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『龍が如く』公式ライセンス作品がMMOシミュレーションになって “ファンの夢” を叶えてくれた。死んでいても共演歴がなくても「オレの考えた最強の裏社会チーム」が組める! 自分だけの「桐生組」も作れちゃう!?

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喧嘩に飢えた熱き男と! その想いを受け止める男が! 目と目が合った瞬間! 路上で喧嘩が始まる、それが『龍が如く』シリーズ。

『龍が如く』といえば重ねに重ねた抗争の末、男たちが散っていく。「オッ、こいつ好きかも」と思っても、死ぬときは死ぬ。

いや、死ぬんじゃねえよ!! せっかく好きになったのに…………!

抱えた思いも届かず散っていく。せっかく巡り会った推しに目の前で死なれるという事件にぶち当たったファンも多いのではないだろうか。

でも大丈夫。そんな歴戦の男たちが、『龍が如く』の公式ライセンスを受けている新作スマホゲームに集結した。そう、散っていった男たちも含めて!!

『City of Wars Powered by 龍が如く』レビュー・感想・評価:自分だけの最強「桐生組」も作れちゃう!?_001

もちろん亡霊ではない。本作では、桐生一馬と春日一番といったお馴染みのメンツから、あのとき思いが届かなかった男たちまで登場する。

複数人でチームを組んで戦えるので、「コイツとコイツが組んでいればあのとき死んでいなかったのに……」と夢想した組み合わせを実現できてしまうのだ。

たとえば「桐生 & 錦 & シンジ」とか。「一番 & ハン・ジュンギ(龍6)& 趙」とか。

『龍が如く』シリーズファンのみんな~~! ファンが1回は考える “最強ドリーム裏社会チーム” で覇権、握りたくない~~?

その夢、『City of Wars Powered by 龍が如く』で叶えていきましょう!

文/ 八羽汰わちは
編集/柳本マリエ

【ネタバレ注意】
以下、『龍が如く』シリーズの “散った男たち” について具体的に言及しています。ストーリーについてご自身で体験されたい方はご注意ください。

※この記事は『City of Wars Powered by 龍が如く』の魅力をもっと知ってもらいたいBBGameさんと電ファミ編集部のタイアップ企画です。


だれもが夢見た「桐生組」もここでなら……“ファンが思い描いた妄想” が極まれり

長寿シリーズのスマホゲームといえば「歴代キャラクター総出演」のようなお祭り感がよく見られる。本作も例外ではなく、桐生一馬や春日一番をはじめ、最新作の主人公を担ってイキイキしている真島の兄さんなど、よりどりみどりな顔ぶれが勢揃いだ。

秋山駿に伊達さん、そしてシリーズ屈指の桐生のライバルとも言える郷田龍司、田中シンジなど、過去に一度も共演したことがない男同士もこの本作でなら共演可能。原作ゲームと同じキャスト陣によるボイスもバッチリ聞ける。

筆者が好きな、(あまり出番に恵まれていなかった)谷村正義もいる! 谷村、オレだー!

そしてみんなが大好きな西田くんもいる。

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相変わらずフルネームではなく「西田」名義で、真島建設のヘルメットが眩しいフォルムで参戦。本作はブラック企業じゃないと思うよ、たぶん……。

さらに『龍が如く0』で登場し、嶋野組の穴倉で幽閉ENDを迎えたとされる男「老鬼」の姿も。「…………老鬼って誰だっけ!?!?」と本気で忘れてた……。

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このように、死んでいるとカウントするかは謎なものの、もう二度と会えない可能性が高いであろう男たちがモリモリ出てくる。「よく実装できたな」というコアな顔ぶれもいるので、『龍が如く』を遊んでいればいるほどクスッとなるだろう。

ときには、成金キャラの代表格とも言える近江連合直参千石組組長の千石虎之介だってログボになる。長いこと極道やってりゃ、自分自身が豪華報酬になることもあるのだろう。きっと。

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さて、本作のバトルチームはそんな男たちから選び抜いた「アタッカー」3名と、オリジナルキャラクターであるキャバ嬢もとい「キャスト」1名を添えた最大4人で構成される。キャストは物理で殴っていく男たちにバフをかけてくれるサポーター役だ。

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それではさっそく “最強ドリーム裏社会チーム” を組んで、ファンの夢を叶えていこうではありませんか。

まず思いつくのは、『龍が如く』の看板人物である桐生一馬を中心とした組み合わせだ。桐生といえば「堂島の龍」という、聞くだけでどんなチンピラでも恐れる通り名を持ち、裏社会における頂点とも言える。

あの時、“親殺し” という汚名を被ることがなければ、きっと兄弟分である錦山や舎弟の田中シンジと仲良く組でもやっていたに違いない。少なくとも龍ファンの本能がそうだと言っている……!

そんな誰もが夢見たであろう「桐生組」だって、本作でなら思いのままだ!「 桐生 & 錦 & シンジ」の編成を喰らえッッッ!!

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妄想が捗る……。

もしくは、「秋山 & 伊達 & 柏木」はどうだろう。 大人の余裕溢れる、絶対的な安心感がある3人組だと思わないか?

