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絶望したブラック社員が大学時代にタイムリープする実写恋愛ゲーム『ラブ・スタートアゲイン』はスマホ版でもやっぱり女心が難しい。各所に「罠」が埋まる一筋縄ではいかない選択肢で手のひらサイズの“ガチ恋”対決

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毎日を必死に生きる中で「あの頃に戻れたら」なんて妄想したことはないだろうか。

友人との気さくな会話や、同い年の異性との甘酸っぱい記憶、年上の異性へのほのかな憧れ……

誰にでもあるそんな「疲れ」と「後悔」の“隙間”に、猛烈な勢いで入り込んでくるゲームがある。それが国産実写恋愛アドベンチャーゲーム『ラブ・スタートアゲイン』だ。

Steam版が発売中の本作だが、さらに嬉しいのは今回、スマホ版が12月11日に発売されたってこと。これでもう、いつでもどこでも魅力的なヒロインたちに会うことができるってわけだ。

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▲シリアスな告白シーンや……
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▲ウキウキのデートイベントが手のひらで楽しめる。

そんな本作をひと言で説明するなら「超展開にツッコミまくってたらいつの間にか『恋』しちゃうあざといゲーム」

「疲れ果てた会社員が大学時代にタイムリープ」というあり得ない設定。距離感がバグってる女の子たち。こっちが「キャ、はずかしー」と顔を赤らめてしまうような、甘〜い台詞の数々――。

確かに設定はハチャメチャだ。ツッコミどころも満載だ。しかし、開発陣が仕掛けた最大の罠は、その「隙」にこそある。面白がりながらプレイしているうちに、プレイヤーはいつの間にか、実在の俳優たちが演じるヒロインたちの「ふとした表情」や「目線の動き」に釘付けになってしまうのだ。

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▲ストーリーを進めれば、いきなりクライマックスから物語を始めることもできる。

選択肢を間違えれば即・嫌われるシビアな設計、八方美人が通用しないリアルな駆け引き……『ラブ・スタートアゲイン』は、そんな「プレイヤーとゲームのガチンコ恋愛対決」が楽しめる1作だ。

本作は昨今盛り上がりを見せる「実写恋愛ゲーム」というジャンルの中で、「国産」であることの意味を大いに感じられる作品だ。ぜひ読み進めて、本作の魅力を確かめてほしい。

ちなみに、本記事で使用しているスクリーンショットは今回新たにリリースされたスマホ版から収録したものとなる。

文/澤田アツシ
編集/海ソーマ

※この記事は『ラブ・スタートアゲイン』の魅力をもっと知ってもらいたい株式会社ウェイブさんと電ファミ編集部のタイアップ企画です。


「ツッコミ」必至の、タイムリープ恋物語

冒頭でもお伝えした通り、本作には多くのツッコミどころがぶち込まれている。意図したものか偶然か、はたまたその両方か……それはゲーム開始直後から徹底している。まずは、ゲーム開始直後の画像を見てほしい。

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「パソコン見過ぎて、目が見えなくなってきた」

そりゃ、そんな真っ暗な部屋でモニターを凝視してたら当たり前だよね。昔、お母さんに「電気つけてゲームやりなさい」って怒られなかった?

こうして主人公は、ブラック企業の激務に耐えきれずに気絶。気がつくと、大学2年の過去にタイムリープしていた。

そして、不遇な未来を変えるために、なぜか“恋愛に奮闘する”という、超展開なストーリーを展開していく。なぜ恋愛に勤しむのかはサッパリわからないが、とにかく頑張れ!

ゲーム開始5分でこの勢いだ。なんだか、ツッコミが追いつかなくなるのか、ゲームのボケが枯れるのかを競い合ってるみたいだが、違う。本作は、れっきとした恋愛アドベンチャーだ。本質は、魅力的な女の子たちとの交流にある。

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▲何とも味のある表情で「お前が羨ましいよ……」と語る親友・航太

その後、主人公は2度目の大学生活を全力で謳歌する。わりと冴えない感じの彼だが、なぜか「ハーレムものか」ってくらいモテまくりだ。6人のヒロインたちと、さまざまなシチュエーションでややツッコミどころがありつつも甘酸っぱい恋愛模様を繰り広げていく。

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BBQで告白してきた幼馴染の香澄さんは、海に向かって「好きーーーーーーっ」と絶叫――昭和の青春ドラマか。

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高校の後輩・優季さんは、浅草デートでいちご飴を頬張り、バリバリ音を立てて食べる謎のASMRを展開するし――俳優さんの歯が心配になるわ。

