バンダイナムコエンターテインメントは、Nintendo Switch向けタイトル『ドラえもん のび太の牧場物語』の発売日が6月13日となることを発表した。価格は税別6100円。早期購入特典は「のび太の部屋セット」を入手できるダウンロードキーが付属する。あわせてプロモーションビデオ第1弾が公開、公式サイトもリニューアルされている。
本作は大人気の国民的アニメ『ドラえもん』とマーベラスの『牧場物語』シリーズがコラボを果たした作品だ。ゲームの舞台となるのは神秘的な大樹がそびえたつ「シーゼンタウン」。ある日、ドラえもんと仲間たちはこの町の大樹の根本で目を覚まし、ひみつ道具を無くして元の場所に戻れなくなってしまう。のび太は心優しい少年「ランチ」から牧場を借り、牧場で作物を育てたり、動物の世話をしたり、ほのぼのとしたスローライフをひみつ道具を探しつつ体験していくことになる。
プレイヤーはのび太となって、牧場主となり、収穫までのスケジュールや、季節を気をつけながら、四季折々の作物を耕したり、動物たちの世話をする。『牧場物語』同様、町の人と絆を深めることができ、ハートフルな人間ドラマが描かれるという。またそんなときは、ひみつ道具が見つかることも。ひみつ道具を使えば、より牧場は発展していくだろう。
ドラえもんは、町長のお手伝いをしながら、ひみつ道具でのび太の牧場生活をサポートしてくれるようだ。しずかちゃんは、街にある病院で病人やケガ人の世話を、ジャイアンは大工屋「トンテンカン」の見習いとして修行中、スネ夫は料理屋「モグモーグ」でお手伝いをしている。さまざまなキャラクターがどのように描かれて、物語が絡んでいくのか気になるところだ。
『ドラえもん』シリーズといえば、劇場版の『ドラえもん のび太の日本誕生』や『雲の王国』など、よく「街づくり」がテーマとして描かれる。本作はそういった街づくりを『牧場物語』として体験できるゲームといえるだろう。もちろん劇場版同様、オリジナルキャラクターが多数登場する。牧場を貸してくれた心優しい少年「ランチ」や、町一番の年配者でランチとふたり暮らしをしているおばあちゃんの「パスチー」、子どもに厳しいところのあるシーゼンタウンの町長「ヤーメイ」、こういった個性豊かなゲームオリジナルキャラクターにも注目だ。
本作はシステム的には『牧場物語』がベースとなりつつも、ドラえもんの設定を活かしたストーリーも気になるところだ。なぜのび太たちは目覚めると大樹のふもとにいたのか、どうやって元の世界に帰れるのか、ひみつ道具はどのように活躍するのか。発売が待ち遠しい。
ライター/福山幸司