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『モンハンワイルズ』×『FF14』コラボモンスター“オメガ・プラネテス”がマジで強くて、逆に楽しくなってきた。見た目は『FF14』のオメガそのままなのに、いざ戦うと「ハンター脳」をめっちゃ試される【TGS2025】

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本体の攻撃だけじゃない、環境や演出の作り込みがオメガ・プラネテス戦をもっと楽しくしてくれる

ところで、筆者が逐一「実際にプレイして体験してみてほしい」とうるさく言いまくっているのは、オメガ・プラネテスの攻撃演出の良さだけが理由ではない。記事内の画像からでは絶対に伝わらない要素がひとつ、オメガ・プラネテス戦には存在するのだ。

「曲の良さ」である。

オメガ・プラネテス戦のBGMには、『FF14』のオメガ戦で流れるものと同じ楽曲が、どうやらそのまま使用されている。しかも、大技「デルタアタック」の発動に合わせてBGMが変化するという激アツ演出まで付いているのだ。演出が豪華すぎる……!

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▲大技特有のヒキのカメラからハンターに視点が戻ると同時に、BGMもノリノリなものに

使用されている曲「心を持たぬ者」および「エスケープ」はどちらも光の戦士たちに人気の名曲であり、同時に『モンハン』らしさとは少し違う、「オメガ戦」らしさを際立たせる選曲となっている。ていうか、異なる世界で出会った強敵との決戦に、かつての戦いのときと同じ曲が流れる演出がアツくない訳がないんだよな。

BGMの話で言うと、戦闘外でもひとつ『FF14』の曲を聞くことができる。コラボで追加された装飾で「チョコボ」の姿になったセクレトに乗ると、『FF14』版「チョコボのテーマ」である「エオルゼア de チョコボ」が流れるのだ。乗り物(マウント)に乗るとBGMが流れ出す『FF14』おなじみのシステムが、曲ごと『モンハンワイルズ』に盛り込まれた形になる。

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試遊のクエスト中は、受付嬢のアルマもチョコボの見た目のセクレトに乗っていたのだが、よく見るとアルマの背中には『FF14』のキャラクターである「アルファ」「オメガ」の姿が。公式の情報によれば、この2匹は『FF14』の世界から禁足地にやってきたようだが、アルマとセクレトの背中にくっついている姿はなんともかわいらしい。

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▲アルファはともかく、オメガのくっつく位置はそこでいいのか

ちなみに、どうやら『モンハンワイルズ』の世界にやってきたのはアルファとオメガだけではないらしく、オメガ・プラネテスとの戦いの最中には「サボテンダー」「モルボル・シードリング」といった、『FF14』おなじみの小型モンスターの姿も。

環境生物として、戦いに利用することができるようだ。クエスト中はあまり見る余裕がなかったが、こちらも結構かわいい。

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▲サボテンダーだ……。時々くるくる回っている
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▲モルボル・シードリングは乱戦のさなかでも楽し気に歩き回っている。起動すると、「くさい息」の予兆範囲が

オメガ・プラネテスのことで頭がいっぱいだったので完全に忘れていたのだが、実は今回の試遊ではハンターにも扱える『FF14』要素を体験することができた。それが「ピクトマンサーの証」だ。

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▲絵画魔法はアイテムスロットから使用できる

「ピクトマンサー」は『FF14』内で選べるクラスの1つで、絵具に見立てた魔力を通じて想像を具現化する魔法職だ。ピクトマンサーの証を使えば、そんなピクトマンサーの絵画魔法の一部を、モンスターへの攻撃として繰り出すことができるようになる。この攻撃は『FF14』のモンスターに対して大きなダメージを与えるうえ、傷付けやすい性質があるとのことだ。

絵画魔法から繰り出せる攻撃は「ピクトポンポン」「ピクトウイング」「モーグリストリーム」の3種類。この3種類は使用するごとに順番に切り替わり、「モーグリストリーム」はオメガ・プラネテスが相手なら一撃で1000ダメージ弱を叩きだすことのできる超強力な攻撃となっている。

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▲どうやらモーグリストリームにはのけぞり無効効果もあるらしく、タイミングを合わせれば攻撃のど真ん中で撃っても大丈夫

ただし、絵画魔法による攻撃は連発できる訳ではなく、使用すると次に使えるようになるまでのクールタイムが発生する。さらに、「ピクトポンポン」「ピクトウイング」はアイテムを使用してから攻撃を発動するまでにそれなりの長さの「詠唱」が必要なため、モンスターの攻撃によって詠唱を中断されない環境で使用するのがポイントだ。

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▲ピクトポンポンとピクトウイングは、多段ヒットするダメージエリアを設置するイメージ

試遊クエストでは、同行したサポートハンターたちも絵画魔法を使って攻撃しており、時折オメガ・プラネテスの周りに絵画魔法が飛び交う光景を見ることも。詠唱の間は動けないことを差し置いても、オメガ・プラネテス戦において絵画魔法は強力なダメージソースとなるため、積極的に使っていくべきだろう。


ここまでオタク語りに付き合っていただき、本当にありがたく、そして申し訳ない。最後に、これからTGS2025の試遊に挑む人、そしてコラボクエスト配信後にオメガ・プラネテスに挑もうという人に向けて、筆者が試遊を通じて得た教訓を共有しておきたいと思う。

オメガ・プラネテスとは、できるだけ広いところで戦おう!

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▲壁際&炎床に挟まれた状態でこんなもんを撃たれた日にはたまったもんではない

というのも、オメガ・プラネテスが使ってくる、足元に予兆が出るタイプの攻撃は基本的に範囲がめっちゃ広く、狭いところで戦っていると「足元が予兆で潰れて逃げ先がない」という状況が頻発するのだ。特に「パントクラトル・モード」の最中は予兆攻撃をこれでもかと連打してくるので、逃げた先に予兆を敷かれて狩られる、なんてことも起こる。

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▲安全な地面の方が少なくなっちゃったパターン

オメガ・プラネテス戦では、頭部に一定のダメージを与えることで「敵視」を受け、オメガ・プラネテスの注意をひきつけることができる。敵視を受けたハンターが広いところに誘導すれば、味方のハンターも戦いやすくなるだろう。「ロケットパンチ」や「マスタードボム」など一部の攻撃は味方を巻き込んでしまうので、余裕があれば味方との距離も意識して戦いたいところだ。

……と、最後になけなしのまともなレビューらしい内容を書いたところで、この記事は終わりにしようと思う。『モンスターハンターワイルズ』はPC、PS5、Xbox向けに発売中。『FINAL FANTASY XIV』コラボも実施される「無料タイトルアップデート第3弾」は9月29日より配信予定だ。

©CAPCOM

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ライター
なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『ドラゴンクエスト』シリーズで育ち、『The Stanley Parable』でインディーゲームに目覚めた。作った人のやりたいことが滲み出るゲームが好きです。

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