アクションカメラのような小型カメラの登場により、手軽に迫力のある動画を撮ることができるようになった。たとえば、RCカーにアクションカメラを載せたり、ドローンレースの様子を迫力のある一人称視点で撮影したりと、さまざまな動画がシェアされている。
そんなか、海外フォーラムのRedditに「次世代レースゲーム」というスレッドが建てられ、さらに一歩進んだ興味深い動画が投稿された。
https://gfycat.com/peskytamechimpanzee
RCカーにカメラを載せ、カメラからの映像をプロジェクターでリアルタイムに部屋いっぱいのスクリーンに出力し、ハンドルコントローラーを使って操作する。まるで本当に小さくなって家の中を走り回っているようだ。スレッドには最初なにがなんだかわからなかったという驚きの報告が寄せられたほか、過去に挑戦されてきたレースゲームやカメラ搭載のマシーンの挑戦に関する意見が交わされた。
レースゲームはこれまでもさまざまな方法を用いて現実をシミュレートしてきている。ハンドルコントローラーやアクセルブレーキペダル、それらを搭載できるコックピット型ベースはもちろんのこと、レース中のGを再現する大掛かりな装置までさまざまなシステムが考案されている。
今年7月には「GTultimate V2 Motion Racing Simulator Cockpit」というレーシングシミュレーターコックピットも発売されており、今なお進化を続けている。
あるいはこれとは逆に、上記の「次世代レースゲーム」のように、現実でレースゲームをやってしまおうという発想を実現する人々もいる。
※RCカーをハンドルコントローラーで操作し、カメラの映像をHMDに送る。開発風景まで収録されている。
※現実のドライブを三人称視点でやってみようという企画。
こういったさまざまな試みが行われているのは、レースゲームが現実を追いかけ続けてきた結果だろう。技術の進歩はさらに新しい形のレースゲームを生み出すかもしれない。
文/古嶋誉幸