Abylight Studiosは、Heart Machineが開発するアクションアドベンチャーRPG『Hyper Light Drifter』のiOS版を本日7月25日より発売する。記事執筆時点ではまだ予約価格4.99ドルだが、発売後は6.99ドルに値上げとなる。
iPad Proでは120fps、iPhoneやその他のiPadでは60fpsで動作する。MFi認証済みコントローラーにも対応し、装備やマップが追加されたNintendo Switch向け『Hyper Light Drifter Special Edition』と同等の内容となっている。日本語にも対応済み。Abylight Studiosから、タッチパネルを使用した場合のゲームプレイの様子も公開されている。
『Hyper Light Drifter』は2016年に発売されたアクションアドベンチャーRPGだ。プレイヤーは、古代技術を使用する術を知る正体不明の病に侵された漂流者となって、16bit風の美しいグラフィックで描かれた荒廃した世界を旅する。
ゲームのコンセプトは、製作者であるアレックス・プレストン氏の個人的な経験に基づいている。氏は先天性心疾患を抱えて生まれ、これに関連した消化器系、免疫系の問題で幾度も死の淵に立たされてきたという。ゲーム開発中の2015年にはペースメーカーの植え込み手術を受けている。漂流者が病気で苦しむ姿は、氏の経験が色濃く反映されている。
ゲームはアートスタイルやゲームプレイで高い評価を受け、Independent Games Festival 2016では、オーディエンスアワードとエクセレンスインビジュアルアートアワードの2部門を受賞。Nintendo Switchで発売された『Hyper Light Drifter Special Edition』はメタスコア88点という高得点を得ている。
コントローラーにも対応しているが、公開された動画を見る限りタッチパネルでの操作も悪くなさそうだ。同等の内容であるコンソール版に比べても半分以下の価格で、これまでゲームをプレイしたことが無い方でも入りやすいバージョンと言えるだろう。グラフィックを見てピンと来た方は、ぜひ本作をプレイしてみてほしい。
ライター/古嶋誉幸