たかがステージ作りだと思ってませんか?『スマブラSP』のステージ作りはただステージを作るだけではない自由な発想で進化中

 『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』(以下、スマブラSP)の大型アップデート3.0が4月18日に配信され、「ステージ作り」とユーザー制作コンテンツを共有する「みんなの投稿」がスタートしてから1週間が経った。『大乱闘スマッシュブラザーズX』から続くステージ作成モードは、タッチ機能での地形作成や多彩なオブジェクトの設置を備え、さらに今作ではレイヤーにも対応し自由度が向上している。

 そんなステージ作りで、思わず見ているだけで楽しい力作が多数のユーザーから投稿されている。特に見られるのが、さまざまなゲームを再現したステージだ。もともとたくさんのゲームからキャラクターが一堂に会するゲームだけに相性が良い。『メトロイド』を再現したステージや、『ドンキーコング』を再現したものなど、ともすれば公式でも同じ様な発想があったかもしれないと思わせるものも多い。

 『スマブラSP』のステージでは『ドンキーコング』から「75m」が登場したが、もっとも有名なのはこの25mのマップだろう。転がるタルまで再現されており、かなりそれらしいものになっている。

 『星のカービィ』から敵キャラクターロロロとラララとの戦いを再現したマップは思わず唸るクオリティ。ふたりはもともと『エッガーランド』シリーズの主役で、名前はロロとララだった。攻撃手段のエメラルドフレーマーは真っ赤な溶岩に置き換えられ、当たれば吹っ飛ぶようになっている。なお「ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online」では、彼らが登場する『アドベンチャーズ オブ ロロ』で遊ぶことができる。

 『大乱闘スマッシュブラザーズ64』からセクターZのマップも公開されている。トレードマークであるZの文字も再現されており、アーウィンも飛んでいる。似たような構成のマップとして『スマブラSP』には「惑星コーネリア」が収録されているが、グレートフォックスを横から見るステージと言えばこちらを思い浮かべる方も多いかもしれない。

 さらに人気なのは二次創作マップだ。『スマブラ』とは無関係なキャラクターを再現したものや、インターネットミームなどさまざまなステージが公開されている。前述の原作再現とも似たようなものだが、こちらではステージよりさらに直接的なものをいくつか紹介したい。

 「ステージ作り」ではタッチパネルで描く自由形の他に四角や丸を描くことができる。四角を利用してドット絵を再現するのはポピュラーなステージになっている。『ロックマン』『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』のロゴなど、見知ったキャラクターがドット絵で再現されている。

 『Undertale』も人気のモチーフになっている。特徴的な戦闘シーンはオブジェクトをレールで移動させることで再現されている。ゲーム画面やキャラクター、ゲームロゴを再現するものが複数公開されているが、重要な要素であるハートはほぼ例外なくどこかに設置されている。

 インターネットミーム、あるいは話題になった事件から着想を得たものも多数公開されている。たとえばこのステージ。プリンにカニがぶつかる絵だけ見てもいったい何を示しているかわからないが、『スマブラDX』大会にて、優勝したプリン使いの選手にカニがぶつけられた事件を知っていれば納得できる絵になる。

 DVDプレーヤーのスクリーンセーバーも『大乱闘スマブラSP』のステージになった。こちらは画面の角にぶつかるときちんと跳ね返るようにレールが設定されている。流行ったのは随分前な気がするが、実際はまだ半年も経っていないことに驚かされる。

「あのDVDロゴ」がただ跳ね返るゲーム、誕生から20年以上の時を経て発売。『Bouncing DVD : The Game』がSteamで無料配信

 つい最近話題になったじゃんけんもステージになっている。たかが『スマブラ』、そう思ってないですか?それやったら明日も俺が勝ちますよ。ほな、いただきます。

 ステージ作りを芸術的な魅せプレイへと発展させた人々もいる。ワープや溶岩を使い吹っ飛びの距離を完璧に計算して、まるで『ドラゴンボール』のような攻撃方法を編み出している。ステージ作り応用編と言える内容だが、発想次第で通常とは大きく異なる使い方もできそうだ。

ライター/古嶋 誉幸

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