言葉が通じない少女と館から脱出するVRアドベンチャーゲーム『Last Labyrinth』のクラウドファンディングが開始。『どこでもいっしょ』や『人喰いの大鷲トリコ』の開発者手がける

 VR脱出アドベンチャーゲーム『Last Labyrinth』のクラウドファンディングがKickstarerで開始した。本作は『どこでもいっしょ』シリーズのディレクター/プロデューサーを務めた高橋宏典氏が手がけている。配信プラットフォームはPlayStation Store、Steam、Oculus Store、Microsoft Store。発売は2019年春を目指すという。

 気が付くと見知らぬ館にいた主人公。しかも自分の体は拘束具で車椅子に全身が固定されている。頭と指先だけは自由に動かすことができた。そんな主人公の目の前にはひとりの少女が冷たい瞳でこちらを見つめていた。どうやら言葉は通じないが、首を振ることによって意思を伝えることができるようだ。身動きはとれないが、頭のレーザーポインターを使って、脱出の鍵となるものを指し示し、言葉を通じない少女を誘導してあげながら、一緒に館の脱出を目指すゲームだという。

 この少女を演じるのは、『METAL GEAR SOLID V THE PHANTOM PAIN』クワイエットを演じたステファニー・ヨーステンさんだ。クワイエットも言葉を失ったキャラクターだったが、本作でも言葉が通じないうえでの演技力は活かされることだろう。

 本作は経験豊富なスタッフが多く携わっており『どこでもいっしょ』シリーズのディレクター、プロデューサーの高橋宏典氏、『パペッティア』のゲームデザイナー、『人喰いの大鷲トリコ』のゲームデザイナー(物理)を担当した渡邉哲也氏『ICO』『ワンダと巨像』でキャラクターアニメーターを務めた福山敦子氏『グランツーリスモ4』 でランドスケープデザイナーを務めた草場美智子氏『スーパーロボット大戦』シリーズでサウンドとSEを手がけた花岡拓也氏、テーマ曲は『聖剣伝説3』『ソウルキャリバーV』菊田裕樹氏が手がけている。

(画像はKickstarter | Last Labyrinthより)

 このようにゲーム開発は経験豊富なスタッフな手掛けており開発そのものは順調だが、本作は初めての自社パブリッシングに挑戦しており、多くの人にこのゲームを知って応援していただきたいとして、クラウドファンディングを立ち上げたという。本作はゲームのリリースそのものは確定しており、クラウドファンディングの目的は広報・宣伝・イベント開催などのプロモーション費用、リワード制作の関連費用に使われる。バッカーの支援金額、Twitterのフォロワー数など、ミッション達成によって、ビデオメッセージや、ファンミーティングの開催が決定するという。

 注意点としては、本作はPS VRに対応しているが、PS VRのDLキーはリワードに含まれていないこと。また目標金額の200万に達成しなかったときは、リワードアイテムは制作されない。リワードアイテムはアートブックや、ポスター、Tシャツなど。ファンミーティングを開催させたい、リワードアイテムや、開発の進捗状況が知りたい方は、本プロジェクトを応援してみてはいかがだろうか。

ステファニー・ヨーステンさんからのメッセージ
『Last Labyrinth』の一部になれるのは大変光栄です。私が初めてデモプレイしたとき、すぐに、そして完全に、その神秘的な世界に魅了されました。また、これまで見たこともない方法でVRを体験させてもらいました。『Last Labyrinth』は世界中のゲームユーザーにとっても、新たな体験になると思います。

 

高橋宏典氏のコメント
過去、仮想キャラクターとコトバによるコミュケーションにチャレンジしました。今回は、VRという新しい技術の上で、仮想キャラクターとの非言語的なコミュニケーションにチャレンジします。カティアという少女の存在により、館に散りばめられた謎解きもひと味違ったものになったと思います。どうぞご期待ください。

 

渡邉哲也氏のコメント
ゲームメカニクスのコアであるカティアとの非言語的コミュニケーションを実現する為、いかにカティアが「人間らしく振舞う」か、その表現に挑戦しています。彼女がそこにいる運命共同体だと感じてもらえるよう鋭意制作中です!

 

福山敦子氏のコメント
謎を解くだけでなくカティアとの空間をしみじみと感じられる作品になるよう制作に励んでいます。VRならではの表現の楽しさ、難しさに翻弄されっぱなしですが、カティアが皆さんに愛されるキャラクターになるよう頑張りますので、どうぞ楽しみにしていてください。

 

草場美智子氏のコメント
『Last Labyrinth』での背景制作という仕事は、その舞台となる「謎の館」の世界観を如何に感じ取ってもらえるかを組み立てていくことだと思っています。 こうするとカティアは困りそう!怖がりそう!といつも考えながら鋭意制作中です。ご期待ください。

 

花岡拓也氏コメント
新しい技術や開発環境への挑戦はいつでもわくわくするものです。 この「VRという技術の中にある奇妙な世界」を知った時、カティアは既に生き生きと存在していました。彼女に対する愛しさと、ギミックへの暗い情熱。どちらも視覚に加えて、更にもう一歩、プレイヤーの感情をかき立てるようなサウンド制作を進めていますので、どうぞご期待ください。

【更新 2019/1/28 11:20】 タイトル、本文中の誤字脱字を修正しました。

ライター/福山幸司

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