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なんでもありな都市型オープンワールド『NTE』で平和な暴力生活を送っていたら、突如お巡りさんが乱入して臭いメシを喰うハメになった。犯罪しないと味わえない脱獄体験、ここにあります。善人プレイなんかしてる場合じゃねえ!

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現代都市を舞台にしたオープンワールドRPG『NTE: Neverness to Everness』が、今月6日から、リリース前では最終となるオープンβテストを実施中だ。

そしてこのゲーム、何がすごいかって、とにかく街がでっかい。そしてその解像度がべらぼうに高い

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コーヒーショップやガソリンスタンド、高層ビルから商店街まで。ゲーム的に簡略化された街ではなく、ホンモノっぽさに溢れた都市が広がっているのだ。

時間も天気も変わるし、雨が降れば行き交う人も傘を差す。車も信号や交通ルールを守って整然と移動。電車みたいな公共の交通機関にもちゃんと乗れる。

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現代的な生活感がある。そしてその都市を自由に動き回れて、なんでもできちゃう。これがめっちゃ楽しい。

そんな、なんでもできちゃう『NTE』で、今日紹介するのは、こちら~~!

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刑務所です。

ブタ箱、ムショ、監獄、収容所、お勤め先。呼び方はいろいろありますが、要するに犯罪を犯した人間がブチ込まれるアレです。このゲーム、刑務所までしっかり完備してます。

弊誌でもたびたびご紹介している本作、前述通りとにかく街の作り込みがハンパではないので、それを紹介するのも面白そうなのですが、以前に筆者よりももっと丁寧に紹介している記事があるので、そういうのが知りたい方はこちらをどうぞ。

というわけで、本稿では自由過ぎる『NTE』世界の中で、一番不自由な場所からのレポートをお届けしようかと思います。

執筆/恵那

刑務所に行こう!

あらゆる結果には、それ相応の原因あり。刑務所だって「刑務所に行こう!」と思ってすぐに行けるわけではありません。

ということで、まずは少し時間はさかのぼり……なぜ筆者が刑務所へブチ込まれてしまうことになったかの話から始めさせてください。

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本作の舞台となるのはどことなく東アジアの現代都市を思わせる巨大都市「ヘテロシティ」。先ほどもお話した通り、べらぼうにデカいです。

あまりにも広いマップを移動するのに、徒歩ではもちろん時間がかかりすぎる。一応最初からスクーターに乗れるようになっており、これはこれで趣きがあるものの、最高時速は40kmという、ちょうちょにすら追い越されそうな速度。

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これじゃあちょっとね……という方におすすめしたい乗り物があります。

それがこちら、「車」です。

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スクーターはタイヤが2つ。車は4つ。つまり単純計算で2倍の速さが出るはず。

でも車なんて持ってないし、お金も駐車場もない? ご安心ください!

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持ってないものは借りればいい。これがヘテロシティスタイル。

本作の主人公は、都市にはびこる超常現象・異象《アノマリー》に対処する機関の一員。つまり、「そこの車両止まりなさい! この車両は公務のために徴収します!」ができてしまうのです。

そして車はやっぱり速い。ヘテロシティにはいろんなロケーションがあり、高速道路を爆走したり峠を攻めたりも自由自在。

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もちろん公道をこんなハッピーな速度でぶっぱなしていれば、現実ではあっという間に真っ白なバイクとかが追いかけてくるはずですが、ヘテロシティに道路交通法はないので、速度超過も信号無視も思いのまま。

ガードレールをぶち抜き、線路の上を爆走。ゲームの中を現実のようにロールプレイして振舞うのも楽しいけど、なんでもできるんならとりあえず限界まで試してみたいのも人情。こんなこと、ゲームの中でしかできないしね。

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と思っていたら、なにやら見慣れないアイコンが。

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どうやらこの世界、道路交通法はないけど器物損壊罪はちゃんとあったらしい。この指名手配値は、通常は時間経過で下がるらしいのですが、今回は行き過ぎた破壊行為がマッポの目を引いてしまったようです。

そして……

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現在に至るわけです。

ドキドキ☆刑務所のリタ・ヘイワース大計画

あまりに現代都市への解像度が高い本作、それは塀の中でもしっかり活かされています。

まず刑務所の中では、外ではできることのほとんどができません。乗り物にも乗れないし、キャラ変更もできない。メニューから使用できたはずのスマホ機能もない。

もちろんゲームを起動し直しても始まる場所は塀の中。当たり前といえば当たり前ですが、本当に閉じ込められてます。このタイプのゲームでこんなにしっかり自由奪われることあるんだ……?

さらに刑務所内では厳格に時間割が決まっており、朝の牢屋タイム→お昼ご飯→運動時間→夜の牢屋タイムという流れに。その時間には決まった場所にしかいることができず、時間を飛ばしたりすることもできません。

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ふ、不便……!(当たり前)
この場所、脱獄くらいしかエンタメがない。こんな場所は一刻も早く出なくては。

もちろん模範囚として品行方正に務め、しっかり刑期を満了して清い身でシャバに出ることもできる。でも、せっかく刑務所に入ってそんなことするヤツいるか?