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推しの人気インフルエンサーが都合よくアパートの隣に引っ越してきて、初対面で連絡先を交換したり――いや、いくら何でも妄想シチュエーション過ぎるでしょ。

このように、ツッコミたくなると同時に主人公が羨ましくもあるという独特の雰囲気で展開するストーリーやイベントが目白押しだ。

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超展開の中での癒やしは、主人公の親友・航太がめっちゃくちゃいいやつだってこと。気さくなお調子者で、タイムリープした主人公の不可解な言動にもためらわず明るく付き合ってくれるのだ。普通にイケメンなのに、なぜか女の子たちから軽くあしらわれている。なぜだ、航太……どんまい。

なに、八方美人は通用しないだと!? 熟考をうながす選択肢が没入感を生み出す

さて、やはり作品を彩るヒロインたちを紹介せずに、恋愛ゲームの魅力は語れまい。登場するのは、大学の友達、幼馴染、高校の後輩、アルバイト先の先輩、推しのインフルエンサー、不良から救った学生――いずれも魅力的な6人の女の子たちだ。

後述する本作のシステムとも相まって、全員なかなか一筋縄ではいかない性格をしている。そんな、一癖も二癖もあるヒロインたちを、ざっと紹介しよう。

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大学の同級生・椎名梓彩さんサバサバした性格で、見た目とは裏腹に恋愛が苦手。姉御肌のツンデレタイプ。

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主人公と同じ大学に通う幼馴染・桜井香澄さん。家族ぐるみの付き合いがある。幼い頃から主人公を好きすぎて、若干こじらせ気味。

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主人公の高校の後輩・西村優季さんお嬢様でお金持ち、現役女子高生という武器を最大限に駆使し、一点突破で「好きアピール」を仕掛けてくる強キャラ。

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バイト先の先輩・小野寺愛さん。年上の余裕をぶちかまし、常にマウントを取って主人公を翻弄するトリックスター。実は暗い過去を持つ苦労人。

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人気動画投稿者の山吹千歳さん。主人公は古参のファン。お酒が大好物で四六時中酔っ払っている印象。あざとい言動が目立つスタンドプレイヤー。

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清楚な雰囲気が魅力の片桐美玖さん。「不良」という令和の絶滅危惧種に絡まれるなど、ドジっ娘な一面も。謎めいたムーブで主人公を導くメンター。

とまあ、みんな揃ってクセつよでキュート。さらに、一人称視点で展開する劇中ではみんな距離感がバグってて、顔が近すぎるからドキドキしっぱなしになる。

こんなの、1人に絞り込むなんてできるかーい!

かくなるうえは、恋愛ゲームの常套手段「八方美人」で全員にモーションをかけまくってやるわ、と意気込む筆者。しかし、リアルな恋愛を楽しめる本作は狙って好感度を上げられるほど甘くない。

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▲選択肢の場面。ちなみに本作のキャラクターはとにかくお酒を飲む。羨ましくなるくらい、みんな楽しそう。

プレイヤーはゲーム中、大小さまざまな選択を迫られるのだが、これがとにかく多い。選んだ回答によって好感度が上下するのだが、初回プレイ時は先の展開も読めず、なかなか一筋縄ではいかないのだ。

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幼馴染の桜井香澄さんに「付き合って」と言われている場面。ここで「分かった、付き合おう」を選ぶとなんと好感度が下がってしまう。それっぽい選択肢を選ぶと嫌われる“罠”――

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さらには複数の女の子たちとの場面。それぞれ注文するメニューを提案してくれているのだが、これはひとつを選ぶと他に嫌われる“地雷”――

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極めつけはなにをどう選ぼうが嫌われる“爆弾”――

といった具合に、大量のトラップが仕掛けられている。とにかく女心は難しいのだ。ここまでキツめの選択を迫られ続けると、いくらハーレムでも主人公が不憫になってくる。

さらに、各チャプターにはクリアに必要な「好感度ノルマ」まである。つまり、そこそこ満遍なく好感度を上げなくてはならない。つまり筆者の「八方美人」作戦もあながち間違いではないのだが、上述のように選択肢の結果は“読めない”ことが多いため、ヒロインたちの好感度の乱高下に四苦八苦することになる。

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▲フローチャートで任意のエピソードから始めることもできる。ただし、チャプターを後まで進めないと、リザルトに反映されないから要注意。

この、あちらを立てればこちらが立たずの「ジレンマ」が本作の魅力だ。選択のたびに相手の反応を熟慮することで、プレイヤーは自然にゲーム世界に馴染んでいく。

筆者もいつの間にかツッコミを忘れ、身を乗り出して物語を追いかけてしまっていた。

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▲好感度ノルマを達成できないと次のチャプターには進めない。

「八方美人」作戦をとったものの、エンディングを見るためには、誰か1人を選ぶしかない……。そう悟りを開いた筆者が選んだのは、推しの配信者・山吹千歳さん。いろいろツッコミどころが多い女の子だが、そこがまた可愛い。

千歳、きみに決めた――!

