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どうぶつさんたちが大暴れするローグライトアクション『Raiders of Blackveil』の中毒性がヤバい。敵の物量はエグいけど、装備はロストなし。”飴と鞭”の塩梅が絶妙すぎて、ドパガキならぬ「ドパおじ」になってしまった

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「どうぶつたちが主役」のゲームって、それだけでメルヘンな感じがしませんか?

どうぶつたちが剣や魔法の杖で戦い始めたらそれはファンタジーですし、まるで絵本の世界で巻き起こる大冒険をイメージしてしまいます。

じつは最近、そんなゲームを遊ぶ機会がありました。

その名も『Raiders of Blackveil』

『Raiders of Blackveil』レビュー・評価・感想:

動物たちが巨大企業「ブラックヴェイル」の抑圧から逃れるために反旗を翻すというゲームです。

え?設定もビジュもメルヘンとは程遠いですって……?

そう。このゲームの舞台は、やたら“殺伐”としているダークな世界。なにせ、悪徳企業・ブラックヴェイルが世界を牛耳っているので、退廃的でディストピア的な空気がプンプンと漂っています。もはや政治なんてものは、機能していない可能性すらありましょう。

ボス敵もこの通り。

『Raiders of Blackveil』レビュー・評価・感想:

四方に電ノコが仕掛けられた逃げ場のない小部屋で「どちらが先にひき肉にされるか」のデスマッチを強要されます。殺意マシマシ、というほかありません。

ちなみにチュートリアルでは世界観のあらましすら語られることなく、「とりあえず悪徳企業を襲撃してぶっ潰そうぜ!」くらいの軽いノリで、即ゲームがスタートします。この潔さ……シビれる!

そんな話がはやすぎる導入とは裏腹に、実際に触れてみるとゲームプレイの手触りはかなり堅実。見下ろし型のアクションRPGとしての操作感は素直で、敵を捌きながら少しずつビルドを整えていく流れもスタンダードでわかりやすい。

いっぽうで、油断した瞬間に物量で押し潰される緊張感もあり、見た目のキャッチーさに反して、なかなか骨太なハクスラ体験といった手応えがあります。

今回は、そんな『Raiders of Blackveil』を実際にプレイして感じた、ハイリスクハイリターンなゲーム性と、寝不足覚悟でつい周回してしまった魔性のリプレイ性について紹介していきます。

文/そりす
編集/anymo

※この記事は『Raiders of Blackveil』の魅力をもっと知ってもらいたい
Wombo Gamesさんと電ファミ編集部のタイアップ企画です。


“アメとムチ”がクセになる!危険なダンジョンほど旨味が増すゲーム性

早速ですがこのゲーム、思った以上に「ハイリスクハイリターン」です。

プレイヤーの選んだ危険な選択が、わかりやすいリターンとなって、しっかり返ってくるのです。

おもしろいのは、ダンジョンの出撃前にプレイヤーが自らダンジョンの難易度を事細かに設定できる点。難しくすればするほど、レア装備やレアパークと出会う機会にも恵まれ、手に汗握るハードなハクスラをたっぷり楽しめます!(血涙)

並大抵ではないハードコアなバランス感に、血気盛んなゲーマーでも思わず血圧が上がってしまいそうです。

『Raiders of Blackveil』レビュー・評価・感想:

プレイしている中で感じたのは、どのステージも敵が「物量」でプレイヤーを潰しにかかってくるということ。この物量差を覆すためには、多少なりともプレイヤースキルが求められる部分もありましょう。

ですが、そうしたプレイヤースキルもダンジョン内でのビルド構築によっておおむねカバーできてしまうのが、ローグライトである本作の奥深さです。パークの選択次第では、多少のミスも余裕綽々でカバーできます。

逆に言えば、プレイヤースキルの上達に合わせて、サポート系のパークを選ぶ必要性が減っていき、ガンガン攻めるタイプのビルドを構築しやすくなる、というレベルデザインです。

エグい物量の敵による猛攻を上手く捌けた時は、完全に脳汁が出ていました。いや、なんなら耳や鼻からもちょびっと垂れていたかもしれません。

『Raiders of Blackveil』レビュー・評価・感想:
強力なパークと熟達したプレイヤースキルでボスバトルを有利に立ち回る!「俺ツエー」がたまらん。

『Raiders of Blackveil』レビュー・評価・感想:

