海洋ダイビングアドベンチャー『ABZÛ』が海外のNintendo Switchで発売決定。あふれんばかりの色彩と、生命の息吹が鼓動する水中世界を旅しよう

 『風ノ旅ビト』アートディレクターのMatt Nava氏が設立したGiant Squid Studiosが送る海洋ダイビングアドベンチャー『ABZÛ』が、Nintendo Switchで発売されることが発表された。配信は2018年11月29日、海外向けのアナウンスであり現時点で日本での発売は未定。

 『ABZÛ』はプレイヤーがダイバーとなって、海中を探索しつつ、古代遺跡の謎を解き明かすアクション・アドベンチャーゲームだ。実在する海洋生物から、絶滅した生物と出会いつつ、古代遺跡を通じて世界の謎を解き明かしていこう。

 海草や珊瑚、色とりどりの海洋生物や差し込む光によってダイナミックに変化する海中世界の光景は極めて美しい。本作は『風ノ旅ビト』と同じく、テキストや音声で説明することを廃して、美しいビジュアルと演出だけで物語や世界観を感じさせる独自の手法を取っている。

(画像は505 Games | ABUZより)

 本作はもともとthatgamecompanyで『風ノ旅ビト』の制作に関わっていたMatt Nava氏が、『風ノ旅ビト』のような砂漠ではなく、もっと躍動感に溢れて活気がある世界を作ってみたいと思ったのが制作のきっかけだ。
 その後、氏はthatgamecompanyを退社して、Giant Squid Studiosを設立。13人のスタッフで、3年をかけて『ABZÛ』は制作された。ゲームにはMatt Nava氏のスキューバーダイビングの趣味や、海や海洋生物への愛着が色濃く反映されている。

 本作のさらなる売りのひとつとして、『風ノ旅ビト』のコンポーザーであるAustin Wintory氏が楽曲を担当している。『風ノ旅ビト』の音楽はビデオゲームにしては異例のグラミー賞にノミネートされるほどの評価を受けたが、本作でもAustin Wintory氏らしいドラマティックで荘厳な音楽は健在だ。『風ノ旅ビト』の砂漠に対して、『ABZU』の海中で奏でられる音楽は、幻想的な世界を違ったアプローチから盛り上げてくれる。

 巨大なエイやイルカに掴まりつつ、海中をゆったりと移動しているだけでも楽しい本作。Nintendo Switchで、寝転びながらプレイするとよりリラックスして世界に浸れることだろう。日本でのNintendo Switchでの展開はまだ未定だが、続報に期待したい。

文/福山幸司

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ライター
福山幸司
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman
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