実写だから感じられるリアルな「恋」のキモチ

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山吹千歳さんは、チャプター2から登場する主人公の隣人だ。人気の動画配信者で、主人公は冒頭から千歳さんの古参ファンであることを堂々と公言している。

千歳さんは、生粋のファンである主人公の心を弄ぶかのように、他の女の子のイベントにも神出鬼没に現れ、いいところを全部かっさらっていく。そして、登場するたびに、お酒を飲んで酔い潰れてしまう。そう、いわゆる「おもしれー女」というやつだ。

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他のヒロインとのデート中に酔っぱらった状態で登場するという荒業も披露。ちなみに「無視する」か「介抱する」か選べるのだが、これもなかなか一筋縄ではいかない選択肢だ。

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ふらっと主人公のバイト先の居酒屋に現れ、たまたま居合わせた香澄&梓彩コンビと鉢合わせして秒で打ちとけてしまうなど、コミュ力も半端ない。

しかも、店には愛さんという別のヒロインも常駐しているため、千歳さんが乱入することで、主人公は4人のヒロインに囲まれ、にこやかだが裏で火花が散ってそうな修羅場に巻き込まれてしまう。

まだ誰とも付き合っていないのに……主人公が不憫でならない。千歳さんとは、そういうキャラなのだ。

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こうした魅力を本作では、演じる俳優さんの演技力がさらに引き立てている。コロコロ変化する表情や細かな仕草、ふとした動きなど、実写ならではの演出が光る。

例えば、酔っ払った千歳さんが主人公を自室に強引に誘い入れるシーン。玄関から廊下を通り、ベッドへと倒れ込む一連の動きを、まるでTVドラマのようにワンショットで見せてくれる。

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▲一人称視点のため、こういうシーンはかなりの臨場感を感じる

さらに本作は終始一人称視点であるため、この流れが“目の前で起きている出来事”のように感じられる。他にも、去っていくキャラを意図的に長回しで追いかけたり、レンズに密着するほどの距離で撮影したりと、没入感を高めようとする開発陣の意図が随所に見られる。

これらは単なる「あざとさ」ではなく、「おもてなし」の現れなのでは?  と筆者はふと思った。登場する女の子だけではなく、ゲームそのものを好きになってほしいという、開発陣の思いのたけなのではないかと。

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ベッドに飛び込む千歳さんの姿は無邪気そのものだ。現実の筆者には、こんなにキラキラした思い出などない。でも「ちょっと起こりそうかも」とポジティブな妄想を抱かせてくれる。筆者のツッコミは、いまや完全に沈黙した。ゲームの世界に没入して、千歳さんに振り回される主人公の気持ちになりつつある。

これまでFMV(フルモーションビデオ)恋愛ゲームは、中国や韓国のメーカーが主力だった。そのなかで、純国産の「実写恋愛アドベンチャー」が登場したことに、とても意味があるように思う。

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▲こちらが主人公の部屋。ベッドでかくない?

日本語ネイティブの役者さんたちが、リアルな東京を舞台に「あぁ、そういえばこういうことあったな」と思い出が呼び起こされるような親近感のある演技をしてくれる。

そのため、我々日本人のプレイヤーは文化や言語の壁を感じることなく、「ちょっとありそう」な夢のある世界に自然と入っていける。

待っていたのはこういうゲームだよ、うん。

徹底した“シンプルさ”が生み出す「ちょっとありそう」なリアリティ

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一般的な実写ゲームに見られるような、派手な演出を盛り込まない点も本作の特徴のひとつではないかと思う。

素材である俳優さんの映像を中心に据え、そこから一切ぶれることなく全編を描き切っている。それはUIにも現れていて、プレイ中は必要最低限の情報しか表示されない。本作の徹底した“シンプルさ”が、非現実的な夢物語に妙なリアリティを与えているように思えて興味深い。

