カプコンは『デビル メイ クライ 5』の出荷本数が200万本を達成したと発表した。3月8日からPS4とXbox One、PCにて販売されている本作は、およそ2週間ほどでダブルミリオンに至ったことになる。
同社は公式サイトにてミリオンセールスを達成した作品を掲載しているが、2008年にリリースされた『デビル メイ クライ 4』はシリーズ最高の300万本を出荷販売しており、本作がそれを超えるのは時間の問題だろう。
本作は、ナンバリングタイトルとしておよそ11年ぶりの新作だが、長いブランクをものともせず、根強いファンが支持した形だ。記事執筆段階では、Metacriticでの平均スコアは、PS4版、Xbox One版とも87点と高い得点をマーク。一部の海外メディアからは早くもゲーム・オブ・ザ・イヤーの候補と成りうるゲームとして賞賛されている。
カプコン内製の「REエンジン」によって、最新のスタイリッシュ・ハイスピード・アクションとして蘇った本作は、シリーズの伝統を守りつつ、野心的なアイディアを盛り込み、正統進化の呼び声も多い。ネロ、ダンテ、Vの三人のプレイキャラクターを操作し、悪魔たちをなぎ倒していくだけではなく、使役することもできる。ストーリーも好評で、シリーズを知っていれば嬉しくなるような集大成的な趣すらある。
約一ヶ月前には『バイオハザード RE:2』が全世界で400万本の出荷が達成したと報じられていたカプコン。昨年は『モンスターハンター:ワールド』の出荷数も1190万本を突破している。近年、快進撃が止まらないカプコン。本作も最終的にどこまでセールが伸ばるのか注目だ。
ライター/福山幸司