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『モンハンワイルズ』×『FF14』コラボモンスター“オメガ・プラネテス”がマジで強くて、逆に楽しくなってきた。見た目は『FF14』のオメガそのままなのに、いざ戦うと「ハンター脳」をめっちゃ試される【TGS2025】

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『モンハンワイルズ』『FF14』コラボ「オメガ・プラネテス」TGS2025試遊レポート。ハンター脳をめっちゃ試される_001

アイルーがモルボルになっちゃった!

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アイルーがモルボルになっちゃった!!!

でも大丈夫、なぜならこれは『モンスターハンターワイルズ』(以下『モンハンワイルズ』)と『FINAL FANTASY XIV』(以『FF14』のコラボクエストの記事だからね。

『モンハンワイルズ』と『FF14』のコラボは、9月29日より配信予定の「無料タイトルアップデート第3弾」にて実施予定。コラボクエストやコラボ装備の配信のほか、『FF14』内のスキルを『モンハンワイルズ』で使用できる特別なアクションなども実装される予定だ。

コラボの目玉となるのは、追加モンスター「オメガ・プラネテス」。名前の元となっている「オメガ」は、『FF14』では、サブストーリークエスト「次元の狭間オメガ」に登場する強力なボスであり、物語のカギを握る重要な存在だ。

そんな「オメガ・プラネテス」だが、9月25日から9月28日にかけて開催される「東京ゲームショウ2025」(以下「TGS2025」)にて、配信よりも一足先に戦うことができるとのこと。これはもう行くっきゃねえ!

という訳で、この記事では「ハンター」でもあり「光の戦士」でもある筆者がTGS2025のCAPCOMブース試遊にてオメガ・プラネテスと戦った様子をお届けする。

先に断っておくが、完全に大興奮したオタクによる記事になってしまったので、知らんオタクの早口に興味のない人はコメント無しの先行プレイ動画を見てほしい。

文/逆道

※開発中のものにつき、実際の仕様とは異なる場合があります。

ガチガチに予習して行ったのに勝てないんですけど(大喜び)。オメガがちゃんと「モンスターとして」強くて嬉しくなっちゃった

筆者が試遊の機会を得たのは、TGS2025の開催2日目である9月26日。そのため、ネット上には既に、1日目から真っ先にオメガ・プラネテスと戦った先達による情報がちらほらと存在していた。しかし、討伐報告はわずかしかない。

相手が強いほど、「初見で討伐」の称号がほしくなるのがハンターというもの。とにかく一発でオメガ・プラネテスに勝ちたかった筆者は、試遊に挑む前にそれはもうみっちりと予習した

初見の驚きをかなぐり捨ててでも勝ちたいんだよ!いくぜオメガ・プラネテス!お前の技はすべて覚えた!

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ぐわーーー!

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ぐわーーーーーー!!!!

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技を覚えただけじゃダメだったよ……。

『FF14』の敵をモチーフにしているとはいえ、オメガ・プラネテスは『モンハンワイルズ』のモンスターなのだから、技を「知っている」だけでは戦えない。知識によって有利になる場面はあるが、勝てるかどうかはあくまでハンターの腕前次第なのだ。早々にそれに気付いた筆者は、がぜん燃え上がった。

たとえば、オメガ・プラネテスの攻撃の中には、下の画像のような「予兆」「詠唱」を伴うものがある。オメガ・プラネテスはこの予兆の範囲内に向けて攻撃を行うので、攻撃が行われる前に予兆の範囲外に出ておけば、自動的に攻撃を回避できるというわけだ。この画像の例なら、適当な方を向いて回避ボタンを1~2回押せば安全圏だ。

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▲この円形の予兆はハンターを狙って発生しているようだ

では、この予兆のパターンならどうだろうか。

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▲十字型の予兆はオメガ・プラネテスを中心に発生する。まっすぐな十字ではなく、本体から遠ざかるほど予兆は扇形に広がっていく

この十字型の予兆の場合、安全に避けられる方向は限られている。しかも、攻撃の発生が先ほどの円範囲の予兆よりも早い。あらかじめ「予兆を避ける」ことを知っていたとしても、瞬間的に安全地帯を見極め、回避を行う反応力がなければ、この攻撃は避けられないのだ。

ほかにも、オメガ・プラネテスはこのような5連ビームの攻撃を多用してくる。この攻撃は予兆がほぼないうえ、発生モーションが非常に早く、しかもオメガ・プラネテスの前後左右どこからでも撃ってくる

