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『ソニックレーシング クロスワールド』がIPの垣根を超えたコラボを発表したので、開発チームに直接聞いてきた。初音ミク、春日一番、ジョーカーをはじめ、スティーブやアレックスまで参戦

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「Summer Game Fest 2025」にてソニックの新作レースゲーム『ソニックレーシング クロスワールド』のコラボが発表されました。

初音ミク、『ペルソナ5』のジョーカー、『龍が如く』シリーズの春日一番、さらに『マインクラフト』からスティーブやアレックスが参戦するとのこと。

……はい???

いや、セガとアトラスのキャラはわかるんですけど、スティーブ……? スティーブ!?

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(画像は『ソニックレーシング クロスワールド』Summer Game Fest トレーラー – YouTubeより)

なお、『マインクラフト』はシーズンパス第1弾とのこと。まだちょっと理解が追いついていませんが、今回そんな『ソニックレーシング クロスワールド』の先行プレイの機会をいただきました。この記事では、ひと足お先に体験したレポートと開発チームへのインタビューをお届けいたします。

文/Squ
編集/柳本マリエ


ポップな見た目に反して、しっかりと競技性を備えたレースゲーム

本作の魅力的な要素といえば、陸・海・空を縦横無尽に駆け抜けるハチャメチャなコースと、異なる世界にワープする「トラベルリング」です。

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(画像は 『ソニックレーシング クロスワールド』Summer Game Fest トレーラー – YouTubeより)

トラベルリングをくぐるとまるでテーマパークのアトラクションに乗り込んだかのような体験で、なにが起こるかわかりません。そこから一気に広がる爽快感は何事にも代えがたいものでした。

さらに注目すべき点は、本作の開発陣の豪華さ。なんとソニックチームだけでなく、アーケード向けに展開されている『頭文字D THE ARCADE』の開発チームや、『maimai』『チュウニズム』といったセガの音楽ゲームの開発チームまでもが参加しているとのこと。

……これってつまり、『ソニック』シリーズとしてのおもしろさ、レースゲームとしての疾走感、そして音楽の気持ちよさ、その全部を詰め込んだ一作ということでは??

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今回の体験会で筆者は初プレイとなるため、アイテムの特性すらわからない不安だらけでのスタートでしたが、レースそのものが持つ緊張感やトラベルリングをくぐるたびに変化する展開のドキドキ感に、すっかり夢中になっていました。

リングをくぐった瞬間に広がる “まったくの別世界” は、時間を忘れてプレイしてしまうおもしろさ。これまでのレースゲームでは味わったことのないワクワク感でした。

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このトラベルリングは、見た目やBGMを変えて飽きを防ぐだけのギミックではありません。

レース中、コースが突然まったく別のステージに切り替わることで戦況が一変。プレイヤーは瞬時に戦法を切り替える必要があり、アイテムだけに頼るのではなく、「自走力(プレイヤースキル)」そのものが求められてきます。

つまり、ビジュアルはポップでキャッチーながら、実際はしっかりとした競技性を備えたレースゲームに仕上がっているということ。スゴい……!!!

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もともと『ソニックレーシング』シリーズは、“手軽さの中にある奥深さ” が魅力でした。

たとえば、陸・海・空の変形マシンが登場し、スピードとドリフト技術が問われた『ソニック&オールスターレーシング』。そして、3人チームでの連携が勝敗を分ける『チームソニックレーシング』など、作品ごとに異なるアプローチで走る楽しさが表現されており、本作もその系譜にしっかりと連なっているように感じられました。

「久々の新作を、絶対におもしろいものにしよう」という開発チームの本気が、レースの一瞬一瞬から伝わってくるプレイ感だったのです。

まったく異なるシリーズ同士がひとつに融合したようなコース

本作は、歴代のソニックレースゲームの “いいところ取り” とも言える要素がたっぷり盛り込まれた、まさにシリーズの集大成です。

まず注目したいのは、マシンの変形ギミック。これは『ソニック&オールスターレーシング トランスフォーム』でも登場した要素で、陸・海・空をシームレスに走破できるのが特徴。本作では操縦がより直感的になり、誰でも気持ちよく乗りこなせるようになっていました。

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そしてなんと、『ソニックライダーズ』でおなじみのエクストリームギアが再登場!

あの「ジェット」たちも参戦しています。『ソニックレーシング』というタイトルでありながら、過去作のファンに向けたこの細やかなファンサービス。もう嬉しすぎて泣きそう……!

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コースに目を向けてみても、『ソニック ワールドアドベンチャー』の「ホロスカ」や『ソニックと秘密のリング』の「ダイナソージャングル」など、歴代ソニック作品のステージをモチーフとしたコースが多数登場。しかもそれらがトラベルリングでシームレスにつながることで、まったく異なるシリーズ同士がひとつに融合したような、そんな印象を受けました。

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とはいえ、単なる懐かしさにとどまらないのが本作の真骨頂。このゲーム、懐かしさもありながらしっかりと新しさも兼ね備えています。

とくに筆者が気に入っているのが「ガジェットプレート」システム。マシンのパラメーターをいじれるだけかと思ったら、ゲームシステムにまで干渉できてしまうんです……!

たとえば、エアトリックの発生速度を早くすればブーストを稼ぎやすくなり、リングの所持上限を増やせば最高速度が早くなります。さらに、チャージを強化すればドリフトを主軸としたプレイングも可能になり、アイテムの所持上限を増やせば打開が有利になるでしょう。

各々が考えうる最高の組み合わせがレースにどのような展開を与えるのか、オンラインでのプレイを早く試してみたくなりますよね!

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ライター
最近ゲーム業界にサメ映画ブームが来ている気が・・・え? 『スター・ウォーズ』のゲームが出すぎて手が回らない毎日。1日36時間欲しい。
編集
幼少期からホラーゲームが好き。RPGは登場人物への感情移入が激しく的外れな考察をしがちで、レベル上げも怠るため終盤に苦しくなるタイプ。自著『デブからの脱却』(KADOKAWA)発売中
Twitter:@MarieYanamoto

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