「ごく普通のシカ」になると銘打ったスローライフ街破壊ゲーム『DEEER Simulator』がカオス。開発を本格始動するクラウドファンディング実施へ

 世の中には羊を題材にしたふざけたゲームが「シミュレーター」と称して存在しているが、あまり奇抜ではない動物のゲームを求めている人もいるかもしれない。そんな人に朗報だ。ごく普通のシカのゲームを目指す『DEEEER Simulator』クラウドファンディングがCamp Fireにてスタートした。

 支援ページによると本作のジャンル名は「スローライフ街破壊ゲーム」とのこと。公開されている動画では、箱庭的な街中にシカが気持ちよさそうに闊歩。すると首を伸ばして、角を街灯に刺して『Marvel’s Spider-Man』の如く、スイングアクションを繰り出している。シカの個性を存分に活かした縦横無尽に駆け回るゲームになるようだ。

 動画では二足歩行するシカも登場。猛ダッシュから車をぶっ飛ばす様子や、シカが馬にまたがり『レッド・デッド・リデンプション2』のアーサーの如く乗馬する愛らしい姿も。またシカ以外にも、牛、トラ、象、ペンギン、ホモ・サピエンス、シマウマと様々なバリエーション豊かな動物が登場するようである。

 なお、シカとは、鯨偶蹄目シカ科に属する哺乳類の総称である。世界中の森林に約16属36種が生息している。日本では古来から神獣とされ、奈良では奈良公園を中心に1500頭以上のシカが生息しており、国の天然記念物に指定されている。しかし近年では農家を中心に食害が増加しており、昨年からは管理計画に基づき捕獲を開始してている。捕獲されたシカは今後の保護管理のあり方に役立てるという。

 なお本作は、約半年前にTwitterで動画が投稿され話題になったこともある。反響の大きさから制作者の阿部さんは、大学をやめて本格的なゲーム制作の道を決意したという。

 クラウドファンディングでは、2000円からの支援が対象で、ゲーム本編が付属するのは5800円のコースとなる。完成後にはPCとスマートフォーンで販売予定だが、クラウドファンディングへの支援者向けに限定のスピンオフゲームを制作をするという。目標金額は100万円で、2019年代の発売を目指すという。

 Twitterの動画で以前から気になった人は、シカが好きな人、ごく普通のシカのゲームを遊びたい人は、支援してみてはいかがだろうか。同作の対象プラットフォームはPC、スマートフォン。各リワードのお届け予定は2019年12月とされている。

ライター/福山幸司

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ライター
福山幸司
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman
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