Netmarbleは9月13日、同社の新作MMORPG『RFオンラインネクスト(RF ONLINE NEXT)』の日本サービス開始に向けた発表会を、東京・高田馬場にあるASH WINDER Esports ARENAで開催した。
本作の対応プラットフォームはPCおよびモバイル(iOS / Android)で、9月30日の正式サービス開始が予定されている。

『RFオンラインネクスト』は、世界52か国で累計2000万人以上がプレイし、日本でも一時期はセガやゲームオンもサービスを展開していたMMORPG『RFオンライン』の続編である。SFの世界観が採用されており、壮大な宇宙を舞台に3つの国家による争いがメインコンセプトに据えられている。
いつでもクラスを変更できる自由度の高い育成システムや、多彩なサポートで戦況のカギを握る「神機」、ジェットパックを使った自由度の高い飛行アクションなどが主な特徴で、ダイナミックな戦闘を体感できるタイトルだ。
イベント当日は開発者によるゲーム紹介やQ&Aセッションのほか、MMORPGで活動するインフルエンサーらによるGvG(ギルドvs.ギルド)の体験会も開催され、会場内は終始熱気に包まれていた。
※この記事は『RFオンラインネクスト』の魅力をもっと知ってもらいたいNetmarbleさんと電ファミ編集部のタイアップ企画です。
巨大兵器「神機」を駆る“メカMMORPG”
『RFオンラインネクスト』は、メカとファンタジーが融合したSFの世界観を特徴とするMMORPGだ。機械・人間・異星文明が登場し、一般的なファンタジー系の世界観とは大きく違ったストーリーが展開されるという。
イベントの冒頭では、本作の総括プロデューサーのホン・グァンミン氏が登壇。「『RFオンラインネクスト』は前作の特徴を生かしたうえで、より手軽で親しみやすいMMORPGにしました。世界中のユーザーが楽しめるシステムを作り上げたので、よろしくお願いします。」と挨拶を行った。

グローバルプロデューサーのキム・ドゥホン氏からは、本作の代表的なシステムについて解説が行われた。
まずは、プレイヤーが召喚して使用できる、巨大な機械兵器である「神機」について。強力な一撃で戦況を覆す召喚型のアニムス、防衛に特化した随伴型のランチャー、搭乗型の巨大兵器MAUの3種類が用意されているという。
キム氏は、「神機の巨大な躯体がぶつかり合う戦闘は、人間同士の戦闘では味わえないロマンが詰まっています」とアピール。前作『RFオンライン』では、神機はごく一部の限定的な状況でしか使えなかったのだが、『RFオンラインネクスト』では大きく改善したとのこと。
また、本作にひと足早く触れ、今回のイベントの解説を務めたMMORPGインフルエンサーのS嶋氏によると、神機は強力な一方で、使用後は1時間と比較的長めのクールタイムが設けられているとのこと。そのため「使いどころがめちゃくちゃ重要」だそうだ。
自在なクラス切り替えと、爽快感のある飛行アクション
続いては、一般的なRPGにおけるクラス(職業)と同義である「バイオスーツ」について紹介。このバイオスーツは装備品の扱いで、まるで“装備を付け替える”感覚でクラス変更が可能となっている。
キム氏によると、本作のクラスは6系統に大別され、計174種類のバイオスーツがあるとのこと。なお正式サービス開始後に、新たにもう1種類の系統(クラス)が実装予定だそうだ。
バイオスーツの背中にはジェットパックが搭載されており、これを使ってマップ内を自由に飛行できるという(※一部エリアを除く)。
この飛行は、さまざまな形で役立てられるという。フィールド内を素早く移動できるほか、マップに散らばる宝箱を探索したり、戦闘中に敵の背後に回り込んで攻撃したり、手薄な拠点まで飛んでいって破壊したりと、さまざまな戦術に使えるとのことだ。飛行専用のコンテンツも用意されているそうだ。
S嶋氏も本作の飛行機能について、「ただの移動手段ではなく、戦略と機能が噛み合っているシステム」と解説していた。

