1月27日は『バイオハザード4』が日本国内で発売された日だ。
2005年1月27日にニンテンドーゲームキューブで発売された『バイオハザード4』は、カプコンを代表する人気サバイバルホラーゲームシリーズのナンバリング第4弾だ。
ラクーン事件の生き残りの1人であるレオン・S・ケネディは、大統領直轄のエージェントとなっていた。レオンは誘拐された大統領の娘アシュリー・グラハムを救出するため、わずかな手がかりを頼りにヨーロッパの寒村へと向かう。だがそこでレオンが出会ったのは、狂気に満ちた村人の集団だった!
1996年に発売された第1作以来、『バイオハザード』シリーズは固定視点によりキャラクターを操作して、迫り来るゾンビやクリーチャーを撃退しながら脱出するという形で、恐怖とスリルを味わうゲームスタイルとなっていた。
それに対して『バイオハザード4』では、キャラクター背後からの「ビハインドビュー」によるダイナミックな視点を採用することで、TPSに近い感覚でプレイできるようになった。敵に対してより積極的に反撃できる上に、銃だけでなく蹴りなどの体術で敵を倒すことも可能になった。
従来までの恐怖やスリルに加えて、プレイヤーが爽快感を得られるアクション性をも兼ね備えた本作は、『バイオハザード』のイメージをさらに発展させる作品として世界中で高い評価と人気を獲得。これに続くナンバリングタイトルをはじめ、外伝的タイトルや実写映画も含めて、シリーズの人気はさらに盛り上がっていく。
『バイオハザード4』は2005年1月にゲームキューブ版が発売された後、2005年10月にはPS2でも登場。このPS2版からは、『バイオハザード2』に登場したエイダ・ウォンの視点から物語を描く「the another order」が追加されている。
さらにWii、PS3、PS4、Xbox 360、Xbox One、Nintendo Switch、PC(Steam)と多彩な機種へと展開されたほか、Meta Questにも移植されており、VR空間での臨場感あふれるサバイバルを体験することも可能だ。
2023年には『バイオハザード4』のリメイクとなる『BIOHAZARD RE:4』が、PS5/PS4/Xbox Series X/PC(Steam)で登場。最新ゲームハードによる美しい画面で新たなプレイを楽しむことができる。また、本作のストーリーモードをPlayStation VR2で楽しめる「VRモード」も配信されている。
『バイオハザード4』は『バイオハザード』シリーズの中でも特に人気の高いタイトルであり、シリーズとしてだけでなく単体のサバイバルホラーゲームとしてもファンの多い作品だ。前述したように、2025年現在でもさまざまな機種でプレイできるため、未体験の人もこの機会にぜひプレイしてみよう。