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井戸の中をひたすら落下し続けるシューティング『Downwell』が1月31日にNintendo Switchで配信決定

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 インディーゲームクリエイターのもっぴん氏は、『Downwell』Nintendo Switch版が1月31日に配信されることを明かした。

 2Dのジャンプアクション・シューティングの『Downwell』の目的は、靴型兵器やガンブーツを駆使して敵を撃ったり、踏んづけたりしながら、奇妙な井戸をひたすらもぐって底を目指していくこと。

 白黒が基調となる独自なアートスタイルを発揮したドット絵のグラフィックと、従来のシューティングではあまり見られない、縦に落下していくことに特化したアクションが魅力的だ。

 ガンブーツを撃つと、敵への攻撃と共に落下の減速を抑えられる。ただし、弾数には限りがあるので安全な場所に着地することでチャージしよう。途中にあるアイテムを取得するとガンブーツの威力があがったり、攻撃が多彩になっていく。

 ステージクリアごとに様々なアップグレードを取得できるほか、道中にあるお店で、敵を倒すと手に入るジェムを使ってアップグレードすることもできる。攻撃を強化することによって、プレイスタイルがどんどんと変化していく楽しさがあるのが特徴だ。

 ただし、ゲームオーバーになると取得したアップグレードはすべて失われてしまう。さらに本作のステージはランダム生成されているので、プレイする度に異なった敵の配置、地形になる。

 そのため、純粋に自分の腕だけを頼りに攻略していくしかない。難易度は高めだが、繰り返し遊べばプレイヤースキルも上達していくのが実感できるだろう。

 なお、もっぴん氏は新進気鋭のクリエイターで、大学生のときから『Downwell』を制作をはじめた。特に注目を集めたのは、『Hotline Miami』で知られる海外のインディーゲーム・パブリッシャーDevolver Digitalが、本作のパブリッシングを務めることになったことだ。

 これは世界デビューを意味しており、日本の若きインディーゲームクリエイターの代表的な人物として、一躍、時の人となった。

 その後は任天堂に就職。しかし、今年の1月1日に任天堂を退職したことを明かし、再び独立したゲームクリエイターとしてインデペンデントでやっていくという。『Downwell』をNintendo Switchで遊びつつ、才能豊かなもっぴん氏の動向にも注目していきたい。

ライター/福山幸司

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ライター
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福山幸司
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman

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