立ち絵や背景をつけてセッションが楽しめる無料ツール『TRPGスタジオ』配信開始。プレイ後に動画やゲームとして出力することも可能

 STRIKEWORKSは、テキストセッションツール『TRPGスタジオ』の配信を開始した。テーブルトークRPGのオンラインセッションに、キャラクターの立ち絵と背景、BGMを加えて出力することができ、そこからノベルゲーム開発ツール『ティラノビルダー』と連携させることによって、そのセッションを動画やゲームとして出力することができる。

 『TRPGスタジオ』はブラウザ上で動作し、最新のGoogle Chromeを使用することが推奨されている。公式サイトにPC、もしくはスマートフォンでアクセスして遊ぶことができる。ユーザー登録にはTwitterアカウントへの認証が必要になり、認証後にルームを作成するか、途中参加することによって、手軽にTRPGのセッションを遊ぶことができる。

 同時プレイヤー数はルームごとに設定されており、5人までの小部屋、10人までの中部屋、20人までの大部屋に分かれている。チャットでコミュニケーションを取ると、テキストウインドウに自動的に名前とメッセージが反映される仕組みになっており、自作やフリー素材の立ち絵や素材を使いつつ、用意したシナリオで、手軽にビジュアルノベルのようにTRPGを楽しむことができそうだ。

 ゲームマスターとプレイヤーで見えている画面が異なる仕組みとなっており、ゲームマスターはキャラクターの立ち絵や、背景、アイテムやBGMや効果音を設定できるほか、TRPGにかかせない「ダイス」を振ることができる。ダイスは4面体から100面体まで対応しており、複数のダイスを同時に振ることもできる。メンバーの退場やテキストの配置など、ゲームマスターにはさまざまな権限が付与されている。一方、プレイヤー側はメッセージの投稿や、ダイスを振ることなど、限られた操作しかできない。

 また『TRPGスタジオ』で進行中のセッションの模様は、公開してLIVE配信することも可能だ。LIVE中のセッションは公式サイトに表示されており、「ビュワーモード」でゲームに参加せずに観戦だけすることも可能だ。

(画像は『TRPGスタジオ』チュートリアルより)
(画像は『TRPGスタジオ』チュートリアル スマートフォン版より)

 非常に手軽にTRPGのオンラインセッションを楽しめることに加えて、STRIKEWORKSが制作したアドベンチャーゲーム開発ツール『ティラノビルダー』と連携させるができるという点からも、『TRPGスタジオ』は独自の魅力を持っている。リプレイは、絵や台詞、音を後で修正しつつ、動画やゲームとして出力できるので、本ツールから派生して、同人ビジュアルノベルが誕生するかもしれない。盤機能こそないものの、TRPGのオンラインセッションのツールとしては、台風の目となる可能性を秘めたツールといえるだろう。

ライター/福山幸司

ライター
福山幸司
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman
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