それもそのはず、秋山と伊達さん、といえば、桐生の孫のような存在であるハルトの育児に協力してくれたことでお馴染み。赤子にコンビニおにぎりを食べさせようとするトンデモ育児にストップをかけたり、病院から赤子を連れ出そうとすることを止めたり、なにかと気にかけてくれていた。

そして柏木さんに限っては、『龍が如く7』以降でもそっくりな人物が登場し、“人生の先輩” として生きていくことのアドバイスを桐生に贈ってくれている。なかなかトンデモ思考の人が多いシリーズの中でも、かなりの常識人たちではないだろうか。

悩みを相談したら、親身になって解決策を考えてくれそうなこの3人が常に団子になっていれば、なんとなく神室町のチンピラのいざこざもすぐ鎮圧しそうな空気を感じる。なんとなく。

そして『龍が如く』本編で、桐生とのアツいバトルを繰り広げた郷田龍司。「尋常じゃない強さとカッコよすぎるラストシーンを魅せた彼を救えたかもしれない男って誰だろう……」と真剣に考えた結果、CIAとしても動いていたアンドレ・リチャードソンと、説得に定評がある冴島の組み合わせも推したい。

龍司は第一印象こそ横暴で「嫌なヤツ」だったが、終盤に向かうにつれて曲がったところがない真っ直ぐな男であることが判明していく。じつはお兄ちゃん属性も持ち合わせており、その妹を通じていがみ合っていた桐生とも和解。「このふたりはいい兄弟になるに違いない」と思わせるのだ、そう、『龍が如く2』のエンディングを見るまでは……。

あの時、リチャードソンの2丁拳銃と冴島の熊をも退ける筋肉があれば、あの日あのとき、あの銃口から龍司を守れたかもしれない。あまりにも龍司を追いかけすぎて、『龍が如く7外伝 名を消した男』で龍司らしき話が出たときなんて、再びデカい奇声を上げさせられるハメになった。

それだけ与えた傷が深い男、龍司……!

このように本作はファンの妄想があまりにも捗る。夢が広がる “ifストーリー” の素材として、チームを自在に組んでいくのがめちゃくちゃ楽しい。

もちろんそんな妄想はお構いなしに、なにも考えず推しと推しと推しで組むのもファンの業というもの。死んでいようが登場タイトルが違おうが、本作でなら何も関係がねぇ!

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ちなみに彼らはガチャで仲間になってくれるのだが、その演出は『龍が如く』名物とも言えるお出迎えのお辞儀。無限に続くお辞儀ウェーブ、見ていて最高に気持ちいい。

伝説だらけの男たちを率いるトップの存在

神室町を歩いては喧嘩、ハワイに渡航しては喧嘩。そんな伝説を各地で刻み、ときにはこの世から去った代わりにプレイヤーの心臓に一生残る爪痕を残していった男たち。

……ところで、本作は「なんで登場タイトルどころか生死の垣根を越えて伝説の男たちが集まっているんだい?」と疑問に思った方もそろそろいるだろう。そして、そんな人物たちをまとめあげている “トップの存在” も気になるところだ。

じつは、『龍が如く』を制してきた愉快な仲間たちを率いているのが、本作の主人公でありプレイヤー。

本作では、かつて夢と希望にみちみちていた巨大な島「ブリィスアイル」を舞台に喧嘩が繰り広げられている。主人公はこのブリィスアイルで事業を成功させまくって、溢れる富と縄張りを手にしていたスゲー奴なのだ。

帽子でご尊顔こそ見えないが、そこはかとなく漂うイケメン(イケオジ)感を見てほしい!

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しかし目立つからこそ事故に巻き込まれ半記憶喪失となり、半年ほど島から離れることに。主人公の不在をいいことに、ブリィスアイルに傍若無人な「鷲影会」なる勢力が幅を利かすようになっていたのだ。

不在時に縄張りを勝手に占拠しやがって! 島民も困ってるやろがい! ぜってー取り返して、島にまた “夢と希望” を持たせてやる!

……という目標を掲げたプレイヤーに力を貸してくれているのが、『龍が如く』で活躍してきた者たちなのである。

病みあがりにも関わらず体当たりでチンピラをぶっ飛ばすバイタリティもあり、自分のためでなく島民のため奮闘する他人ファーストな男。

ときには内部抗争が起こることもあった東城会や近江連合の組員をまとめあげ、ネームバリューの高い男たちを、ゾロゾロ引き連れていることにも頷ける、カリスマ性あるスペックの持ち主が本作の主人公なのだ。

文武両道美人マネージャーに、やたら生い立ちが深いキャストたちがサポート

また、主人公を支えてくれるのは歴代登場人物だけではない。新たに『City of Wars Powered by 龍が如く』に登場することとなった面々のことも紹介しておこう。

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最初に会うことになる「ケイ」は、なにからなにまで懇切丁寧に教えてくれるマネージャーのような美しき女性だ。ちなみに彼女は、チームに入ると戦ってくれるスーパーウーマン。