さらに開発陣が「ツッコミどころ」というフックでプレイヤーの心を繋ぎとめてくれるおかげで、ゲームへの興味を失うことなく、徐々に作品の世界へ入っていくことができる。

また本作は、あえてトーンを抑えることで、独特の落ち着いた雰囲気を醸し出している。6人の女の子たちはいずれもクセつよなのに、突出したぶっ飛びキャラがいないのもこの抑制の賜物。どこか地に足の着いた振る舞いが、プレイヤーには心地よい。

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ストーリー展開もシンプルでわかりやすく、それがまた没入感を後押しする。とはいえバリエーションは豊富で、重いものからロマンチックなものまでさまざまあって飽きさせない。ツッコミどころはありつつも、「本当にありそうかも」という幻想を抱かせてくれる。

さらに、唐突なバッドエンドも含め、ミッションやイベント収集などコンプリート欲をくすぐってくる要素も用意。制作陣の「隅々まで楽しんでもらいたい」という思いを感じる。

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▲ミッションをクリアすることでハートをゲット。ハートを使って、各ヒロインの映像などをアンロックできる。
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▲チャプター間のSNSのやり取りも楽しい。ここにも映像や画像が隠されている。

やがてプレイヤーは、筆者のように超展開へのツッコミを忘れ、主人公と女の子たちの織りなすストーリーに熱中している自分に気がつくだろう。仕事中、ご飯中、移動中……気づけば、彼女たちのことが頭から離れない。そのときにはもう、ゲームに「恋している」証拠なのだ。

でも大丈夫、だってスマホでできるんだから。いつも持ち歩いている端末で、いつだって彼女たちに会えてしまうというわけだ。

いつでも彼女たちに会える、スマホ版が最適解かも?

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色々語ってきたが、そんな本作のいちばんの魅力は、現実とまどろみの境界線が曖昧なところにある――そんな気がするのだ。

本作はSteamで先行して展開していた。しかし筆者にとって、今回のスマホ版は“最適解”のように感じられた。隙間時間にいつでもどこでも、TVドラマを観る感覚で手軽に、現実と夢のあいだを揺らめきながら恋愛を体験できる。もちろん修羅場のようなキツめの選択肢も。

1プレイ2〜3時間でエンディングまでたどり着けるサクッと感や、早送りや巻き戻し、スキップ機能も充実しており、周回プレイがはかどる“楽ちん仕様”も嬉しい。

なにより、ヒロインたちをつい眺めてしまう魅力的な映像にあふれている。そんな彼女たちに気兼ねなく会いに行けるスマホ版『ラブ・スタートアゲイン』は、12月11日より配信中だ。

そして――航太。キミにはプレイ中、めちゃくちゃ癒されたよ。

彼は懐かしくもくだらない、男友達との「宅飲み」を体現するキャラクター。主人公と彼に攻略対象の梓彩と香澄を加えた4人がいわゆる「いつメン」なのだが、女子2人の矢印が主人公に向かっていてやや緊張感が漂う中を持ち前の明るさと気さくさで取り持ってくれている。

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▲人によっては懐かしい思い出が蘇りそうな「宅飲み」の場面。

さらに航太自身もあるヒロインに想いを寄せているのだが、恋敵となっても主人公には「オレに気を使うな」とアドバイス。「こういう奴いたな~」と思わせるお調子者でありながら、友達思いで気遣いのできるイケメンでもあるのだ。好き。

エンディング直前では「また明日」と言って背を向けて去っていくが、その姿は、本作のテーマとも思える「戻らない過去の日々」を暗示するかのようである。

本作の影のMVPはお前だ。お前こそ、マジで幸せになってくれ……

というか「航太エンド」実装してくれーーーっ…………え? 本当にあるの?

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▲「おれが一番えい(主人公)のこと見えてるんじゃねえの」お前ってやつは……!
ライター
フリーランス物書き。面白そうなことはとりあえずやってみる系ライター。趣味は子どもと遊ぶこと。子どもと一緒にゲームやって、ドーナツ食べて、バカみたいに笑うのが生きがい。コミュニティFM局「TOKYO854くるめラ」でパーソナリティーもしています。普段は塾講師。
Twitter:@Ashy256
編集・ライター
『The Elder Scrolls』や『Dragon Age』などの海外RPGをやり込むことで英語力を身に付ける。個人的ゲーム史上ナンバーワンヒロインは『Mass Effect』のタリゾラ。 面白そうなものには何でも興味を抱くやっかいな性分のため、日々重量を増す欲しいものリストの圧力に苦しんでいる。

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