レベルファイブの『スナックワールド』シリーズの新作『スナックワールド RELOADED』が、2026年9月17日より開催中の東京ゲームショウ2026(以降、TGS 2026)にて試遊ブースを展開している。
本作は、レベルファイブが手掛けるクロスメディアプロジェクトの第4弾として、2015年に発表され、2017年にはコミカライズ、アニメ化もおこなわれた『スナックワールド』シリーズの最新作であり、2017年に発売された『スナックワールド トレジャラーズ』のリメイク作品となっている。
元は3DSのゲームだったということもあり、リメイクにあたってジオラマ風世界のビジュアルが大幅に強化されている本作の、試遊を通じてわかった魅力をお伝えしよう。

ジオラマ風の世界で、可愛げのあるキャラが飛んだり跳ねたり。ゲームを初めて触ったあの日に体験した「キャラを動かせる感動」をもう一度得られる、美麗で暖かみのあるグラフィック
本作で目を惹くのは、なんといっても美麗で暖かみのあるグラフィックだ。ジオラマ風の世界を舞台に、二頭身に近いキャラクターたち4人が動く様子は見てるだけでも楽しいが、それが実際に自分の操作で動くと、さらに輪をかけてめちゃくちゃに楽しい。
試遊画面の一部。単なるジオラマ風グラフィックに留まらず、水面の揺らぎ、反射する日光、砂が舞う様子なども表現されており、画面が動くゲームとしてこれだけで十分魅力的にうつる作品だ。©LEVEL5 Inc.
この、「コントローラーでキャラが動くこと」自体にワクワクできる感覚は、人生で初めてゲームを遊んだときに近いものだ。なぜ本作はその感覚をよみがえらせてくれたのだろうか?
おそらく、その理由には本作のこのジオラマ風のビジュアルが影響している。現実にあって、しかし動かないことが明白なはずのジオラマが、自分の操作に応じて動く。本作の操作には、そのことへ新鮮な驚きと喜びがある。この驚きと喜びが、かつて初めてゲームを遊んだときのワクワク感に重なって、筆者の心を震わせるのだ。
本作のプレイ中の様子はこれまでもトレーラー等で公開されていたが、こればかりは実際に試遊しないと得られない感覚であり、思いがけない感覚との“再会”に、プレイしながら思わず笑顔になってしまった。
とはいえ油断は厳禁! 妙にシビアな回避も求められる、歯ごたえ十分な3Dアクション
本作は「ジャラ(本作の武器の呼称)」ごとの固有アクション「ジャラワザ」「ジャラブレイク」を繰り出しながら敵を倒し先へ進んでいく。TGSで確認できた範囲でも、剣・斧・弓・槍など多様な種類が存在していた。
ゲージを消費して繰り出す「ジャラブレイク」は武器固有の派手さもあり、こちらでも前述したキャラが動く様子が見ているだけでワクワクする。
一方で、ローリングによる回避はちゃんと攻撃を休んでからでないと入力できないシビアさも存在している。ローリングとは別に素早く出せる防御(ガード)も存在しているため、その場に応じて回避と防御を切り替えつつ戦闘を行う必要がある。
このように、優しい雰囲気の見た目ではありつつも、3DアクションRPGというジャンルらしい、コマンドを適切に入力して敵をいなしていく楽しさも兼ね備えている。

ちなみに筆者は暖かみある雰囲気にあてられてウキウキしながら進んだ結果、中ボスと思われるオークの範囲攻撃にタコ殴りに遭ってパーティが半壊した。こんなことも起きてしまうので油断は禁物だ。

ルート選択による戦略性もしっかり存在。準備を整えて挑んだボスは……ダメージを与えると「ナニーッ!?」と叫んでくる! なにごと!?
加えて、本作ではいわゆるハクスラ系のゲームタイトルに近い楽しさも提供している。試遊では、あらかじめ挑むボス2体がマップ上に提示されており、そのボスに挑むために有利な武器を取得できるようルート運びを考えて決めていくシステムとなっていた。
マップを選択する際は、獲得ジャラ(武器)が有利となるボスが強調して表示される優しい仕様だ。ボスに挑む際は有利なジャラを積極的に使って戦うことになる。 ©LEVEL5 Inc.
また、道中の敵にも弱点となる属性・武器種が存在しているようで、ダメージの通りが悪い敵に遭遇すると、その度に武器をガチャガチャとその場で切り替えしつつ「あーでもない、こーでもない」と試行錯誤しているのも楽しい体験だった。このあたりは、プレイになれてくるとすぐに武器を切り替えできるようになってくる箇所だと思われる。
試遊の最後では、ボス敵となるメデューサとの戦闘が待ち構えていた。当然のことながら、ボス敵らしい派手で痛い攻撃を繰り出してくる……のだが、そんなことよりも印象的だったのは、そこにあるコミカルさだった。
具体的には、ボスを攻撃すると「ナニーッ!?」と叫んでいるエフェクトが表示される。ほかにも、メデューサの攻撃技が「イシニナール閃光」とそのまんますぎるネーミングだったりする。
このあたりは、原作のノリを踏襲しているのかもしれないが、本作で初めて『スナックワールド』に触れる筆者は試遊台でこれらを見て、思わずちょっと笑い声が出てしまった。

また、終盤だしせっかくだからと実際に「イシニナール閃光」攻撃を受けてみると、独特なSEと共にキャラクターたちが実際に石になってしまった。

「イシニナール閃光」なんだから、受けたらそりゃあ石になるのだが、やはり遊んでいて良い意味で気の抜ける部分があり、どうにも頬が緩んでしまう。ちなみに石状態はスティックをガチャガチャすることで抜け出すことが可能だ。
一方で、攻撃はさすがにボス敵なだけあってしっかり激痛であり、笑いつつ回避も防御も回復アイテム使用もしなければ、あっさり負けてしまう。
倒した後もなんだか笑ってしまったところで試遊は終了。本作らしいコミカルな部分をしっかりと感じることができる、楽しくも忙しいバトル体験だった。
本作『スナックワールド RELOADED』は2027年の発売を予定しており、Nintendo Switch 2/PlayStation 5/Steamにて展開予定だ。TGS期間中はホール4のレベルファイブブースにて試遊可能となっているので、足を運ばれる方は是非その遊び心地を体感して、「はじめてゲームを遊んだときの喜び」と再会してほしい。





