Rockstar Gamesは、『レッド・デッド・リデンプション2』(『Red Dead Redemption 2』)の最新ゲームプレイ映像を公開した。今回披露された映像はパート1とされており、後日さらに新たなプレイ映像が登場する予定だという。
『レッド・デッド・リデンプション2』は、2010年に日本国内でも発売された『レッド・デッド・リデンプション』の続編となるタイトル。前作は1910年代という、西部開拓時代が終焉したあとの元義賊たちの戦いをオープンワールドで描いていたが、今作はその約15年前となる1898年のアメリカを舞台とした前日譚となっている。
プレイヤーは主人公であるアーサー・モーガンとなり、前作の主人公ジョン・マーストンがかつて所属していたギャング団「ファン・デル・リンダ」に所属して西部開拓時代の終わりを駆け抜けていく。
2016年10月に正式発表された同作だが、当初の2017年の発売から2度延期が繰り返され、現在の発売日は2018年10月26日を予定。これまでゲーム内容に関しては謎の部分が多く、シリーズ従来にはない新たなオンラインマルチプレイ要素や、仲間たちとともに生活を営むキャンプ要素などの一部公開された情報が注目を浴びていた。
あらためてゲームプレイ映像を見てみると、ナレーターが語るに「(Rockstar Gamesの)今作の目標は生きている世界を作ること。単純にオープンなだけではなく、深みがあることを今まで以上に目指しているという。プレイヤーはギャングの一員として、砂漠や山岳地帯から近代の町まで、多種多様で広大な生きた世界を自由に動き回ることができるというのが、この映像で示された最大の魅力だ。その意思は、町中を生き生きと動くNPCたちの動きを見ただけでも伝わるところだろう。
また前回も少し触れられたキャンプ要素が今回はより詳細に映し出されている。プレイヤーとともに行動する一団は、キャンプ内で食事や睡眠を取り、時にはトランプでゲームをしたり、「むかし鶏を盗んだらシェフに捕まえられちまってよ」といったお互いの昔話を共有したりする。この一団は家族のように互いに交流していく模様で、映像ではともに歌を歌い合うような姿も見受けられた。
なおゲーム内ではキャンプの資源を確保し助け続けることで、秩序(モラル)を維持することが可能とのこと。このほかにも他のギャング団員とやり取りすることで、新たな秘密を発見することができたりと、ともかく『レッド・デッド・リデンプション2』においてキャンプが重要なシステムとなっていることは間違いなさそうだ。
このほかにも注目したいのは、NPCとのコミュニケーションが銃やアクションだけでなくさまざま用意されている点だろう。道を行く馬に乗った人を呼び止めたり、銃で威嚇射撃をしたり、あるいは他の人を襲って興奮している悪漢をなだめつつどこかへ去ったり。右下に表示されている選択肢は多種多様で、プレイヤーがそれぞれ独自の判断を下すことが可能であるとアピールされている。道端で出会う生き生きとしたNPCたちに対し、プレイヤーは多彩な行動を仕掛けることができる。これもRockstar Gamesの言う、生きた世界を上手く演出するための一片なのだろう。
なおこの他にも、大きく改善された格闘アクションや銃撃シーンが映像後半では確認できる。本シリーズおなじみの馬に関しては、追加の武器や狩猟した動物を載せたりすることも可能。また世界に存在するさまざまな動物は狩猟して販売することでお金となり、雑貨屋やガンスミスなどで新たにアイテムを購入することができる。
『レッド・デッド・リデンプション2』は、10月26日にPS4とXbox Oneでリリース予定。次回の映像ではギャングやアクティビティ、ミッションなどさらなるゲーム内容を紹介するとのことで、さらなる続報に期待したい。
文/ishigenn