DotemuはGuard Crush Games、Lizardcubeとともに現在開発中の『Streets of Rage 4』のゲームプレイトレイラーを公開した。25年ぶりに復活したベルトスクロールアクションゲーム『ベア・ナックル』シリーズの最新作にふさわしく、なめらかで派手な戦闘が確認できる。
『Streets of Rage』は日本では『ベア・ナックル 怒りの鉄拳』として1991年に発売された。今回公開されたトレイラーでも戦っているアクセル・ストーンとブレイズ・フィールディングを含めた3人の元警官が、街を脅かす悪と戦う作品。
高難度ながら爽快なアクションやゲームバランス、そして古代祐三氏のBGMなどから高い評価を受けている。メガドライブやマスターシステムといったセガ系のハードだけでなく、ニンテンドー3DSやプレイステーション 3、スマートフォンやPCとさまざまなハードに移植されている。
1993年にはソフトのデータ容量が大幅に増し、プレイアブルキャラクターも4人に増えた『ベア・ナックルII 死闘への鎮魂歌』が発売される。必殺技やさまざまなコンボなど格闘ゲームのエッセンスを取り入れた爽快な戦闘により、本作は前作以上に高い評価を得ている。
1994年に『ベア・ナックルIII』が発売され、今作『Streets of Rage 4』が発表されるまで事実上の最終作となっていた。3D化を目指すようなさらなる続編の構想はあったものの、『ベア・ナックルIII』発売後から25年の間は、正当な続編がリリースされることはなかった。
『Streets of Rage 4』は、セガが正式に開発を許可した正当な続編となる。メインで開発を行うLizardcubeは、2Dアクションゲーム『Wonder Boy: The Dragon’s Trap』をリリースしている。
1989年に発売された『モンスターワールドII ドラゴンの罠』のリメイクで、『Streets of Rage 4』でも存分に発揮されている手書き風のなめらかなアニメーションが特徴となっている。
共同開発を行うGuard Crush Gamesは、実写ベルトスクロールアクションゲーム『Streets of Fury』をリリースしている。ベルトスクロールアクションや格闘ゲームへの愛のあふれるパロディがふんだんに散りばめられた愛すべきバカゲーとして、高い評価を受けている。
『Streets of Rage 4』の発売日やプラットフォームなどの情報はまだ発表されていないが、ゲームイベントでもプレイアブル出展されるなど順調に開発が進められているようだ。
評価の高いベルトスクロールアクションゲームの四半世紀ぶりの復活ということもあり、期待している方も多いだろう。続報を期待して待ちたい。
ライター/古嶋誉幸
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