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▲お尻からもビームが出る

こいつを避けるには、発生を見てから前に飛び込むように回避の無敵フレームでビームをくぐり抜けるか、距離を取ってビームの隙間に入り込んで避けるかのどちらかになるだろう。

……と、まるで避けるのが困難だとでもいうような書き方をしたが、実はこれらの攻撃は仕組みをきちんと理解すれば避けられるようになる。むしろ、仕組みを理解したこれらの攻撃を避けるとき、必要とされるのは「ハンターの脳」なのだ。

走って避ける攻撃か、回避が必要な攻撃か。
懐に飛び込むか、リーチの外まで離れるか。
最低限の回避から反撃を狙うか、納刀して逃げに徹するか。

ハンターとして、禁足地のモンスター相手に磨いてきた判断力と技量を、オメガ・プラネテスはこれでもかというほどに試してくる

考えてみれば、「予兆」や「詠唱」は、機械ゆえに顔が存在しないオメガ・プラネテスの「視線」や「表情」の代わりなのだろう。リオレウスがこちらを振り向いたらその場を離れるのと、オメガ・プラネテスが足元に予兆を出したらその場を離れるのは、見た目こそ違うものの、ハンターの判断としては同じようなものだ。

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▲ターゲットとなるハンターが密集していると、予兆が重なりまくることも。どうしても避けられないなら、予兆を踏む枚数が少なく済む方へ逃げるというのもひとつの判断だ

とはいえ、ひとつひとつの攻撃の避け方は分かっていても、連続すると途端に難しくなる。近距離から遠距離まで緩急さまざまな技を織り交ぜてくるオメガ・プラネテスとの戦いは、まさに『モンハン』シリーズの強力なモンスターと戦っている感覚だ。

筆者が思うにオメガ・プラネテスの攻撃は、ハンターの使っている武器種や立ち回りの違いによって得意・苦手が分かれそうな感じがひしひしとする。理不尽ではないが隙が少なく、シンプルゆえに実力を問われるタイプの技の数々をひとつひとつ攻略している感覚は、心底「ハンター」をしているという気分だ。正直めっちゃ楽しい

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▲抜刀攻撃や切り上げなど、軽くて縦方向の攻撃が多いスラッシュアックスはロケットパンチの迎撃が得意だ

『FF14』のファンとしては、ひとつひとつの技の再現度の高さは当然嬉しいポイントだが、それ以上に「オメガ」の技が「モンスターの攻撃」としてきちんと解釈され、モーションや技の挙動に落とし込まれていることに驚愕した。いわゆる「ギミックボス」ではなく、攻略しがいのあるモンスターとしてオメガ・プラネテスが立ちはだかることの嬉しさは『FF14』プレイヤーならではの感動だろう。

もちろん、実際にプレイしていて『FF14』の知識に救われた場面も少なからずあった。オメガ・プラネテスはある程度戦うと「パントクラトル・モード」に入り、攻撃が苛烈になるのだが、このモード中は十字に地面を焼く攻撃が2回連続で、しかも2回目は1回目の安置を塞ぐ形で出るようになる。

初見ハンターには騙し討ちのような攻撃も、光の戦士なら「この形の範囲は2回出る」という経験則で避けられてしまったりするのだ。

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▲安置に見えるこの場所もすぐ後には潰れることを、光の戦士は知っている

とにかく、予兆やエフェクトのデザインによって見た目はかなり『FF14』に近いものの、オメガ・プラネテスと戦っている感覚は間違いなく『モンハン』のそれだったということを、筆者は強く主張していきた。完全に個人の所感だが、「レ・ダウ」「シーウー」との戦いが好きだった人にはとくに戦ってみてほしいモンスターだった。

結局時間切れで勝てなかったんですけどね!!!!!

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▲クエスト失敗演出も『FF14』のもの。これはこれで心臓に悪い

それでも、弱っているドクロマークが出るところまでは追い詰めたので、初見にしては十分頑張った方だろう。

ちなみに、試遊版のクエストは9回力尽きるとクエスト失敗という、通常の3倍乙れる特殊な仕様になっており、ここからもオメガ・プラネテスが強敵であることが伺えた。幸いなことにこちらの攻撃は全体的に通りやすいので、攻撃のタイミングを見極めることが勝利のカギになるのではないだろうか……多分。

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▲あともうちょっとで倒せたんです、本当なんです

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ライター
なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『ドラゴンクエスト』シリーズで育ち、『The Stanley Parable』でインディーゲームに目覚めた。作った人のやりたいことが滲み出るゲームが好きです。

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