フィギュアの製造・販売を行う玩拓(GANTAKU)がコナミよりライセンスを受け、『悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲』より主人公アルカードのフィギュアを制作。1月16日より予約販売を開始する。2月12日までの期間限定予約で限定数は1000体。発売は7月ごろ、価格は3100元、日本円にして約5万円だ。
値段に見合うだけの大きさを誇り、約1/5スケールで高さ48cm、重さは台座も含めて全体で6.7kgとなっている。
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アルカードは1989年に発売されたファミリーコンピュータ向けソフト『悪魔城伝説』で、主人公のパートナーとして初登場したキャラクターだ。1997年に発売されたPlayStation用ソフト『悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲』では、主人公としてデザインを一新して登場した。
『悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲』は、それまでのシリーズからシステムも大きく変更された。RPGのようなアイテム収集や成長要素、探索重視のゲームプレイは、本作がゲームジャンルのひとつとなるほど今なお愛され続けている。
海外で『悪魔城ドラキュラ』シリーズは、『Castlevania』シリーズという名前で親しまれている。特にインディーゲームで人気のジャンルである「Metroidvania」は『Metroid』と『Castlevania』を組み合わせた造語だ。
『悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲』は耽美的なイメージを作るため、イラストレーターの小島文美氏を起用。『悪魔城伝説』ではマントを羽織ったオールバックの黒髪というクラシックなドラキュラ伯爵といった風貌だったアルカードは、『悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲』では金髪をたなびかせる若い貴族風の男性となった。『悪魔城ドラキュラ』のアルカードと言えばこちらを思い浮かべる方のほうが多いだろう。
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フィギュアは小島文美氏のイラストを三次元造形として解釈を行い、イラストに可能な限り近づけようとしている。豪華でシックな貴族の装いを再現し、手には彼の武器である剣と盾が握られている。また、盾ではなく小さな十字架を持たせることもできるようになっている。そして、台座にはコウモリや狼といった彼の能力を象ったレリーフが彫られている。
非常に高価なだけに顔や髪の造形だけでなく、写真から衣装の質感まで伝わってくるような精緻なフィギュアとなっている。日本からの予約や発送が可能かは不明だが、玩拓の日本語公式ツイッターでも宣伝されており、日本にも支社があるだけに期待できる。
予約開始は現地時間で1月16日からなので、ほしい人は忘れずにツイッターや公式サイトをチェックしてほしい。
ライター/古嶋誉幸