【田中圭一連載:逆転裁判 編】数多のピンチを乗り越え“法廷バトル”ゲームを誕生させた、巧 舟の逆転劇。「失敗から学ぶ」彼の真摯な姿勢が、“伏線”として回収された瞬間だった【若ゲのいたり】

第16話のあらすじ

 1980〜1990年代というゲーム業界の「青春期」に大奮闘したゲームクリエイターたちの、熱くて、若くて、いきすぎた思い出を田中圭一先生がたずねる『若ゲのいたり〜ゲームクリエイターの青春〜』

 第16回は、2001年10月にゲームボーイアドバンス用ソフトとして発売された、初の“法廷バトル”ゲーム『逆転裁判』の生みの親・巧 舟さんをゲストにお迎えしました。

 

 子どもの頃から「ミステリ」の魅力に取り憑かれ、“何かを創作する”ことを仕事にしようと考えていた巧さんは、カプコンでゲームクリエイターの道を歩むことになります。
 そんな巧さんは、早くも入社3年目にして『ディノクライシス』のディレクターに抜擢! ……されたものの、途中降板という屈辱を味わうことに……。
 しかし上司から、2度目のチャンスとして『ディノクライシス2』のディレクターを任されます。巧さんは前回の失敗を糧に汚名返上、さらには「若手7人で、半年でゲームを作る」という「若手育成ライン」プロジェクトに参画するチャンスが舞い込みました。
 そこで巧さんは、子どもの頃から好きだった「ミステリ」をゲームのテーマにして、挑むことになるのですが……。

 

 『逆転裁判』の開発中も、幾度となくピンチに追い込まれた巧さん。「大きな失敗から、どう這い上がるか……このプロセスがもっとも大事」とチャンスに変えていく姿勢こそが、いまの『逆転裁判』シリーズ大ヒットにつながったといえるでしょう。(編集部)

 

《注意》このマンガは、『逆転裁判1』および『逆転裁判2』の事件の真相・真犯人の描写を含みます。未プレイ・未クリアの方には決してオススメできません。ご理解いただける方のみ閲覧いただくようお願いします。

作者
1962年5月4日大阪府枚方市生まれ。近畿大学法学部卒業。大学在学中の83年、小池一夫劇画村塾(神戸校)に第一期生として入学。翌84年、『ミスターカワード』(『コミック劇画村塾』掲載)で漫画家デビュー。86年開始の『ドクター秩父山』(『コミック劇画村塾』ほかで連載)がアニメ化されるなどの人気を得る。大学卒業後はおもちゃ会社に就職。『週刊少年サンデー』にも不定期で『昆虫物語ピースケの冒険』(89〜91年)を連載した。パロディを主に題材とした同人誌も創作。最新刊は2017年1月刊『うつヌケ』(KADOKAWA刊)、『田中圭一の「ペンと箸」』(小学館)。
Twitter:@keiichisennsei

【不朽の名作が高解像度になり、マルチプラットフォームで登場】

  シリーズの原点となる、弁護士「成歩堂 龍一」を主人公とした3部作・全14話を収録した『逆転裁判123 成歩堂セレクション』が、4つのプラットフォーム(PS4、Nintendo Switch、Xbox One、Steam)にて好評発売中です。
 各ハードへの移植にともないグラフィックが高解像度化され、より美しく、より臨場感が増した法廷バトルが楽しめます。今回のマンガで明らかになった”巧さんの想い”を噛み締めながら、ぜひプレイしてみてはいかが?

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 『逆転裁判123 成歩堂セレクション COMPLETE EDITION』PlayStation 4版Nintendo Switch版をそれぞれ1名様にプレゼント!
 詳しい応募方法は電ファミニコゲーマー公式Twitter(@denfaminicogame)をチェック!

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【田中圭一連載:レベルファイブ編】「子どもたちとの信頼関係を築くため、原作との乖離を埋めよう」イナズマイレブン、ダンボール戦機、妖怪ウォッチ……日野晃博の作品に賭ける想いが、数々のクロスメディアを成功に導いた【若ゲのいたり】

『若ゲのいたり〜ゲームクリエイターの青春〜』第14回は、1998年に設立して以来ヒットタイトルを数多く生み出し、2018年で20周年を迎えた福岡のゲームメーカー・レベルファイブを牽引する、日野晃博さんがゲスト。

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