多彩な大規模戦闘。GvGの見どころはココ!
ゲーム概要がひととおり紹介された後、GvGの体験会が行われた。
今回の体験会には、MMORPGのインフルエンサーが率いる4チームが参戦。各ギルド15名の、合計60名によるGvGイベントが行われた。
GvGに注力している本作では、正式サービスの開始時点で5種類のGvGコンテンツが実装予定となっている。これらは1ギルドあたり50名が参加し、計4ギルドが参戦するため、つまり合計で200名規模によるバトルが日常的に繰り広げられるとのことだ。
今回行われたGvGコンテンツ「エデン争奪戦」は、宇宙ステーションを巡る攻防戦である。前半戦10分、後半戦10分のあいだ、各ギルドがポイントを奪い合うという内容だ。
基本ルールは掲載スライドを見ていただきたいが、要といえるのは各地に設けられた「占領地」である。これらを占領しているあいだは、バフを獲得できるほかポイントの獲得ペースも上昇するため、各ギルドはここを目指すことになる。
ただし、各チームの本陣には拠点施設があり、これが敵に破壊されるとポイントが一気に減ってしまうのだ。そのため各メンバーを、どのように配分するかが重要となる。
大乱戦必至の「エデン争奪戦」先行GvG体験会
「5、4、3、2、1、スタート!」
カウントダウンで戦の火ぶたが切って落とされた。
序盤から占領地を巡って各チームが小競り合いを繰り返す。ひときわ激しいのは中央にある占領地で、全ギルドが殺到し、三つ巴ならぬ“四つ巴”の展開だ。
……というか、参加人数があまりにも多すぎて、テキストでは状況を説明するのがまったく無理だと気付いた(笑)。百聞は一見にしかずとは、まさにこのことだろう。
GvGの参加者のあいだでは、ギルドマスターがメンバーに次々と指示を出したり、「ここを守り抜けば必ず勝てる!」などといった声が自然に挙がったりと、大規模バトルならではの醍醐味を存分に感じていたようだ。
なお、正式サービスの開始後は、今回GvGが行われた「エデン争奪戦」を部隊に、日本・韓国・台湾のギルドが競い合う「ワールドランキング」が開催されるとのこと。こういった激しいGvGが日常的に行われるのであれば、興味を引かれる人も多そうである。
開発者によるQ&Aセッション
ここからは、イベントに登壇した総括プロデューサーのホン・グァンミン氏と、グローバルプロデューサーのキム・ドゥホン氏によるQ&Aセッションの内容をお届けする。
──『RFオンラインネクスト』を開発するうえで最も重視した点は?
ホン・グァンミン氏:
「ゲームの楽しさって何だろう?」と、常に考えていました。そして最終的に、「プレイヤーが頑張った分だけ、相応のメリットやキャラクターの成長があること」だと思い至ったんです。
そのため本作では、「成長やアイテム獲得の楽しさを途切れることなく楽しめること」を重視しています。ライトプレイヤーが気軽に遊んでも、自然に自分のキャラクターが成長し、達成感を味わえるようにしています。
──バイオスーツにはどんな特徴がありますか?
キム・ドゥホン氏:
バイオスーツはキャラクターの“装甲”のようなもので、大きく分けて6種類があります。いわゆるクラス・職業に該当するもので、遠距離系の「銃・フォース・ドローン」と、近距離系の「二刀流・両手斧・剣盾」の2つに分けられます。
そして正式サービス開始時に、7番目のタイプのバイオスーツである「アービター」が登場します。これは近・中距離戦闘に特化していて、燃え上がる刃による一点集中攻撃を得意するアタッカーです。
──バイオスーツを変更するだけでクラスを変更できるとのことですが、このシステムの利点について教えてください。
ホン・グァンミン氏:
まずは、プレイヤーが気軽にクラスを変更できることです。着替えたバイオスーツ(クラス)に応じて、戦闘用のステータスや使用スキルも自動的に変化するので、臨機応変に戦えます。武器に関しても、拠点エリアで手軽にアップグレード可能なので、たとえ新たなバイオスーツを入手しても、イチから育成し直す必要はありません。
──神機のシステムについても教えてください。
キム·ドゥホン氏:
神機は非常に強力な兵器で、戦いの流れを大きく変える力があります。
「MAU」や「ランチャー」の神機は、ゲーム内課金を行わずとも序盤で手に入れられ、育成を通じて最高ランクまで強化できます。
もうひとつの「アニムス」の神機は独特で、召喚した瞬間にひときわ強力な攻撃を繰り出し、その後すぐ消えるという性質を持ちます。このアニムスを呼び出すには、「ローヴァ」という可愛い生き物を育てる必要があるなど、いくつかのステップを踏む必要があるのですが、その作業に見合った強力な効果があります。
──いくつかあるGvGコンテンツのうち、もっともアピールしたいものについて教えてください。
キム·ドゥホン氏:
本作のGvGコンテンツを代表するのは、先ほどのGvG体験会でも披露した「エデン争奪戦」のほかには、「クォーリー戦争」があります。
クォーリー戦争は、神機やバトルスーツによる飛行など、本作ならではシステムを駆使した戦いを繰り広げるGvGです。予選と本戦の2段階があり、勝利すれば膨大な量の名声や税収を獲得できるほか、鉱山の独占権など、さまざまなメリットが得られます。
──公開されているアートワークのコンセプトについて教えてください。
ホン・グァンミン氏:
アートワークでは本作に登場する国家の「アレクシア、ベラート、コラ」を描いています。ちなみにアクレシアは冷徹な軍国主義、ベラートは独創的な雰囲気、コラは幻想的な神秘性を持っています。
──リリース時期はいつですか?
キム・ドゥホン氏:
韓国では今年の3月にサービスを開始しています。日本・台湾・香港・マカオでは、9月30日のリリースを予定しています。