3日目:豊作のローテーブルが手に入らない
まだまだ星は成長する。
1日明けたら、これまであまり段差のなかった星に「高台エリア」が生まれていた。星の面積が広がり、地形の高低差も発生するようになった。いや、普通に地殻変動起きてるんですけど。
この「星が急成長して、イジれるエリアが増える」システム、なんか独特な面白さというか……そもそも住んでいる土地そのものがデカくなっていくのだから、妙な興奮があります。「土地が大きくなる」ということは、ご近所さんが住める場所や、獲得できる木材などの資源も増えるということ。単純に爆アド。
しかも、高台エリアには別の虫が生息していたり、見たことのない花が生えていたりする。ヤバい、自分の手で生命がどんどん生まれてる。こんなの人の手に負えるモノじゃない……創造神ってあんまり気持ちのいいものではないかもしれない……。

そんなこんなで星を成長させていると、ある時「モルス」という学者がやってくることがある。
この星の生物や生態系に興味津々なモルス。彼の研究に協力する形で、虫や魚を渡していると……「万象館」という博物館的な施設ができあがっていた。ここに魚や虫を寄贈すればするほど、どんどん展示物が増えていき、この星自慢の万象館へと発展していく。
……まあ、この手のゲームで名前をひた隠しにするのもヘンだと思うので言っちゃいますが、私は『どう森』だと、こういう博物館のシステムが大好きだったんです。正直、部屋の内装とかファッションにはセンスがないが、虫や魚をコンプリートすることにかけては真剣になれた! 男の子だねえ!!
だから、『プチプラネット』にもちゃんとこのシステムが存在していて嬉しい。私個人としては、レアな魚や虫を捕まえている時が一番楽しい。それを並べて、ウットリする……この遊びが、『プチプラネット』にもちゃんとある!
生き物集めが好きな方、万象館をお楽しみに。

『プチプラネット』には、一応「メインミッション」的なものが存在している。
さすがに目標もなくスローライフをするわけではなく、メインミッションらしきものを進めていくことで、さきほどの万象館や星の成長が発生したりする。
そんなメインを進めているなかで、ひとつの壁にぶち当たった。
ゲームを進めていくと、「ホーミーリフォーム」という、ご近所さんの理想の内装を作ってあげられるリフォーム機能が登場する。私はもちろんユンカ一点狙いでリフォームをしていたのだけど……彼女の理想のお部屋に含まれている「豊作のローテーブル」という家具が、どこを探しても見当たらない。
一応普通のテーブルでもリフォームは完了するらしいけど、愛するユンカのため、できれば理想の部屋を用意してあげたい。でも、どこにもない。そして当たり前だが、『プチプラネット』は正式リリース前のゲームなので攻略サイトなんて存在しているはずがない。つまり、そもそも「どうやって入手すればいいのか」すらわからないのだ。
……これは、完全に詰んだか?
そんなアナタに、便利な機能がある!

じゃじゃーん、AIチャットボックス。【※】
※こちらのAIチャットボックスはメディアサーバーのみの機能です。
最近よくあるじゃないですか。
家具とか家電で困った時に、AIのチャットに相談すればいろいろ答えてくれるアレ。なんと、『プチプラネット』にも導入されています。ゲームの進行で困ったことがあれば、とりあえずこのAIチャットに相談してみよう! ひゅーひゅー、未来的ィ!
ということで、実際に相談してみました。
自分:
「豊作のローテーブル」は、どうすれば入手できますか?チャット:
その家具を作るには、家具のアイデアカードが必要になるかもしれません。
毎日の活動や隣人との交流をチェックして、カードを手に入れるタイミングを見つけましょう。
なるほど。
なるほど?
要するに、「豊作のローテーブル」はアイデアカードから覚えることでしか入手できない。加えて、買い物などではなく、ユンカと発生する日常的なイベントでのみ、そのカードを入手することができる……ということだと思われる。意外とハードル高いんですけど?
とにかく、AIチャットボックスはそこそこ役に立ちます。
そこまでクリティカルな情報をくれるわけじゃないけど、「相談役」として使ってみると結構便利です。こういう「ゲーム内でどうすればいいのかわからない時」って、だいたいNPCが答えてくれたりするものでしたが……『プチプラネット』の場合はAIチャットに聞けばOK。未来ですね。

