ファンタジー世界に異世界召喚されたと思ったら、電波もつながるしスマホも普及してる。そしてTwitter(現X)やInstagramみたいなアプリもある。加えて、自販機や週刊マンガ雑誌、動画配信サイトなんてものも存在する。
さらには暴動を起こしたオークがチェーンソーを振り回して襲ってきた!? この世界、いったいどうなっているんだ……?
プレイ中、そんなツッコミが木霊してしまうのが、新作アニメRPG『OZ Re:write(オズ リライト)』である。

ファンタジー世界を舞台に「童話」と「現代文明」要素がぶっこまれ、混沌とした世界観が魅力の本作。登場するのは「金にがめついティンカーベル」や「母親を封印してしまった白雪姫」など、童話からアレンジされた個性激しめのキャラたちだ。
そして、そんな本作の目玉は「ミラーグラム」というSNS機能である。異世界キャラたちは、みなスマホを手にしSNSに触れている。しかも、なぜか主人公と親密になっていく過程を包み隠さずSNSに投稿してしまうのだ。
『オズ リライト』は美少女キャラ比率が非常に高い。つまり、主人公とイチャイチャしている様子ですら全世界に発信してしまっているのだ。いったいなんなんだこの世界……。ハチャメチャで楽しそう!

世界観に目を向けると正直ツッコミが追い付かないが、ゲームとしてはスタンダードな「美少女スマホRPG系」といった作り。バトルもオート主体で手軽に遊びやすい。
今回はそんな『オズ リライト』を先行プレイ。童話をベースにしたキャラクターたち、そしてファンタジー世界なのに現代文明も存在という新感覚の世界観を構築した新作ゲームの魅力をお届けしていく。
なお、2025年3月5日~2025年3月12日の期間にて、本作の開通テスト(βテスト)が開催されている。今からでも参加可能だ。気になる方は参加してみてはいかがだろうか。
※この記事は『OZ Re:write(オズ リライト)』の魅力をもっと知ってもらいたいHYBE IM JAPANさんと電ファミ編集部のタイアップ企画です。
スマホを手に入れた異世界キャラたち。主人公と親密になっていく様子をすべてSNSに投稿してしまう
まず、本作の大きな特徴としてあげたいのが「ミラーグラム」。いわゆる、キャラクターと交流できるコンテンツである。

おもな機能としては「チャット」と「タイムライン」の2種類。
「チャット」ではキャラと個別でメッセージのやりとりができる。キャラにプレゼントを贈り親密度を上げていくことでメッセージが届き、親密度が一定に達することでキャラ個別ストーリー(思い出)が解放される流れだ。


そして「タイムライン」について。これはいわゆる現実世界のTwitter(現X)やInstagramのような存在で、キャラたちの投稿がタイムライン形式で投稿されるというものだ。
これだけ聞くとかわいらしいのだが、なぜかキャラたちは主人公との「思い出」を包み隠さずSNSに投稿してしまっているのだ。
「思い出」とは、いわば主人公と親密になっていく過程である。それを恥ずかしげもなく公開している。さすがSNS普及したての異世界だ。ネットリテラシーの概念はないらしい。

上の画像は、『オズの魔法使い』のブリキがモチーフであろう「ゼノア」のエピソードに連動して投稿されたものだ。
彼女は、感情変化の乏しく、機械的なしゃべりかたをするキャラなのだが、明らかに照れていて顔が真っ赤になっている。見る人が見れば「主人公とのイチャイチャシーン」だと解釈されかねない。
今回の先行プレイでとくに印象に残っているのは、『人魚姫』の人魚姫がモチーフだと思われる「アリア」とのひと時。
普段は領主として毅然とした態度をとっている彼女だが、じつは少女向け小説が好きな乙女。そんな「アリア」とのやりとりは、普段の姿とのギャップが破壊力抜群。恥ずかしがる様子がこれまたかわいいんだ……!

ヒロイン願望があるあまり、とあるエピソードでは「主人公を海にドーン!」と突き落す行為に手を染めてしまうことも。
どうやら“人魚姫”(ヒロイン)に憧れていて、海で溺れた主人公を助けるシーンを体験してみたかったのだそう。……ヤバいキャラかもしれない。とはいえ、海の中にいる彼女の美しさはまさしく“人魚姫”のようだ。


ゲーム開始時における主人公のアカウントのフォロワー数は当然ながら0人。仲良くなったキャラは自分のことをフォローしてくれる。さまざまなエピソードを経て、徐々にフォロワーが増えていくのもひとつの楽しみだ。
そして、このタイムラインを眺めるのがなかなかに楽しい。このタイムラインはプレイヤーが辿った物語の奇跡でもあり、遡っていくと「そいえばこんなことがあったっけ……」と思い出が蘇ってくる。
疑似的とはいえ、現代のTwitterに近い感覚を味わえて、ついつい眺めてしまうのがおもしろいところ。