ゆえに、『Raiders of Blackveil』は「飴と鞭」の塩梅がすごくちょうどいい、挑戦と達成のバランスが巧妙なアクションRPGだと思いました。

単なる「ローグライト」×「ハクスラ」ではなく、プレイヤー主導でリスクを選択し、そのリスクに見合ったリターンを得るために、試行錯誤を重ねていく……。このサイクルの中で我々プレイヤーは、時間を忘れてダンジョン攻略に没頭してしまうわけなのです。

『Raiders of Blackveil』レビュー・評価・感想:
拠点にある設備は必要最低限の機能だけ。「さっさとブラックヴェイルを潰してこい!」という圧力を感じます

美味しい報酬だけでプレイヤーが幸せになることもなければ、ひたすら苦しい鞭打ちの刑が続くわけでもありません。そこは「ローグライト」に対する本作なりのアンサーなのだと思います。

もうすこし掘り下げて話すと、ローグライク/ローグライト作品の多くは、ゲームの構造上、報酬を獲得するタイミングが一律になりがちです。「部屋内の敵を全滅させる」、「イベントやショップで取引をする」、「ボスを倒す」といったパターンに集約されやすいと思います。

これは、ローグライク/ローグライト作品の多くでは“限られたパワーアップの機会を最大限に生かすことがキモ”ということでもあります。

ですが本作のミソは、ダンジョン内でプレイヤーが強くなれる手段が通常よりも多めに用意されているところ。

本作では、「ルートボックスをランダムで部屋に出現させる」というアプローチを試みています。ダンジョン内通貨を持ってさえいれば、たとえクリア報酬が装備アイテムのみだったとしても、そのフロア内に出現しているルートボックスからパークを獲得するチャンスがあるのです。

たとえば、パークをできるだけ多く取得しておきたいのになかなか報酬で出てこない。どうしよう、このままではさすがにジリ貧になってしまうかもしれない……そう思った矢先、隅っこにルートボックスを発見!あ〜助かった!ということも一度や二度ではありませんでした。

『Raiders of Blackveil』レビュー・評価・感想:

『Raiders of Blackveil』レビュー・評価・感想:
ランダムイベントが発生する部屋では、パークや装備、ステータスアップなどのルートボックスが勢揃いするという、プレイヤーにとって夢のような展開もありました。

本作はプレイヤーに与えられているチャンスが多いことから、「この回は運が悪くて厳しい戦いだった」と、一方的に消耗するケースが少ない傾向にあります。

ルートボックスのような“飴”があるからこそ、敵の物量やステージギミック、ダンジョンの難易度といった“鞭”に対して、そこまで苦にならないのかなぁと、個人的に感じました。

……ただし、ルートボックスも出現しない時は出現しないですし、そもそもダンジョン内通貨を持っていなければルートボックスは引けません。たまに高レアリティのパークや装備を排出するため、決して馬鹿にできない要素なのですが、だからといってそこに過度な期待を寄せるのは禁物でしょう。

『Raiders of Blackveil』レビュー・評価・感想:
「はずれ!」もあります。ぐぎぎぎ

気づけば丑三つ時。魔性のリプレイ性がニクい!

正直なところ、本作の最初の数ステージを遊んだ際の感想といえば、「なるほど〜」と普通に楽しくプレイする程度の受け止め方でした。

しかし、お酒を片手にゴールデンタイムから遊び始めて、気がつけば深夜の丑三つ時

あれ????

翌日は早朝から仕事だというのにこの有様です。

しかし、「朝早いけどもう1周しちゃおうかな!」と無謀にも寝る間を惜しんで周回するほど、ドーパミンがドバドバでした。ドパガキならぬ“ドパおじ”です

『Raiders of Blackveil』レビュー・評価・感想:

“ドパおじ”を作り出した原因は、ふたつ。
ひとつはゲーム序盤の不利な戦況がみるみる好転していく爽快感。そしてもうひとつが、そんな幸先の良さを突然裏切る予測不可能性です。

「よーし、強くなったし次のステージは難しくして良い報酬を狙おう」。調子に乗ったプレイヤーほど、地獄を見るというこのバトルバランスが堪らなく愛おしい。ブラックヴェイルの兵士たちは、ゲーマーの根拠なき自信を見事にへし折ってくれることでしょう……。

そして、案の定敗北したプレイヤーにダンジョンの進むべき道の反省を促しつつ、「あのクラスのパークを優先的に取っておけば実は戦えたかもしれない」と、僅かばかりの希望をやんわり残すイヤらしさがあります。

あー、やっぱりローグ系は止まんねーな!