ということで独居房の中をごそごそしていると、さっそく壁に貼られたポスターや新聞紙の裏に、いかにも~な崩れかけの壁を発見。『ショーシャンクの空に』みたいな感じで、何か固いものがあればここを掘っていくこともできそう。

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こんな感じで、刑務所のなかにはいくつかの脱獄方法が用意されており、特定の条件を満たしたり、必要なアイテムを入手することで華麗なエスケープを決めることができるようです。

もちろん囚人がシャベルやつるはしなんて部屋に持ち込めるはずもないので、必要なものはなんとかしてチョロまかす必要があります。

刑務所内ではさまざまな場所でこっそり盗むことができるアイテムがあり、近くのNPCがこちらを向いていない間に、バレないようにちょっとずつアイテムを引き寄せていくことで、最終的に入手することが可能。もちろんバレると刑が加算されます。

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こんな感じで、刑務所の中を隅から隅まで見回って脱出できそうなポイントや、何かに使えそうなアイテムを探していく、というのが刑務所編でできるコト。

刑務所内には独居房エリアのほかに食堂や運動場などいくつかのエリアがあるのですが、昼食後の運動時間には比較的自由に動き回ることができます。

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いろいろ見て回っていると、運動場の隅に、これまたいかにも脱出できそうなポイントを発見。鉄格子がはまっているものの、だいぶ錆びている様子で、「濃厚消毒液」とやらがあればここから脱出できそう。

ということで、今回の脱出目標はここに決定。

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ただ、もちろん刑務所の中で消毒液なんて買えるはずもないし、頼めば貰えるというものでもありません。

消毒液といえばもちろん医療用の薬品。刑務所内でそんなものが入手できる場所があるとすれば医務室のような場所のはず、ということは……。

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仮病を使って医務室に潜り込み、首尾よく「濃厚消毒液」を入手。

さっそく消毒液を使って錆びた鉄格子を腐食させて逃走ルートを確保。いざ大脱走の始まりです。

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とはいえ、脱出ルートさえあればすぐに脱出できるわけではないらしく、下水道のような場所を進んでいるとすぐに逃走が発覚。ここから見つからないように下水道をぬける必要があるらしい。

が……

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1度目の脱走、あえなく失敗。思ったよりも難しいな……。

やっちまったー!と思いましたが、意外にもペナルティは拘留期間+1日。脱獄という刑務所内ではド級のやらかしが発覚した割に、なんだか妙に寛容な刑務所である。

失敗しても大丈夫。脱出ルート、いろいろある

とは言え、一度失敗したルートでもう一度トライ、なんていうのも芸がない。せっかく刑務所まで来たからには、華麗な脱獄王をめざしたいところ。正直このときの筆者、刑務所をアスレチックか何かと勘違いしてたかもしれません。

とまれ、他のルートをいろいろ探しているうちに、刑務所にはいろんなものを欲しがっている人がいることが分かりました。

たとえばこのクロコダイルさんは、シャワー中に石鹸を使えなかったことがトラウマになり、常時5個は石鹸を握りしめないと安心できない体質に。そんなことあるか? と思わないでもないものの、まあ清潔感って人それぞれだし。

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刑務所の中には盗むことで入手できるアイテムのほかにも、さまざまな落とし物(?)が転がっており、そうしたガラクタを集めることでほかのアイテムに交換することが可能です。

刑務所が舞台のマンガやドラマではド定番とも言える調達屋みたいなキャラもいて、ここでしか入手できないアイテムも交換できるらしい。

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そんな調達屋の力も借りつつ入手できたのが、「サイレントソウル」という仮死状態になれるらしいアイテム。なるほどね、死んだフリして外に出るってことか。

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ただこのアイテム、せっかく入手したのになぜか使用できない。

なんでだよ!?と思ってよくアイテムの説明を読んでみると、どうもそのまま飲むのではなく、注射する必要があるらしい。注射……注射針といえばやっぱり医務室。

であれば同じようにまた医務室に忍びこむ。医者にばれないように注射器を使う必要があるので、慎重に、慎重に……

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乗せられて船から海に飛び込み、脱出……!
死んだふり作戦、大成功。シャバの空気がうまいぜ。

死体をそのまま船で運んでた刑務官、そのまま海にでも放るつもりだったんか? みたいな恐ろしさもあるものの、なんとか上手く外に出ることができました。

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ということで、今回は刑務所のみに絞って本作をご紹介してみましたが、もちろんこのゲームは別にプリズンブレイクがメインのゲームでは全くないです。

巨大な街を気の向くままに歩き、街に出没するキャラクターたちと交流してみたり、猫を撫でてみたり、電車に乗ってみたり、そうこうしているうちに突然謎の異象《アノマリー》に巻き込まれてしまったり……。

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できること、ほんとにめっちゃあります。

いまさらですが、なんで私はこの中から刑務所の紹介をチョイスしたんでしょうね?

編集・ライター
ル・グィンの小説とホラー映画を愛する半人前ライター。「ジルオール」に性癖を破壊され、「CivilizationⅥ」に生活を破壊されて育つ。熱いパッションの創作物を吸って生きながらえています。正気です。

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