4日目:流星群を見よう
が! しかし!
一向に「豊作のローテーブル」が手に入らなあああい!!
AIは便利だ! どうすればいいかはわかっている!
でも、ユンカが全然「豊作のローテーブル」のアイデアカードをくれない! もう私自身にはどうしようもない! これはユンカの方からカードをくれないと解決しない問題なのだから!!
しかも、「豊作のローテーブル」はシリーズものの家具で、もしユンカから「豊作の〇〇」のアイデアカードをもらえたとしても、それがローテーブルではないこともある。ていうか、あった。ついにテーブルが手に入ったと思ったら、それが「豊作のタケのベッド」だったことがある。発狂するかと思った。
便宜上、見出しには「4日目」と書いてしまっているけど、実際のところ「豊作のローテーブル」を手に入れるため、リアルに何日かユンカにアタックし続けていた。だから本当は「4~6日目」くらいの話である。なんでこんなことに?
もはやストーカーなんじゃないかと思うくらいユンカ相手に粘り続けたところ、もうこれ締め切りギリギリだろってくらいのタイミングで「豊作のローテーブル」が手に入った! きた、ついに来た!!
そしてユンカの自宅のリフォームが完了!
ユンカも喜んでくれている。テーブルのためにつきまとっていたせいで、ご近所さんのなかでユンカの好感度だけすごいことになってしまった。マズい、このままだと『プチプラネット』で一番記憶に残っていることがユンカへのストーキングになってしまう。

そんな妙な記憶を払拭するかのように、自分の星から「流星群」を見られるようになった。
この流星群が、いわゆるメインミッションのひと区切りというか……私が必死になって豊作のローテーブルを集めたことで、こんなにステキな光景を見られるようになったわけです。ストーキングも無駄じゃなかったんだ。
そして流星群を見るにあたって、仲良くなったご近所さんをお誘いすることもできる。
もちろん、ユンカを誘って流星群を見た。ああ……なんていい光景なんだ……テストが終わればこの記憶も消えてしまうけれど、素晴らしい日々だった……スローライフ、いいじゃないか……。
しかも、ユンカも流星群の下で「あなたに出会って一緒に暮らすことができるようになったことは、神様からの最高のプレゼントだよぉ~」などと甘々すぎるセリフを吐いてくる。そういうの、あんまりほかの人に言わない方がいいよ? ウッ、泣けてきた……こんなに仲良くなったのにβ終わったらオールデリートなんて!!
まあ、そんな感じでザっと『プチプラネット』のことを紹介してみましたけど……正直、まだまだ要素はたくさんあります。きっとインテリアに本気を出せば、もっと部屋の内装に凝ることもできるし、星をデコレーションしていく機能も、たぶんもっと極められる。
やっぱり個人的には、「自分だけの星を作っていく」という惑星コーディネート的な要素が、なかなかにぶっ飛んだスケールで気に入っています。マルチプレイをすれば、友達を自分の星に誘うこともできる……そこで、自分の手で作り上げた「星」を自慢しちゃおう。
もう、家の内装とか服のオシャレさだけじゃない。
「星」だ。これからは「どれだけいい星を作るか」でマウントバトルを繰り広げる時代なんだ。地面も、空も、海も、川の色だって思い通りにコーディネートできる。「スケールのデカいスローライフ」という、のんびりしてるんだかしてないんだかよくわからない生活がアナタを待っている!
そして正式リリースされたら、またユンカに会いに行こうと思います。
来世でも、また巡り合えるよね……私のことを覚えてないかもしれないけど、必ず見つけに行くからね……私なんでこんな悲しい気持ちにさせられてるんですか?








