏(7月~9月)に水着イベントを開催している。水着イベントを複数回に渡って展開する、夏に全力なゲームも存在はするが、それも9月までに終了するケースがほとんどだ。そのため「10月に水着イベントが少ないのは自然」というのが個人的に思うところである。
とはいえ、春夏秋冬に関わらず1年中水着衣装を実装しているゲームもある。真意については、神(運営)のみぞ知る、といったところだろうか。
ただ、『リバ×リバ』が「なぜ10月に水着イベントを開催するのか」について、その事実は開発陣(プロデューサー)から語られている。
もともとの配信予定日は夏だった。そして、夏にピッタリなイベントを開催する予定で仕込んでいた。それが水着イベントだった。ただ、配信時期が遅れてしまった。なので、秋だけど水着イベントを強行するという、悲しき事情が明かされていた。
もし、現実の季節感を遵守しようとすると、来年の夏まで水着を温存することになってしまう。それは機会損失だ。非常にもったいない。
本作のキャッチコピーは「魔王として運命に抗い続けるRPG」。季節感くらい抗っても罰は当たらないだろう。
普段見せる姿との「ギャップ」こそ最大のスパイスである
さて、ここからは本題となる本作の水着イベント、というか今回のイベントでお披露目された美少女キャラクターたちの水着姿について触れていきたい。
今回の水着イベントは、9月にリリースした『リバ×リバ』初のイベントとなっている。中心として描かれるのは、本作における美少女御三家と言っていい、カノン、シオン、プロブレムの3人。
本作では、「魔王」として人類を守るために神々と戦う「THE・中二病」なストーリーが展開されるわけだが、ゲーム冒頭で主人公とともに世界を守るために戦うことになるのが彼女ら3人。ギャルゲー的にはメインヒロイン級の扱いだ。
リリース時に実装されているメインストーリーにおいても、彼女らは中心人物として描かれている。そのため、プレイヤー視点において、「過去にどんな絶望があったのか」「それを乗り越えてどんな想いで戦いに臨んでいるのか」など彼女らの内面を、他キャラクターに比べてより知れている。
これはかなーり個人的な考えになってしまうのだが、水着イベントは「ただ単に肌の露出が多い催し」ではない。もちろん嬉しい部分もあるが、それ以外のところにも大きな価値があると思っている。
そのひとつが普段との「ギャップ」。少なくとも筆者はそう思う。
たとえば、今回のイベントで水着姿をお披露目してくれたカノンという美少女キャラクターがいる。
金髪碧眼。帝国の皇女。「剣の聖女」と呼ばれた救世主。好物はバームクーヘンで、お忍びで食べに行くこともある食いしん坊なところもある彼女。そんな彼女の私服姿は白を基調としたワンピース。清楚なコーデだ。
制服姿を見ても、着崩しはしない優等生スタイル。ネクタイはきっちりと緩め、ブレザーのボタンもとめる。黒タイツでまとめる。なんとなく身持ちの堅さが伺える。
そんな彼女が、今回のイベントで見せてくれた水着姿がこれ。
大胆すぎて二度見どころじゃすまない布地面積の少なさ。衣服としての機能を果たしていないセーラーっぽいスケスケシャツ。姫、ちょっと冒険しすぎじゃないでしょうか?
ここで切にお伝えしたいのが、普段から「半裸族」的な恰好をしているキャラだったり、そういう衣装が当然な世界観だったら、ここまで「ドキドキはしない(はず)」ということ。そういう衣装も好きは好きだが。
普段は真面目な着こなしをしている彼女が、夏という開放的な雰囲気にあてられたのだろうか。大胆な水着姿を見せてくれている。これが「より良い」のである。ギャップの破壊力、ここに極まれり。
ただ、この水着姿のカノン、なんとガチャに登場していない(※執筆時点)。イベント内で立ち絵が登場しつつ、ガチャに登場しないケースは珍しくもない。ただ、個人的お気に入りナンバーワン水着姿だったので、ただただ悔しい。遺憾の意を表したい。
水着を着ていなくても「水着を着ようとする気持ち」があれば、それはもう「水着衣装」らしい
次に下の画像を見てほしい。
これは、水着イベント開催前に公式から発表された「シオン《サマー》」の水着姿だ。
「水着? バスタオルしか見えないじゃないか……」と、憤る気持ちを抑えて、ちょっと画面右下に注目してほしい。
おわかりだろうか? 本来であれば着ているはずの水着が、足元に置きっぱなしなのだ。ということは、バスタオルの下はどうなっているのか……。まだ服を着ているのか、それともすべてをパージしているのか。まさにシュレディンガーのネコ状態だ。
この重要案件について考察するうえで大事なのが、シオンの能力や性格である。彼女は、ネコ耳や尻尾がついていることから推察できる通り、ネコに変身できる能力を持っている。つまり、裸の状態こそ自然なのだ。
しかも、面倒くさがり屋な性格で、誰かに手伝ってもらわないと着替えすらできない。
学生服姿を見ても、だるだるーとした着こなしだ。身体にピチッとフィットする服は苦手だとお見受けする。野生たるネコ、もっとも楽なのはきっと「生まれたままの姿」なのだろう。
「これらのことを考えると……つまり……着ていな……」と、我々にできるのは妄想くらい。実際にどうなっているか確認するすべはない。
……はずだったのだが、イベント内でこんな立ち絵が公開された。
ピンとこない人のために比較してみよう。
つまり、バスタオルの中に水着なりなんなりを着きているとこう見えるらしい。つまり、もともとの立ち絵は「何も着ていない」状態だと、ほぼ確定したわけだ。
さすがネコ。服を着ているかどうかなんて、些末なことは気にならないらしい。そういえば、メインストーリーで「服を溶かすスライム」なる敵に服を溶かされたときも、全然気にする様子がなかった。
まあ、そんな妄想を楽しませてくれたバスタオル姿も悪くないが、覚醒(強化要素のひとつ)を進めることで、しっかり水着姿を見せてくれるのでご安心を。
なかなか艶めかしいお姿で、バスタオル姿とのギャップも相まって破壊力がすごいことになっている。
フィジカルの暴力(お色気)を食らうのも悪くない
水着衣装には、純粋なる“肉の圧”で攻める「剛速球タイプ」と、レトリック技法で攻める「技巧派タイプ」があると、筆者は勝手に思っている。
先ほどまで触れてきた、カノンとシオンの水着姿はどちらかと言えば後者に属するだろう。ただ、次に紹介するプロブレムの水着姿はゴリゴリの物理で攻めるスタイル。フィジカルの暴力を味わうことになる。
どーーーーーーーん!!!!