『Raiders of Blackveil』レビュー・評価・感想:

もちろん本作はローグライトですから、ダンジョンで死亡すると戦利品アイテムはロストします。ですが、さほどイライラしないのはプレイヤー側の損失が極めてすくない、優しい設計だからでしょう。

まず、入手したアイテムをダンジョンの道中で出会う「運び屋」に預けると、なんと拠点まで安全に持ち帰ってくれるのです。

さらに「セーフポケット」に失くしたくないアイテムを入れておけば、死亡してもロストしません。ちなみに、装備アイテムすらもロストしないという超優しい仕様が、敗北のストレスを緩和してくれます。

『Raiders of Blackveil』レビュー・評価・感想:
預けたアイテムを拠点に持ち帰ってくれる運び屋のおじさん(カタツムリ)
『Raiders of Blackveil』レビュー・評価・感想:
ロストしたくないアイテムはセーフポケットに。高レア装備はさっさと装備しちゃうのが良さそう
『Raiders of Blackveil』レビュー・評価・感想:
ダンジョン内通貨を拠点で貯金して、いざという時に持ち出してくるのもテクニック

つまるところ、ダンジョン攻略中に死亡しても何らかの成果は持ち帰っている可能性が高いわけで、挑戦すれば挑戦しただけの努力がチリツモ的に積み重なっていく構造です。

積み重ねで強くなる構造だから装備の基準も自然と上がりやすく、ハイリスクな選択を自ずと行うようになる。そうして、その選択から新たなリターンが得られる(かもしれない)といったゲームサイクルが、ヤミツキになる大きな理由です。

持ち帰ったダンジョン内通貨、新機能を解放するアップグレード、僅かに強くなった新しい装備アイテム。1プレイごとに“何かしら良い方向”に傾いていくから、リプレイするハードルが驚くほどに低くなる……。

そして、これが結果として「もう1回だけ!!」をループさせてしまうんです。

『Raiders of Blackveil』レビュー・評価・感想:
思いの外遊び込んでしまい、結構な数のアップグレードをアンロックしてしまった

本作において、無駄な1プレイはきっとありません。

確実に強くなっていく実感を胸に「ここまで整ったのだから多少は無理できるだろう」と、慢心してリスクを取っては敗北の繰り返し。“勝てそうだけど勝てなかった”、あるいは“勝てなかったけど勝てそうだった”な状況が、闘争心に火を付けるのです。

どんな理不尽な死を遂げても「惜しい……!」という気持ちほど、再チャレンジしたくなる意欲を掻き立てる感情はありません。今回筆者は、まんまとそのリプレイ性の沼にどっぷり浸かってしまったわけなのでした。

『Raiders of Blackveil』レビュー・評価・感想:
ダンジョンに出かけるも成果はなし。拠点に帰宅してお店を覗いたらまさかの高レア装備が販売中

たまに理不尽だけど決して極端ではなく、プレイヤーの手が届きそうな難易度を常に演出し続ける。これこそ『Raiders of Blackveil』の遊び応えであり、「飴と鞭」に例えたくなる所縁なのかもしれませんね……。

そんな『Raiders of Blackveil』は、ともに悪徳企業・ブラックヴェイルと戦う勇猛果敢などうぶつさんたちを絶賛募集中。職場環境は、きっとアットホームな雰囲気に違いありません。

暗黒の世界から自由を取り戻すため、皆でブラックヴェイルの打倒を目指しましょう!

だって……「スカンクのケツみたいな臭い」がする精肉工場なんて、潰れた方がいいでしょう?

『Raiders of Blackveil』レビュー・評価・感想:

ライター
塵と埃と霞を食べて生きています。座右の銘は「寝なければ時間は無限」。
編集者
3D酔いに全敗の神奈川生まれ99’s。好きなゲームは『ベヨネッタ』『ロリポップチェーンソー』『RUINER』。好きな酔い止めはアネロンニスキャップとNAVAMET。
Twitter:@d0ntcry4nym0re

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