12月27日12時から国内最大のオフラインゲームスピードランイベント「RTA in Japan 3」がスタートする。12月31日19時までの約100時間、この日のために腕を磨いた約80名のランナーが約60タイトルでゲームの速解きに挑戦する。イベントのタイトルにもある「RTA」とはReal Time Attackの略で、ゲームを最初からプレイし、どれだけ早くクリアできるかを実時間で競う。
イベントは東京の「ハンドレッドスクエア倶楽部」で行われ、実際に会場に遊びに行くことも可能だ。
オフラインイベントではあるが、ゲームプレイの様子はTwitchにて生中継される。Twitchのチャンネルではスポンサー登録者も募集しており、公式サイトではスポンサー登録方法も紹介されている。スポンサーに登録すれば、そのチャンネルで独自に設定された特別なエモートが利用できるほか、広告も一切流れなくなる。
なお、Amazon Prime登録者はTwitch Primeへアカウントを無料でアップグレードでき、月にひとつのチャンネルに無料でスポンサー登録が可能になる。もしAmazon PrimeユーザーでTwitch Primeに登録していないのなら、無料のゲームやアイテムの配布も行われるお得なTwitch Prime会員に登録するといいだろう。
また、今回はじめての試みとして、イベント会場にて公式グッズの販売が行われる。売り上げの三分の一が北海道胆振東部地震の支援への寄付金となる。通販などは行われないので、会場に行けるのであればぜひ手に入れてほしい。
【開催まであと6日】会場で販売するグッズについて初公開です!
— RTA in Japan (@RTAinJapan) December 21, 2018
RTAちゃんの描き下ろしとイベントロゴのアクリルキー、本のしおりなどを用意しております!
こちらは実験的な試みとして、売上の1/3を北海道胆振東部地震の支援への寄付金とさせていただくチャリティ販売となっております。 #RTAinJapan pic.twitter.com/8Mgp6iPNnE
スケジュールはすでに発表されており、27日12時の『Bloodstained: Curse of the Moon』から始まり、スーパーファミコンの『スーパードンキーコング』シリーズ3作完全クリアを目指す約5時間のリアルタイムアタックがフィナーレとなる。各ゲームの説明やランナーなど、詳しい競技内容は公式サイトで紹介されている。
競技に使われるタイトルは『Getting Over It With Bennett Foddy』や『風のクロノア: door to phantomile』といったRTAでもおなじみの種目であるアクションゲーム、『Undertale』や『STAR OCEAN SECOND EVOLUTION』など長時間の挑戦となるRPG、さらにはどうやって速解きするのか想像のつかない変わり種『くまのプーさんのホームランダービー!』のRTAなど、さまざまな種目が用意されている。
ゲームの内容に合わせてレギュレーションもさまざま設定されている。多くの競技で設定されている「Any%」は途中経過にかかわらず最速クリアを目指す、もっとも基本的なレギュレーションだ。そのほか、バグ利用の有無、ゲームの難易度といったものや、たとえば『マイティボンジャック』であれば「爆弾ワープ無し・真エンディング」といった個別の設定もある。
リアルタイムアタックでは、通常のプレイでは使わないようなテクニックが多く利用される。見ているだけではランナーが何をやっているか理解しにくい場面もあるだろう。しかし、各ゲームには実況と解説も付くので、ゲームのRTA競技の専門的な知識の無い人でも安心して楽しめる。
RTA in Japan 3、本日12/27の12時よりいよいよ開幕です!
— RTA in Japan (@RTAinJapan) December 27, 2018
イベントの模様はTwitchで配信され、ゲームスケジュールも公開しております!是非ともご視聴ください! https://t.co/iSbmGQ22Zj https://t.co/FcP1LFKr8a #RTAinJapan pic.twitter.com/EbELTAnwbm
2018年を締めくくるゲームの速解きイベント「RTA in Japan 3」。オンライン、オフラインとも、ぜひ参加してほしいイベントだ。
文/古嶋誉幸