説明不要のダイナミックエントリー。「シオン《サマー》」同様、ガチャに登場中の「プロブレム《サマー》」さんの入場である。
「水着で出せるお色気要素を可能な限り詰め込みました」みたいなコーデになっている彼女の水着姿。この記事で『リバ×リバ』に興味を持ってくれた紳士淑女の方々のためにも、ここではとくに掘り下げて解説していきたいと思う。今、大義を感じている。
まず、「プロブレム《サマー》」は構図がいい。
令和のスマホゲーム界における、おもなお色気(フェチ)ポイントとしては「胸」「尻」「太もも」「へそ」「ワキ」あたりが挙げられるだろう。そして、彼女はそのすべての要素が詰め込められている。恐ろしい。
とくにイラストで見せる場合、「胸(谷間)」と「尻」を同時に押し出すことはなかなか難しい。人間の身体の構造的に。「胸を描けば尻描けず」「尻を描けば胸を描けず」という悲しい二者択一が起こりがちだ。
しかし、プロブレムの水着イラストを見てほしい。
胸は、谷間&下乳&横乳とオールレンジで覚悟ガン決まりの全解放状態。アングルを活かして、尻&太もものアピールも欠かさない。そして、忘れずへそとワキも見せつける。お色気フルコース完成である。しかもこのフィジカルで16歳。無理がある。
さらに驚かせられたのが「水滴表現」のうまさだ。
大前提として、水着は海やプールで泳ぐために着るものである。そのため、濡れたり透けたりするのは当然だ。この自然の摂理を利用して「艶めかしい姿」を連想させるレトリック技法(メタファー)が、水着衣装ではたびたび見られる。
この表現は一気にセクシー度が上がってしまうため、ある種「諸刃の剣」でもある。この技法を使うか使わないかはタイトルごとに方針が分かれている気がする。どうやら『リバ×リバ』は使う派閥のようだ。
ちなみに、公式Twitter(X)への反応で気づいたのだが、どうやらこの水着姿のプロブレムの「とある場所」にホクロが描かれているらしい。「さすがラスピリのハピエレだぜ(多分誉め言葉)」的なコメントがついていたのが印象深かった。これからもこの信念を曲げずに突き進んでほしい次第だ。
【騎士紹介】
— リバースブルー×リバースエンド公式(リバ×リバ) (@rxr_jp) October 5, 2024
//プロブレム《サマー》
//cv: #島袋美由利
「この水着、オフラインの新作なの!ほら、胸のとこの見てよ!こーこ♪ 『さ・ま・あ』って書いてあるんだよ?夏って意味だって! マジ私に似合ってない?超天才♥」#リバxリバ #リバースブルーxリバースエンド pic.twitter.com/TjudrkIXrk
10月なのに水着イベントを開催と聞いて、「砂漠の中でオアシスを見つけた気分」ではしゃいでしまった。
ガチャで実装された水着差分は2着だが、じつはイベントでお披露目されたのは8着(主人公以外)にものぼる。6着もお預けしてくるとは、冷静に考えてなかなかにエグい。運営はよほど焦らしプレイがお好きなようだ。
とはいえ、逆にガチャの石を節約できたと喜ぶべきかもしれない。年末に向けて、水着以上に魅惑的な衣装の登場があるかもしれない。今回の水着のような素晴らしき衣装の登場に期待したいところだ。
『リバ×リバ』の水着イベントは、記事掲載時点で期間はまだ半分ほど残っている。今から始めても問題ない難易度が設定され、報酬もおいしいため、水着に惹かれた紳士淑女はぜひインストールしてみてほしい。
最後になるが、今回の記事では「ゲームの中身」についてまっっっっっっっったく触れてこなかったため、どんなゲームか気になった方は下記記事もチェックしていただければ幸いだ。