紅一点として、「話し合いで解決できないこともあります」と若干ドスの効いたボイスを出しながらゴロツキに襲いかかるという、なんとも頼もしい存在だ。やだ、惚れちゃう。

そして白いジャケットがトレードマークの「ジェミー」は、過去に危ないところを主人公に助けられて以降、恩義を感じてなにかと力になってくれている好青年。

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商業地域を取り締まっていることもあり顔が広く、コネで仲間集めに協力してくれるという友だちにほしいタイプだ。

また、チームに加えることができる「キャスト」たちにも人生がある。

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彼女たちのレベルを上げると、「生まれ」や「なぜこの道を選んだのか」という生い立ちを深堀りできるのだが、「これもう『龍が如く』本編のサブストーリーになりそうですけど!?」と思わず突っ込んでしまうような濃い内容が展開されていた。

例えば古くからの知り合いである「幸」は、横浜で生まれた後ブリィスアイルに家族で移り住んだらしい。そこで華やかな生活を送るかと思いきや、不幸なトラブルで家族や友だちを失い、生活していくためにクラブの世界に身を投じていくことになっていく……。

なんと波乱万丈な人生。この続きはぜひご自身のデータでお楽しみください!

世界中の強者と協力しながら超デカい島でテッペンを目指す!

そんな数多の人物が入り乱れるブリィスアイルは、とにかくデカい。いや、デカすぎるだろ。

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緑の家マークがプレイヤーの拠点。ちっさ!

ホントに広いんですけど!? 島は島でも、面積の規模が大陸だよ! 主人公の拠点なんて、ゴマ粒より小さくなってる。

この超ドデカアイランドに点在する勢力をぶちのめして制するには、残念ながら主人公といまの『龍が如く』の男たちだけの力では物理的に厳しいものがある。クソッ、自軍の人数をさらに増やすには、『龍が如く』の続編が1億本くらい発売されるのを待つしかないのか……!?

いや、増えるのは『龍が如く』じゃねぇ、「プレイヤー」だ!!!!! いでよ、世界中のプレイヤー諸君!!

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いまさらだが、本作のジャンルは「MMO戦略シミュレーションゲーム」だ。自分がブリィスアイル制覇に向けて奮闘しているとき、常に誰かも同じ志を掲げて戦っている。

世界中に散らばる同じ志を持った仲間とは「同盟」というシステムで集まり、共に協力して縄張りを拡大していく。逆に異なる同盟とは敵対することになるので、世界をまるごと巻き込んだ縄張り争いが日夜繰り広げられているというわけだ。

とにかく東西南北のいたるところに各プレイヤーの拠点が散らばっているので、「そうか、この人も最強ドリーム裏社会チームで戦っているんだな!」と思えてちょっとうれしくなる。あなたのチーム、見せてください(同盟加入)。

ちなみに、筆者は日頃ぼっちを極めているのでMMOとはわりと縁がない人生を送っている。いやほら、『龍が如く』シリーズって、ぼっちに優しいじゃないですか……。

本作を始める前は「同盟? そんな仲のいい人いないしどうしよう」と不安たっぷりだったが、見知らぬ人が作った同盟にワンタップで加入できるので安心してほしい。その後はチャットで親交を深めたり、黙々と敵を倒したりするのも自由。仲良くなってきたら推しキャラ談義や妄想ifストーリーのぶつけ合いもぜひしたい。

なんなら自分で同盟を設立して、新たなコミュニティを築きあげるのもオススメ。その気分はさながら「○○会初代会長」……かもしれない。

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もう少し詳しくシステムを説明すると、大好きな『龍が如く』の登場人物を育成して活躍させていくには「縄張りを拡大して資源やお金を確保していくこと」がなにより重要になる。持つべきものは仲間ということで、ひとりでは広大すぎる島もプレイヤー同士で力を合わせ、推しの強化を効率よく行っていこう

男児たるもの、この世に生を受けたからには縄張り争い! 守って攻めて、ときには数の暴力で押し寄せて!

カリスマ性溢れる男になって、堂島の龍やら嶋野の狂犬を引き連れながらブリィスアイルを制していく。頂点を獲りにいけるという、まさに “夢を見られる” ゲームだ。

『龍が如く』シリーズファンなら一度は抱いたであろう死んだあの人との再会も叶え、別の推しとの共演まで実現してくれる『City of Wars Powered by 龍が如く』は、いつでもどこでも遊べるスマホ向けにいよいよ配信開始。

サービス開始後はファンの繰り広げた妄想ストーリーから推しエピソードまで、みんなの考えたドリームチームがブリィスアイルに溢れかえるに違いない。

ライター
はちわたわちは(回文)メディアへの憧れとゲーム好きが融合してゲームライターに。幅広く手を出すが一番好きなジャンルはJRPG。特技はヒトカラ12時間。
Twitter:@8wataw8
編集
幼少期からホラーゲームが好き。RPGは登場人物への感情移入が激しく的外れな考察をしがちで、レベル上げも怠るため終盤に苦しくなるタイプ。自著『デブからの脱却』(KADOKAWA)発売中
Twitter:@MarieYanamoto

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