異世界召喚、童話、現代文明が混ざって世界観がカオス。この世界、いったいどうなっているんだ……
公式が打ち出している本作の設定は「童話×現代文明の新感覚な物語」。
「現代文明」要素については、先ほど触れたスマホやSNSをはじめ、自販機や週刊マンガ雑誌、さらにはチェーンソーなども登場する。
作中ではオークたちが暴動を起こすというファンタジー世界らしい事件が起きるのだが、暴動の理由は「チョコミントアイスへの文句」だし、オークのボスの手にはチェーンソーが握られている。
なかなかにカオスな状況だ。情報が整理できなくて混乱している。この世界、いったいどうなっているんだ。

そして本作を語るうえで欠かせないのが「童話」要素。『オズの魔法使い』や『人魚姫』、『ピーター・パン』など有名童話の登場人物たちをモチーフとしたキャラ(英雄)が登場する。
しかも、かなーーり「アレンジ」が加わっているようで、ひと癖もふた癖もあるキャラばかりだ。個性が豊かにもほどがある。



このように「童話」と「現代文明」が混じり合ったファンタジー世界を舞台に物語は展開していく。
ちなみに主人公は、2年前に失踪した友人である「ドロシー」からの電話に出たことで、異世界召喚されてこの世界にやってくる。彼女が現代の文明を異世界に持ち込んだ張本人らしい。


神様なし。チートなし。持ってるのはスマホだけ。定番の異世界召喚ものならハードモードを覚悟しなければいけない状況だが、『オズ リライト』ではこのスマホこそが最強アイテムだった。
まず、先述した通り、SNSを通してキャラたちとの交流……いや、もう少しはっきり言おう。イチャイチャが捗る。そして、アプリによって味方の強化もできる。これで戦力的にも頼れる存在だ。
さらに、どうやら主人公のレベルや魔力によっては「森羅万象すべてを創りだし…造り替えられる究極のアプリ」も搭載されてるみたいだ。すごいなスマホ。

プレイ感は毎日コツコツ遊べる美少女スマホRPG。盆栽ゲームが好きな人におすすめ
『オズ リライト』の戦闘は、基本的にオートで進むスタイルで美少女スマホRPG定番の作りとなっている。忙しい現代人でもサクサク遊べる設計なのはうれしい。
シンプルながら、前・中・後衛、タンクアタッカーなどの編成バランスの工夫や、必殺技のタイミング、そして日々の育成で結果が目に見えて変わってくる。いわゆる「盆栽ゲーム」が好きな層にはおすすめしたい。

育てたキャラの力を試せるコンテンツもいろいろ用意されている。
・「冒険モード」:クリアするとメインストーリーを読み進めることができるステージクリア型
・「ダンジョン」:強力なボスを倒して、スキル素材をゲットするコンテンツ
・「遺跡」:経験値アイテムやゲーム内ゴールドを獲得可能な育成部屋。一日の回数制限もないので足りなくなったときに一気に育てられて日々の負担も少ない
・「総力戦」:1体のボスを全キャラ使って削っていくコンテンツ
などなど遊ぶことができる。また、今回の先行プレイでは触れなかったが、今後は「アリーナ」や「ギルド」なども実装予定のようだ。

個人的には「総力戦」がおもしろく感じた。非常にHPの多い敵と戦う戦闘となっている「総力戦」では、1パーティでこの体力を削りきるのは困難となっている。
なので、1パーティ目で敵の体力を80%削って、2パーティ目で残りの20%を……と、複数のパーティに渡って戦うことになる。
敵には強さの段階が設定されており、クリアするたびにより強いボスに挑戦が可能。削った体力に応じてスコアが決まるといった仕様となっている。育成するキャラの数も多くなるため、どちらかというとエンドコンテンツ寄りだ。
日々の成長、編成の工夫、戦闘中の立ち回りなどがダイレクトにスコアに反映されるため、やりこむモチベ―ションにもなる。
童話をモチーフとしたキャラたちが登場するファンタジー世界に、現代の便利アイテムをぶちこんだ結果、生まれたのはカオスな世界観だった。
そんな童話×異世界の新感覚のアニメRPG『オズ リライト』では、2025年3月5日から開通テスト(βテスト)がスタートしている。期間は3月12日まで。期間内であれば、今からでも開通テストに参加可能なので、ぜひとも参加しよう。
開通テストによるフィードバックを受けてからリリース日が決定される見通しとなっている。
公式サイト、公式X(Twitter)も開設されており、各種キャンペーンも実施中だ。今後の情報については公式X(Twitter)で発表されていくとのことなので、本作が気になる方はチェックしておくといいだろう。