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ダークソウルおじいちゃんは1472回死んでいた!〜テレビで話題の80歳が実践する、濃厚ゲームライフ〜

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『ダークソウルⅡ』の総プレイ時間は、976時間を突破!

――今まで遊んだゲームのなかで、特にお気に入りで、何回も遊んでいる作品はありますか?

加三:
 『キングスフィールドⅡ』やな。それと、世間の評判はどうか知らんねんけど、『クーロンズ・ゲート −九龍風水傳−』【※】。あれはおもしろい。

※『クーロンズ・ゲート −九龍風水傳−』 1997年にSCE(現SIE)から発売された、プレイステーション用のアドベンチャー。風水を題材にしたアジアン・サイバーパンクな世界観で、今なおカルト的な人気を獲得している。発売から20年を経た2016年になって、PlayStation VRでのVR化プロジェクトが始動し、クラウドファンディングで目標金額の2倍以上もの支援が集まっている。 (※画像はゲームアーカイブス版です。プレイステーション® オフィシャルサイトより)
※『クーロンズ・ゲート −九龍風水傳−』
1997年にSCE(現SIE)から発売された、プレイステーション用のアドベンチャー。風水を題材にしたアジアン・サイバーパンクな世界観で、今なおカルト的な人気を獲得している。発売から20年を経た2016年になって、PlayStation VRでのVR化プロジェクトが始動し、クラウドファンディングで目標金額の2倍以上もの支援が集まっている。
(※画像はゲームアーカイブス版です。プレイステーション® オフィシャルサイトより)

――これも賛否が分かれるというか、好きな人はものすごく好きなタイトルですね。

加三:
 『クーロンズ・ゲート』は出てくるキャラクターが皆、個性がキツいねん。ところが進めていくと、自分の身の周りの人が死んでいくっちゅうか、物になっていくんや。そしたら自分の責任と思うよってに、なるべく死なさんようにと思うてやっても、どうしても死ぬねん。それが気になって、今でもセーブして置いてある。そしたら、すぐにできるからね。

 これもええな、『パラサイト・イヴ』【※1】。それと『スプリンターセル』【※2】


――『スプリンターセル』ですか。海外のゲームもプレイされるんですね。

加三:
 それから『MYST』【※】は、シリーズ3本全部やってる。映像がものすごいキレイやねん。謎解きは何をやったらええのか、さっぱり分からへんけど。

※『MYST』
1993年にMacintosh用ゲームとして発売されて、セガサターンやプレイステーションなどでも登場したアドベンチャーゲーム。美しいCGで描き出された本の中の世界を探索して、そこに仕掛けられた謎を解き明かしていく。続編の『RIVEN THE SEQUEL TO MYST』や、『MYST Ⅲ EXILE』も発売された。

 あとは『アサシン クリード』【※】の1やな。あれはゲームに出てくる風土がええねん。赤茶色のあの風土は、シシカバブかなんか知らんけど、そんな匂いが流れてきそうな雑踏で。モスクの上に登ったら、地平線のところに鳥が2羽ぐらい飛んでるところまで、見えるやんか。あれがカッコええのよ。

※『アサシン クリード』 2007年にユービーアイソフトから発売された、オープンワールドアクションゲームのシリーズ第1作。十字軍とイスラム勢力が聖地エルサレムを争う12世紀の中東を舞台に、アサシン(暗殺者)の主人公が戦いを繰り広げる。 (画像はアサシン クリード - 公式サイトより)
※『アサシン クリード』
2007年にユービーアイソフトから発売された、オープンワールドアクションゲームのシリーズ第1作。十字軍とイスラム勢力が聖地エルサレムを争う12世紀の中東を舞台に、アサシン(暗殺者)の主人公が戦いを繰り広げる。
(画像はアサシン クリード – 公式サイトより)

――ジャンル的にはRPGやアクションだけじゃなくて、アドベンチャーあり、洋ゲーありと、本当に幅広くプレイされてるんですね。では逆に、苦手なゲームは?

加三:
 『ストリートファイター』とかの格闘ゲームは苦手やな。ただ『デッド オア アライブ2』、あれだけは遊んだな。あのゲームはスゴいねん、ボインが(笑)。

――その感想は男性なら全世代で共通してるので、大丈夫です(笑)。ちなみに今は、何のゲームをプレイされているんですか?

加三:
 『ダークソウルⅡ』。1回クリアして、2回目やけど。今はソウル【※】を集めるのをずっと、10カ月ぐらい続けてる。

※ソウル
『ダークソウル』シリーズでは、敵を倒すと得られるソウル(魂)を使用することで、レベルアップやアイテムの売買などが行える。

−−10カ月ですか!?

加三:
 (ゲームを起動して)プレイ時間が976時間、レベルが530。ソウルが今、1200万ぐらい集まってるから、レベルはあと10ぐらい上げられるけど。あとは1472回、死んどるな。こないだテレビの取材で「2000回ぐらい死んだ」って言うたけど、ちょっと大げさやったな(笑)。

――ゲームの序盤で心が折れた自分としては、想像もできないやり込みプレイですね……。

加三:
 このゲームは1回クリアせんと、落とすソウルが少ないねん。ステータスを全部99にしようと思うたら、思い切りソウルを集めなあかん。そのソウルを集めるために、1回クリアしたわけや。2回目やったら、ソウルが倍ぐらいになってくれるよってに。

――いわゆるカンストを目指してるんですね。それにしても976時間って、1日にどれぐらいプレイされているのですか?

加三:
 今は、仕事が夕方の4時半ごろに終わると、風呂に入って、晩飯を食うんやけども、その間の余った時間にゲームするよってね。ゲームを始めた最初の頃は、さっきも言うたように徹夜したりとか、用事も何も放ったらかしで、1日ベタっとやってたけど。

――ちなみに奥さんやご家族は、加三さんがゲームを遊んでいることに対して、どう思っているんですか?

加三:
 奥さんはゲームに限らず、どんな趣味も理解してくれへん。ここでゲームをやるとするわな。そしたらテレビと身体の1メートルぐらいの間を、遠慮会釈なく通りよるねん。「ちょっと通るで」って、一言、声をかけてくれたらええのに。

 敵と戦う時は、はっきり言うて、まばたきしてもアカンねん。そういうゲームばっかりやってるから。そんな時に横切られたら、もう次の瞬間にはバーッと斬られとる。「その1秒が大事やねん」って、何回言うても理解してくれへん(笑)。

――それは大変ですね(笑)。

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